僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。 page 10/16
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iii はじめに──くだらないものなんて、ない。未来など、想像したくもない。「人類の希望」といわれた原子力についても、2011年に起きた福島第一原子力発電所の事故を思えば、人類を救....
iii はじめに──くだらないものなんて、ない。未来など、想像したくもない。「人類の希望」といわれた原子力についても、2011年に起きた福島第一原子力発電所の事故を思えば、人類を救うエネルギーにはなりえない。 エネルギーの枯渇、地球温暖化、食料・栄養不足など、これら途方もないくらいの大きな問題を前にすると、人類が果たして解決できるのか、絶望的な気分になってくる人が多いのではないだろうか。 でも大丈夫。実は、解決できる。 その主役こそ、およそ5億年前に地球上に生まれた単細胞生物、ミドリムシ(学名ユーグレナ)だ。 この本は、世界で初めて(2005年時点)、ミドリムシの大量培養に成功したユーグレナという会社の生誕の物語である。 だが、それだけではない。 この本で僕が語りたいのは、「どんなちっぽけなものにも可能性があり、それを追い求めていけば、やがてその努力は報われる」ということの、僕なりの証明だ。 ミドリムシと聞いて、「え、青虫の仲間?」「そんなちっぽけなもので人類の問題が解決でき