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はじめに——ネーミングは商品の「魂」そのものだ!
◎——目指すは「殿さまキングス」
◎——商品に魂を入れる作業。それがネーミングだ
◎——紙とペンさえあれば、誰でもヒットメーカーになれる!
◎——必要なのは、用語事典ではなく、“練り上げる”作業だ
◎——「一言で言えるチカラ」と「発想力」を鍛えよう!
◆本書で紹介する、ネーミングの「考えるプロセス」とは?
1章 まずは“説明系”と“イメージ系”に分けてみる
2 既存のものを「ずらす」「つなげる」が基本
3 ネーミングを分ける二つの系統。“説明系”と“イメージ系”
4 説明系とイメージ系の違いは、家電製品の名前で一目瞭然!
5 嗜好品と日用品に見る、説明系とイメージ系の違い
6 ネーミングには“系”プラス“ひねり”が必要
1章の練習問題 説明系とイメージ系に分けよ
2章 ネーミングは、地図から“系”と“型”を選ぶ作業だ
7 ネーミングとは“系”と“型”を選ぶ作業である
8 [擬態語型] 親しみやすさと爽快感が決め手
[擬態語型の例]金のつぶ ふわとろ、ゴキブリホイホイ
9 [極端型] 「極端の追求」がインパクトを生む
[極端型の例]スリムドカン、Gショック
10 [擬人化型] モノやサービスに“体温”をプラスする
[擬人化型の例]ガリガリ君、ゲームボーイ
11 [ダジャレ型] くだらなさ加減が、強烈な印象を残す
[ダジャレ型の例]通勤快足、イコカ
12 [連用形型] 日本語ならではの奥ゆかしさを演出する
[連用形型の例]一番搾り、麺づくり
13 [語感型] 印象的な“響き”でイメージを伝える
[語感型の例]ぴあ、タンスにゴン
14 [会話型] たった一言で、独自の世界観をつくる
[会話型の例]ごはんですよ!、お〜いお茶
15 [長文型] 長い商品は、売り手の“熱意”そのもの
[長文型の例]じっくりコトコト煮込んだスープ
16 [略語型] “言い切り感”の心地よさ
[略語型の例]セカチュー、プレステ
2章の練習問題 ふさわしい“型”を選べ
3章 パクるのは、「名前」ではなく「世界観」
17 [地名型・国内編] 東京みやげ「東京ばな奈」がヒットした理由
[地名型・国内編の例]六甲のおいしい水、霧ヶ峰
18 [地名型・海外編] 幻想的な光景に思いを馳せて……
[地名型・海外編の例]青の洞窟、バーモントカレー
19 [責任者明記型] 実在する人名を使うことで、信頼度を高める
[責任者明記型の例]伊右衛門、道場六三郎の純練り黒ごまプリン
20 [外国語型] “○○語っぽく”がポイント
[外国語型の例]セフィーロ、ドモホルンリンクル
21 [和製外国語型] 見た目と音感の一瞬のズレが、印象に残る
[和製外国語型の例]ウォークマン、カビキラー
22 [トリビア型] 王道をずらして「おや?」から「へぇ〜」を誘え
[トリビア型の例]ユンケル黄帝液、カレッタ汐留
23 [デジャブ型] 人々の潜在意識に訴える“ひねり”方とは
[デジャブ型の例]EDWIN、コンサドーレ札幌
24 [パクリ型] 異次元の世界から世界観を移植する
[パクリ型の例]大河の一滴、ピュアモルト
25 [恐竜型] スケールの大きさが、畏怖と愛着をかき立てる
[恐竜型の例]チョコラザウルス、ノンギラス
26 [下半身刺激型] 怪しい言葉で本能を直撃!
[下半身刺激型の例]マシュマロブラ、夜のお菓子 うなぎパイ
3章の練習問題 “型”にはめて、名前を考えてみよ
4章 加えるだけで「らしく」なる、魔法のキーワードがある
27 [物語型] 「○○物語」で、歴史や背景、ドラマが生まれる
[物語型の例]植物物語、ラーメン紀行、カリー工房
28 [元祖型] たった一言で風格と歴史を示す
[元祖型の例]元祖天才バカボン、ぼてじゅう総本家、赤ちゃん本舗
29 [色型・赤緑編] 「赤い○○」といえば何?
[色型・赤緑編の例]赤いきつね、緑のたぬき
30 [色型・マイナー色編] 新たな“色”をつくり出せ
[色型・マイナー色編の例]白角、キューピーコーワゴールド、VAIO
31 [型番型] クールに名乗って“通好み”を演出
[型番型の例]ベンツA160、リーバイス501
32 [数字型・説明系編] 具体的な数字を盛り込んで“売り”をアピール
[数字型・説明系編の例]スーパーカップ1・5、十六茶
33 [数字型・イメージ系編] 数字は“魔力”で雄弁になる
[数字型・イメージ系編の例]ウルトラセブン、5 - 56
34 [専門用語型] 実用的だが、消費者の“頭”を刺激する
[専門用語型の例]アミノサプリ、フラバン茶
35 [業界用語型] どことなく、こだわり感を醸し出す
[業界用語型の例]一番搾り、まかない焼そば
36 [番外編] 「可口可楽」が中国で愛される当然の理由
4章の練習問題 “型”の中で、展開せよ
5章 ネーミングの最終型は、シリーズ化
37 「シリーズ化」を成功に導くネーミングとは
38 [ウルトラマン(1)]「Q」から「マン」への華麗な転身
39 [ウルトラマン(2)]「マン」を継承して「セブン」が誕生
40 [ウルトラマン(3)]ネーミング失敗例。なぜ「ウルトラウーマン」か?
41 [ウルトラマン(4)]ウルトラの父とゴッドファーザーの共通点とは
42 [スター・ウォーズ]人気のカギは「家」にあり
43 [必殺シリーズ(1)]シリーズの鬼門、三作目の落とし穴とは
44 [必殺シリーズ(2)]「仕事人」はマンネリに勝る黄金のタイトル
45 [トラベルミステリーシリーズ]ベストセラー作家とバッハを結ぶ“点と線”
46 [スーパー戦隊シリーズ]長寿の秘訣は「ジャー」にあり
47 [声に出して読みたい日本語]色分けでシリーズ化を図る
48 [男はつらいよ(1)]混沌の中から黄金パターンを確立
49 [男はつらいよ(2)]タイトルでたどる寅次郎の旅路
50 [007(1)]「危機一発」と「愛をこめて」どちらが魅力的?
51 [007(2)]“ノット・イナフ”が雄弁に語るカタカナの限界
52 [「超」整理法]「超」「無印」「座右の」……共通点は何?
6章 あなたも、「売れる!」商品名を考えてみよう!
1 商品に、自分なりの「思い」を込めてみる
2 本書の「ネーミングの法則」を参考に、「ネーミングマップ」を埋める
3 たくさん出たバリエーションから、キラリと光る「名前」を選ぶ
4 新商品のネーミング、完成!
◎——“齋藤孝式・売れる! ネーミングマップ”【完成版】
◎——“齋藤孝式・売れる! ネーミングマップ”【白地図】
おわりに——パターンを駆使すれば、アイデアは噴出する!
ネーミング分類一覧
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