↑ページトップへ
はじめに
1章 「強さ」より「柔らかさ」を
「ニッポン無責任時代」の衝撃——「……テナコトいわれて、ソノ気になって」
いじめ社会といじめ会社——「たたかう会社員」はどこに?
ある父親のたたかい————当たりま前のことを認めさせた!
おんなの団結——「残業できない女はいらない」とは
ユーモラスな「邪鬼」の表情——雪の西大寺で想ったこと
「百姓」を名乗る!——山村で六人の子どもを育てて……
2章 子どもの未来を閉ざしてはいけない
子どもの夢——そこには「楽しい学校」があった
障害児のいない学校の不思議——「特殊学級」って何だ
悲しい仲間意識——嫌なことはイヤだと言う勇気
里親と里子の関係——「オレにもちゃんと親はおるけ」
つぶされた保育園——「杉並病」が廃園の理由
岸和田「だんじり祭り」の興奮—— 少年たちのあこがれの的
3章 少数者の声を聴く
島に帰る日まで——被災者の喪失感を「近所」が支える
報道されなくなった三宅島——無人の島でみた四匹の猫
東海村の一年——「もう終わりです、じゃないのです」
他国の世界遺産を日本が壊す——オーストラリアのアボリジニの被曝
孤独死があとをたたない——被災者をなおざりの「土建政治」
安心のない基地の島——軍隊は住民を守らない
三八年目の訴え——「弟は犯人ではない」 「冤罪」が他人事でなくなる日
——「リングではひとりでたたかった。しかし、いまは君たちがいる」
4章 たたかいつづけた人たち
市民科学者の遺言『鳥たちが舞うとき』
——高木仁三郎
はじめて会ったころのナイーブな青年のままで
——松下竜一
『事実が私を鍛える』と言いきったジャーナリスト
——斎藤茂男
5章 少年の心、少年の想像力
子どもたちの好奇心——筑豊の悲惨にあたる柔らかい光
馬橇が走っていたころ——青森県を襲った「六ヵ所村」巨大開発
渡り職人「源さん」のこと——工場には自由の風が吹いていた
チンチン電車よ甦れ!——都市はやさしいコミュニケーションの場
学びたい意欲を疎外する教育——産業社会は羊飼い
6章 無節操日本どこへ行く
機密費に群がったのはだれ?——臭いものにはフタをしない
飽食の時代は終わった——農業は他の産業とは違う
美談にしてはいけない——なぜホームに駅員がいないのか
幹部の自己保身・責任逃れ——信用を淡雪のように消した雪印乳業
大人の見識——ガキっぽいお粗末をみせるな
待ち続ける孤独の一〇代——新宿午前一時と渋谷午前三時
ひとに無関心な社会——人間関係崩壊の行きつく先は・・…
ゴミを捨てるモラル・捨てないモラル——天に唾する退廃
非拘束とは何か——市民派進出をカネで抑えるアンフェアー
7章 いま国がなすべきこと
老人の夢を奪う——自自公が丸出しにしたエゴイズム
小さな村の大きな勇気——「原発はイヤだ」と言いきった村民
「五木の子守唄」の村——国策に振りまわされたダム騒動
被害者に冷たい国——被害者に落ち度があるというヘンな常識
忘れてはいけないことがある——「絶滅収容所」で生き残った少年の物語
二一世紀に生きる——いまの若者は、頑迷無知ではない
あとがき
初出一覧
|