僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。 page 11/16

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ivるはずがないでしょう」と思う人もいるだろう。いや、実際にこの10年、僕はずっとそう言われ続けてきた。 でも、さっき僕が書いた、ミドリムシが地球を救うというのは、何一つ偽りがない、本当....

ivるはずがないでしょう」と思う人もいるだろう。いや、実際にこの10年、僕はずっとそう言われ続けてきた。 でも、さっき僕が書いた、ミドリムシが地球を救うというのは、何一つ偽りがない、本当のことだ。 植物と動物の間の生き物で、藻の一種でもあるミドリムシは、植物と動物の栄養素の両方を作ることができる。その数は、なんと59種類に及ぶ。 しかも体内に葉緑素を持つため、二酸化炭素を取り入れ、太陽のエネルギーから光合成を行うことができる。すなわち、CO2削減という意味でも、救世主となりうる。 さらにそれだけではなく、ミドリムシが光合成により作り出し、体内に蓄えた油を石油と同じように精製すれば、ロケットやジェット機の燃料として使えるバイオ燃料が得られる。 食料、栄養、地球温暖化、エネルギー。これら途方もない問題は、ミドリムシが解決するのだ。 当初はなかなか理解してもらえなかったが、この数年でミドリムシに対する世の中の認識も大きく変わり始め、ようやく僕たちが思い描いていた「ミドリムシが地球を救う」プロセスが、始まりつつある。