あなたの毎月分配型投資信託が危ない! page 2/10
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2012年、毎月分配型投資信託の業界では分配金の減額ラッシュが一番の話題でした。実に純資産総額上位20ファンド(12年12月末時点)のうち、半数以上が分配金を減額したのです。 その理由としては、各ファンド....
2012年、毎月分配型投資信託の業界では分配金の減額ラッシュが一番の話題でした。実に純資産総額上位20ファンド(12年12月末時点)のうち、半数以上が分配金を減額したのです。 その理由としては、各ファンドの収益減少が挙げられます。収益の減少で毎月の分配金を賄えず、過去の利益の蓄積(翌期繰越分配対象額)から不足分を支払っていたものの、蓄積の減少を少しで食い止めるため、分配金を減らさざるをえなくなったのです。 減額には2つの側面があります。1つは安定した分配金が減額されたという投資家サイドから見たマイナスの側面、もうひとつは分配金の健全性が改善されたというプラスの側面です。そもそも毎月分配型投信の分配金は毎月支払うことが保証されているわけでもなく、また一定の金額が保証されてもいるわけでもありません。つまり、分配金の増減はつきものなのです。 分配金の減額は投資家側から見ると「手取りの金額が減った」となりますが、ファンド側から見ると「少しでも長い期間、分配金を支払うことができる」となります。 たとえば、分配金を支払うための蓄積が1000円だとしましょう。いままで毎月100円ずつ取り崩していたものを、50円の取崩しにすると、支払える期間は2倍になります。分配金の減額はこういった側面もあります。 ただ、投資家としてはやはり減額は好ましいことではありません。次ページからは減額リスクの低いファンドを選ぶ視点をご紹介します。資産残高の大きい人気ファンドの分配金減額はまだ続く可能性も!12