LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。 page 10/10
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概要:
それが、今やなんでも揃っている時代になったのですから、「モノを買うために一生懸命働くなんてバカらしい」という感覚になるのも当然のこと。今まではプラスに集めていく時代、でもこれからは削ってマイナスしてい....
それが、今やなんでも揃っている時代になったのですから、「モノを買うために一生懸命働くなんてバカらしい」という感覚になるのも当然のこと。今まではプラスに集めていく時代、でもこれからは削ってマイナスしていくことに幸せを感じる時代になったのです。幸せとは車の両輪のようなものです。かつての日本でたとえるならば、片方がモノ(あるいは給料などのお金)、もう片方が労働になるでしょうか。労働の対価として、お金やモノを得ていくことで、幸せという車は前進していたのです。そうしたプラスをしていく時代には、一生懸命に働き、モノやお金を得ることで、車輪はうまく回っていました。しかし、今は一生懸命働くことと幸せはリンクしなくなっています。仮に一生懸命働いたとしても、まずお金の部分がついてきません。しかもプライベートの部分も相変わらずバランスがとれていないので、精神的には満たされなくて、「今までうまくいっていたのに、なんでうまくいかないんだろう」という思いだけが残るというわけです。新しい幸せの価値観においては、モノではなく、経験から得られる精神的な部分が大きくなりました。では、これを満たすためには何が必要でしょうか。そのひとつにあげられるのが「時間」です。そこで、労働時間を減らし「必要以上に働かない」方向へとシフトしてきたのです。実現しているかどうかは別として、日本の法定労働時間は週40時間、それがデンマークの24