新版 マンションはこうして選びなさい

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34碓井民朗碓井建築オフィス代表失敗しないモデルルーム見学マンションの販売価格はこうやって比較しなさい!モデルルームや販売センターでは、価格についてもチェックしましょう。価格のチェックには、同じマンショ....

34碓井民朗碓井建築オフィス代表失敗しないモデルルーム見学マンションの販売価格はこうやって比較しなさい!モデルルームや販売センターでは、価格についてもチェックしましょう。価格のチェックには、同じマンション内における住戸間の比較と、周辺にある競合他社のマンションとの比較の2つがあります。坪単価200万円で20坪の住戸なら、1階ごとに80万?200万円程度の差になります。妻側住戸や最上階は希少性が高いのでさらに割増価格にし、逆にマイナス要因のある住戸は割安に設定します。 こうした価格差が、住戸の住み心地や将来、転売するときの価格差として妥当かどうか考えてみてください。 周辺のマンションと比較する場合も、中間階の中住戸の単価を基準にします。ただ、不動産にはまったく同じものはなく、同じ最寄り駅周辺で10%程度の差ならほぼ同等とみていいでしょう。 しかし、20%以上違うようなら注意すべきです。高い場合は売主が強気の価格設定をしているのか、土地代が極端に高かったりする可能性があります。安い場合も、周囲の建物による日影の影響や近隣の騒音など、何らかの理由があるはずです。あらかじめそうした点をチェックしておけば、購入後に後悔せずにすみます。単価で比較するのが基本 価格を比較するにあたっては、総額とともに1㎡ないし1坪(約3・3㎡)当たりの単価を目安にすることが基本です。たとえば約66㎡(20坪)で4000万円の住戸なら、1㎡当たり約60万円、1坪当たり200万円ということになります。 単価をもとに同じマンション内で比較する場合、売主である不動産会社(デベロッパー)がどのように価格設定を行っているかを知っておくと便利でしょう。 デベロッパーはまず、全体の売上げを設定し、これを販売する住戸の総床面積で割ります。たとえば、販売する総床面積が2000坪で40億円の売上げなら、坪単価は200万円です。この単価を中間階の中住戸から順に、調整して当てはめます。具体的には、階数が1階違うごとに2?5%の差をつけるのが一般的で、