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二〇〇五年冬
第一小節
忘れられた“愛の唄”を探して、
国を想い、国を憂える——
ブッシュ氏、小泉さんへの問い
第二小節
二〇〇一年の春、美しい村に出会った
——新潟県山古志村
非情な災害……そして、邂逅
第三小節
「自由」という名の嘘で固めた
自己偏愛中心主義(じぶんさえよければ)という病
恥知らずで情けなしの大人たちは……
第四小節
何のために生まれてきたのか——
十七歳で、心の病にかかった僕から
新成人のみなさんへエールを
第五小節
ニッポンが失いかけているもの……
節分に「泣いた赤鬼」を思い出した
そう、“善意”は必ず存在するのだ
二〇〇五年春
第六小節
辛い冬でも、必ず次に春が来る
必ず桜の花は咲く
美しく悲しく「頑張れ」と咲く
第七小節
春、卒業、別れの季節
散りゆく桜の花びらに乗せて
「仰げば尊し」を沈吟する
第八小節
働く意味を失いがちな社会
名刺の肩書きは一時のもの——
目の輝きをいつまでも失わずに!
第九小節
国旗掲揚、国歌斉唱問題——
“心”を失い、“金”を追いかける国
いっそ国旗を¥マークにしたらどうだ?
第十小節
北海道から九州まで——
全国を巡った「恋文」ツアー
春爛漫の鹿児島で再会した男は……
二〇〇五年初夏
第十一小節
消滅していく小さな「村」
私の町、私の国——
その誇りや愛を失くしたくない
第十二小節
尼崎・列車事故から一ヵ月——
その報道のあり方への疑問と
「強い善意」の存在について……
第十三小節
花嫁の手を引く初老の父親——
「親父の一番長い日」と
故・山本直純先生の思い出
第十四小節
後を断たない卑怯卑劣の犯罪者
「敬意など、くそくらえ」——
そんな時代の風潮に“源流”を見た
二〇〇五年夏
第十五小節
深い荒野に独りで道を造った男
——大リーガー・野茂英雄投手
日米通算二〇〇勝の大記録に涙
第十六小節
心が疲れたときに委ねてみよう
桜の花びら、ボタン雪、蛍……
秒速五十センチというおだやかな時間
第十七小節
「とこしへ」というアルバムが出来た
テーマは、「日常の中の不安と平安」
そして「フォークソング」……
第十八小節
高校野球の季節に思い出す一戦
“53対1”のコールドゲーム
その1点の重みに、僕は救われた
第十九小節
欄干に置き去りにしたチョコレート
あの日の、切ない思い出……
軍艦は「プロビデンス」と名乗った
二〇〇五年秋
第二十小節
あの頃、テレビは魔法の箱だった
“悪魔の道具”にならないよう
いつまでも夢の機械であってほしい
第二十一小節
自民党の圧勝に終わった総選挙——
その国民の支持率に驚嘆しながらも
小泉政策には注文を言いたい!
第二十二小節
人が人を裁くという重さ——
二〇〇九年からスタートする裁判員制度
その是非をきちんと論議したい
第二十三小節
季節はずれの桜の樹の話
“大王様”の幹が伐られる……
僕は慌てて会いに行った
第二十四小節
日本人同士の会話の崩壊——
言葉によって人は救われ、
言葉によって人は殺されるのだ
第二十五小節
プレーオフ制度は公平なのか?
田尾監督の更迭劇、古田監督就任……
頑張れ、日本のプロ野球!
二〇〇六年冬
第二十六小節
「外道という言葉が好きです」
外国人教授が、僕にそう言った
我が道以外にも道は存在する
第二十七小節
徳島で再会した好青年——
その目に映る“父の故郷・日本”
この国の未来を眠らずに考えた
第二十八小節
挫けるな、社会に丸め込まれるな
自分の「夢」を風に乗せてみよう
決してあきらめずに生きよう
第二十九小節
大みそかの紅白&生番組出演
——番組という生命ある樹を
視聴率の斧で切り倒さぬように
第三十小節
ロックとは、「おかしい」と思ったら
「変だ!」と、恐れずに
口に出す勇気のことをいうのだ
第三十一小節
「拝金主義」の台頭——
たしかにお金は大切だが、
生命や心まで売ってたまるか!
二〇〇六年春
第三十二小節
長崎駅の二番線ホーム——
惨めな帰郷だった
恥ずかしさで震えた膝頭を忘れない
第三十三小節
——我が家の小さな生命の話
生命の意味など誰にも判らない
奇跡は一所懸命の魂だけに降るのだ
第三十四小節
「今生きている自分」を
大切にしようということ
——伝えたいのは唯一つ、だ
第三十五小節
野球の少年ファンを増やした
WBC第一回大会の世界一!
こうして伝説は手渡されてゆく
第三十六小節
母は僕に「おめでとう」と言い、
「私の所に生まれてきてくれて
ありがとう」と言った
二〇〇六年初夏
第三十七小節
日本と韓国の確執——
十七世紀に始まる竹島問題
あなたはどう思う?
第三十八小節
戦争はまだ終わっていない
平和とは何か。正義とは何か
人がささやかに生きる、とは……
第三十九小節
日本人は金に心がいじめられている
心はお金では育たない
心は人の愛が育てるのだ
第四十小節
いまに繋がる無数の生命の物語
それらに感謝しながら
自分の命を大切に生きたい
二〇〇六年夏
第四十一小節
海の季節だ
貧しくても不幸ではなかった
少年時代の誇らしい思い出
第四十二小節
目先のお金、目先の権力……
国家百年の計、という言葉のために
「百年委員会」でも作ったらどうか?
第四十三小節
誰も彼も「無礼」な時代——
強いだけでは駄目なのだ
礼と誇りと謙虚さを持ちたい
第四十四小節
「あなたを思いきります」
——凄絶な別離の儀式、精霊流し
日本の夏は、深く、美しく……
第四十五小節
「夏・長崎から」が終わった
歌わない二〇〇七年の八月六日——
そこに、僕の答えは潜んでいるだろう
二〇〇六年秋
第四十六小節
王子ではなく、未来の玉子を
高校野球で潰してはならない
——“日程”の改善を希望する
第四十七小節
美しき日本の面影——
傷を蒸し返すことなく、
“この国の美しさ”を伝えたい
第四十八小節
急激に増えた、中高年自殺者の数
親の子殺し、子の親殺し——
小泉政権の五年間について
第四十九小節
おそらく、“善い人”故に
安倍新総理に欠けているもの——
それが、「見得」と「はったり」
二〇〇六年初冬
第五十小節
かつて教師は聖職であった
経済活動目的の教師は要らない
現場を去って、金は他で稼いでくれ
第五十一小節
二十五年ぶりの北京訪問
日本人学校の子供達との合唱
……やっぱり涙が出た
第五十二小節
名物ディレクターの死を悼む
歌って一体何だろう
音楽は何処へ行くのだろうか
風が伝える愛の唄
もう愛の歌なんて唄えない ……「Glass Age」より
主人公 ……「帰郷」より
風に立つライオン ……「夢回帰線」より
秋桜 ……「続・帰郷」より
まんまる ……「ADVANTAGE」より
夢一匁 ……「自分症候群」より
祇園会 ……「あの頃について〜シーズン・オブ・グレープ〜」より
奇跡〜大きな愛のように〜 ……「家族の肖像」より
向い風 ……「風のおもかげ」より
天然色の化石 ……「夢回帰線2」より
サクラサク ……「美しき日本の面影」より
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