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 ここがおかしい菌の常識

 え! ホントはそうなの清潔・不潔


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表紙




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あなたのキレイ度チェック


1章 菌って何だろう

バイキンは汚い、私はきれい?
いい菌、悪い菌? それは差別だ!
食中毒が減らないのはなぜ?
常在菌の代表ブドウ球菌のおかげ
過度のキレイ症が菌を増やす
男性と女性の肌の違い
えっ、フケで食中毒?
ブルガリアのおじいさんに感謝
納豆菌のあのネバネバが体にいい
O157対納豆菌の勝負
手を洗う平均時間は4.7秒
手の爪、指の股、親指のつけ根をしっかり洗う
心したい食品関係従事者の手洗い
菌の威力はトイレットペーパー36枚重ね
もし私たちの体が無菌だったら
オナラで家族団欒
風邪予防は手洗いと、うがいと、目洗い
子供のO157の原因は父親のケツ!
プールに入る前のエチケット
「流し湯って何?」
人間の体が持つ防衛システム


2章 食中毒はなぜ起きる

におわないのが危ない!
「知らなかった」では遅い!
サルモネラの戦略
家電メーカーさんに物申す!
卵焼きは端っこが安全
「安心して食べられる卵はどれ?」
分厚いステーキは安全
少ない菌でも毒素を出すと怖いO157
腸炎ビブリオは塩が好き
近所づきあいより「菌所」づきあい
ボツリヌス菌は「気が弱い」
調理人のバンソウコは危険信号
できあい食品の「中食」に注意
和歌山カレー事件は食中毒
冷蔵庫を過信するのは禁物
効果的な消毒方法は
諸悪の根源は床と人の手
アブナイ菌の最も多いところは?


3章 ちょっと待て! 抗菌グッズで安心か

まちがいだらけの抗菌神話
ペットボトルに無菌を求めても……
カビより「わしづかみ禁止法」
ホテルにご用心! 消毒済みでも菌
抗菌便座の意味は?
抗菌グッズで命はまもれない
自然との触れ合いが免疫力を高める


4章 病院は危険がいっぱい

どんな病院がいい病院?
清掃も治療の一環
共用スリッパは汚い
化学薬品万能からレス・ケミカルへ
消毒より清掃
手荒れしている看護婦さんはえらい?
見舞の花は危険?
日本とアメリカの衛生観念の違い


5章 これで安心! ころばぬ先の菌対策

「菌」とうまくつきあうために

1 まず正しい手洗いを実践しよう
手洗いにも段階がある
とにかく乾かせ!
台所用漂白剤と乾燥で完全殺菌

2 家庭での食中毒予防のポイント
食品の購入・保存・調理段階での注意点

3 しっかり清掃で実質的衛生
「整理・整頓」は安心な食べ物への近道
密閉住居は西洋式掃除法で

あとがき

PCJ研究会の仲間たち



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梗概

“見せかけの清潔”が食中毒を招く!

日本中を震撼させたO157、大腸菌やサルモネラ菌による食中毒、そして昨今のの抗菌ブームなど、常に目の敵にされる菌。しかし、人間は菌なしでは生きられない。実際は、内と外とさまざまな菌に囲まれ、助けられてバランスをとって生きている。善玉菌、悪玉菌って何? 食中毒はなぜ起きるのか。
冷蔵庫や抗菌商品に頼りすぎて基本の「衛生」を忘れている日常の意外な落とし穴など。半端な知識やウワサに惑わされて過ちを招かないためのうまい菌とのつきあい方のチエを紹介する。



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著者紹介

青木 皐(アオキ ノボル)

Ph.D.(Biomedical Science)
1943年、兵庫県生まれ。
1975年、生物制御企業にて昆虫・微生物の研究に従事。82年、神戸大学医学部研究生を経て、90〜91年、神戸大学医学部(医動物学教室)非常勤講師。93〜95年、東京大学医学部研究員。95〜98年、東京大学総合研究博物館客員研究員(医学部門)。
現在、(株)コントロール・ラボ代表取締役および医療法人愛仁会看護助産専門学校講師(微生物学)を務めるかたわら、医療・食品関連環境から個人の生活環境まで安全で清潔な環境づくりのための「生物制御」に取り組み、テレビ、ラジオ出演、講演と活躍中。
神戸市在住。



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