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序章 黄金の国ジパング
嘉永元年(一八四八年)日本持丸長者集
明治八年(一八七五年)大日本持丸長者委細調大新板
明治四十一年(一九〇八年)大日本金満家一覧鑑資産額
慶応年間・徳川幕府諸侯格式一覧表
昭和八年(一九三三年)帝国興信所調査・全国金満家大番付
明治三十一年(一八九八年)全国多額納税者互選名鑑
第一章 信玄と家康の遺産
両替商と貨幣製造の系譜
両替商はどこから出たか
江戸幕府の貨幣制度
金座の後藤四郎兵衛と後藤庄三郎
銀座の大黒常是と狩野派の画家たち
本阿弥光悦と俵屋宗達の黄金の世界
京の三長者・角倉了以
京の三長者・茶屋四郎次郎
金座銀座を支配した職人技能
近江国の広大な人脈
浅井長政に発する富商たち
尾形家の雁金屋
赤穂浪士討入事件
銀座事件と江島生島事件
将軍吉宗登場
荻生徂来の炯眼
吉宗の幕府財政建て直し
武田信玄の貨幣制度と甲州財閥
信玄と武田一族による金山衆の囲い込み
近江守護・佐々木氏の子孫たち
鴻池が金融業に進出
第二章 ペリー来航の衝撃
幕末に道を拓いた先人たち
福地源一郎と栗本鋤雲の才筆
歴史から消された先駆者の功績
ジョン万次郎とペリー提督
密議する幕府の前に姿を現わした黒船
鍋島閑叟と島津斉彬の千里眼
日本における近代産業の嚆矢
製造業の七割を占めた巨大産業の台頭
生糸輸出が牽引した幕末貿易
横浜輸出貿易が全国一の富を生み出す
生糸輸出商が生み出した郷土銀行
明治産業革命の大動力
近代化を導いた知識伝播の順序
文明開化と安政の大獄
時代に遅れた明治維新の志士たち
小栗上野介の天才
新政府に謀殺された幕末の偉才
第三章 財閥続々と台頭す
維新の志士の経済能力
新政府の財源捻出策
感情を押し殺していた商人たち
三井財閥はどのように誕生したか
明治政府の閨閥
誤って伝えられてきた政府要人の功労
渋沢栄一と沼津兵学校
沼津兵学校を出た俊才たち
井上馨・山縣有朋と三井財閥
廃藩置県の大混乱と大手両替商の破綻
三菱財閥はどのように誕生したか
日本郵船による三井と三菱の合体
住友財閥の誕生
鴻池善右衛門と保田善次郎
綿紡績による大阪の再起
島津斉彬の智恵の遺産
第四章 アジアへ進出せよ
政党政治家と財閥の力関係
大名資産が生み出した華族銀行
特権階級と軍閥の誕生
日本の朝鮮支配と竹島の編入
植民地主義拡大の起源
ファシズム台頭の動力
米騒動
外国人の見た明治維新
あとがき
系図人名INDEX
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