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まえがき 「元気になれるなら、死んでもいい」
第1章 カウンセラー修業の日々
人々の涙に向き合う日々
心療内科ってどんな場所?
心療内科で、どんな治療をしてもらえるの?
「えらいことになっちまった」——私の初日
人間の生命力は時に脆く、時にたくましい
第2章 あせらず、あわてず、あきらめず
熱も下がらず食欲もない——二七歳・既婚・OLの場合
ストレスコントロールを身につける
「怖くてメールボックスを開けられない」——四二歳・中間管理職の場合
普通の風邪と「心の風邪」の違い
働き盛りのビジネスパーソンに多い「仮面うつ病」
場違いな笑いで失敗した——二七歳・営業マンの場合
心療内科の治療も「アンチエイジング」治療
第3章 人は庇護の下で救われる
雑然とした中での安堵感
尊大さからはもっとも遠い“中国の要人”
人は温かい庇護の下にいてこそ救われる
患者さんと共振する私
第4章 死ぬことを考えた日々
内臓を抉り取られたような痛み
当事者の生活と報道の落差
焼け石に水の救急措置
どうしようもなく報われない葛藤
芸能人のリストラ
とてつもなく大きなマイナスエネルギー
「だからアンタはダメなんだ」
自分自身の整理整頓
罪は罪、人は人
「いいじゃない、うちに戻れば」の選択
聖路加看護大学への復学という選択
復学と自己嫌悪との闘い
「ダンゴ三姉妹、ストレート、現役組」
若さという名の「オーラ」
大学が唯一の居場所
家族の平穏さと私の不穏
化粧台に包丁を隠した日
元気になれるなら、死んでもいい
第5章 すべての扉をたたけ
私が取り戻したかったもの
終末病棟訓練で出会った拒絶
「はい」という一言に涙した日
新たなプレッシャー
東京大学大学院医学系研究科受験
新しい自分を手に入れる
ベンツのオープンカーと合否発表
第6章 ヘルスコミュニケーターへの道
マイナスのエネルギーを逆噴射する
求めよ! さもなくば去れ
劣等感すら味方につけて
青天の霹靂の博士課程進学
もう、死のうとは思わない
精神カウンセラー修業と博士論文執筆
新しい挑戦
新たな健康観の誕生
誰もが心を病みうる時代に
あとがき
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