梗概
現実とフィクション、絶妙のハーフ&ハーフ わたし—「踊る大捜査線」の脚本家・君塚良一が通うショットバーに現れる 男がいた。夜ごと美女を連れ、予言者のような言葉をつぶやく彼。わたしは 彼に振り回されつつも、その言動からドラマ脚本のヒントを掴んでいく。 夢か現実か、人気脚本家が初の”半小説”スタイルでトリッキーに描き出す、 名作ドラマ誕生の瞬間。
著者紹介
君塚良一 1958年、東京都港区生まれ。萩本欽一氏に師事し、構成作家を経てドラマ脚本 を手がけ始める。92年、初の連続ドラマ「ずっとあなたが好きだった」が大ヒット、 ”冬彦さん”が社会現象化する。以後、「誰にも言えない」「コーチ」「世界で一番 パパが好き」「ラブコンプレックス」など数々のドラマを執筆。代表作「踊る大捜査線」 をはじめ、「ナニワ金融道」「TEAM」「恋人はスナイパー」など、ヒットシリーズは多い。 2004年には初の映画監督業に挑戦。