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モノポリーで学ぶお金持ちの法則


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はじめに
  『モノポリー』について
  『モノポリー』の基礎知識

第1部 『モノポリー』のルールに隠された、お金持ちの本質

レッスン1 目的は「資産の購入・レンタル・売却を通じて、もっともお金持ちになること」である

  ● 慎重になるよりも、積極的に「土地や会社」を買いまくれ!

レッスン2 スタート時はみな平等。その先の運命は「自分次第」なのだ!

  ● 運命は、誰かに与えられるものではなく、自分で決めるものである
  ● スタート時に「優位」だからといって、必ずしも勝利者になるとは限らない
  ● 才能や経験、運などは、ゲームでもビジネスの世界でも大きな役割を担っている
  ● 人々は、ゲームをしながら利口になり、意欲的になり、そして強くなる

レッスン3 運とは偶然ではない。コントロールできる「チャンス」である

  ●「運」とはコントロール可能な「チャンス」である
  ●「運」は用心深い人より、勇敢な人を好む
  ● 一人勝ちを目指す『モノポリー』であっても、チームプレーは必要
  ● サイコロを転がすこと、つまり「単なる偶然」から幸運をつかむ方法
  ● チャンスは無限ではなく、限られた数字の中に存在する
  ● サイコロの出目は予測できるもの。ならば見通しを立てて行動しよう!

レッスン4 給料という「定期収入」だけでは、決してお金持ちになれない

  ● 定期収入がもらえることは「ある程度」良いことである
  ● 給料を受け取るだけでは不十分。投資というリスクを負う必要がある
  ● 生き残るためには、現金を危険にさらさなければならない!
  ● 確実な収入は、リスクを冒す際の「支え」となる
  ● 定期収入だけで『モノポリー』を勝つことは不可能である

レッスン5 土地の購入、それは「チャンスを買う」という行為でもある

  ●「競売」を無視してはいけない
  ● 家族や仲間内の「非公式ルール」で、面白みが半減!
  ● たった2〜3時間の間に、めくるめくチャンスが押し寄せてくる
  ●「緊張した均衡状態」こそゲームの醍醐味であり、資本主義の核心である
  ● あえて競売にかけて、土地や会社を買い叩くことだってできる!
  ● すべてのチャンスに「イエス」を言うのがセオリー
  ● あなたがチャンスを逃せば、それは誰かのチャンスとなる

レッスン6 「リスク」について、身をもって学ぼう

  ● たとえ親子でも、ゲームでは情け容赦なく対戦すべきか
  ●「勝てば官軍、負ければ賊軍」を、身をもって学ぶ
  ●『モノポリー』必勝法で、実社会でも勝てるのか。答えは「たぶん」
  ● 収入の限界ギリギリまで、大胆に投資すること。知的な賭けをしよう

レッスン7 戦略的にお金を借りよう。借金はすぐに返すな!

  ●『モノポリー』では、担保のないローンなど存在しない
  ● 土地・会社さえあれば簡単に現金が借りられる。そのまま勝つことだってできる
  ● 抵当という「負債」は、売買することができるのだ
  ●『モノポリー』でもっとも慎重に判断すべきは、現金を借りる時
  ● 独占できる可能性が少しでもあれば、うかつに抵当に入れてはいけない
  ● チャンスを生み出すために、あえて抵当に入れるという方法も
  ● 借金はすぐに返す必要なんかない
  ● 「金のなる木」は、何が何でも温存せよ!
  ● 現金は儲けるだけではなく、管理し操らなければならない

レッスン8 油断は禁物。スキを見せたほうが負け

  ● うっかりすると、レンタル料を取り損ねてしまうことも
  ● 相手の親切心は、他の人への妨害行為。だから「何も言わない」が鉄則
  ● 油断したら負け。『モノポリー』で「自己責任」の重みを感じる

レッスン9 予測不可能なことに対して、確率を計算し対策を練る

  ● 酔っ払いはどこへ行くのか? 予測不可能なことを確率統計で予測する
  ● 実は、ランダムに動くものなどめったに存在しないのだ
  ● サイコロだってそう。一見ランダムに見えるものにも秩序や規則がある
  ●「複雑さ」と「ランダム」を混同してはいけない!
  ● 知識は、実際に使ってみてこそ意味がある
  ● ただ運命に身を任せるべきか、知識を手に入れてチャンスを増やすべきか

レッスン10 お金持ちは、税金対策にも多くのエネルギーを注ぐ

  ● そもそも所得税というものは、政府ではなく国民が望んだものだった
  ● 節税・免税のために多大なエネルギーを注ぐべきか
  ● お金は「いくら稼ぐか」ではなく、「いくら手元に残るか」が重要
  ●『モノポリー』でも、多くの税金がかかる
  ●「固定税」という名の、仕掛けられたワナ
  ●『モノポリー』における、現実よりは気楽な税金対策とは?

レッスン11 「品薄戦略」で、市場をコントロールしよう

  ● 成功者は、「一生懸命」ではなく「賢く」働いてお金持ちになった
  ● シンプルにプレーして勝つか、それとも賢くプレーして勝つか
  ● 建物を「品薄」にして、価値を上げる戦略
  ● 次々と家を建てることは優れた攻撃であり、健全な防御でもある
  ● 競争を制するには、市場を知り尽くし、コントロールすることである

レッスン12 話し合おう。交渉しおう。取引しよう

  ● あなたは生身の「人間」とプレーしていることを忘れてはならない
  ● 取引は、『モノポリー』の戦略上、重要な役割を果たす
  ● 一定の条件を満たせば、取引はいつでも自由に行える
  ● 取引をすれば、必要な時に必要なものが手に入る
  ● 他の人の邪魔をするために、取引という手段を使うこともある
  ● 取引とは、価値と価値を交換すること。特売品を買うことではない
  ● 売るものの「価格」ではなく「価値」に焦点を合わせる
  ● どんな交渉事であっても、あなたから「金額」は言わないこと
  ● ゲームでの説得のほうが、実社会の説得よりもはるかに難しい

レッスン13 競売で「勝利」を適正価格で手に入れる

  ● 競売に参加する義務はない。だが、勝つためには参加すべきだ
  ● 競売は「競技」でも「競争」でもない。欲しいものを買う「手段」なのだ
  ● 安く資落札できれば、その後の資金繰りがラクになる
  ● 値段が高いか安いかではない。価値があるかないかで判断すべきだ

レッスン14 安全な道を歩いていると、必ず破産する

  ●『モノポリー』の破産は、すべてを失うことを意味する
  ● リスクをとらない人は、確実に敗北者となる
  ● 攻撃的にプレーすることこそ、「破産」を回避する最高の防御策
  ● 破産寸前! ゲームに「居残る」ための“アラモ砦式防戦”とは
  ● 追い詰められる前に時間稼ぎをして、好機を生む「時間」を作り出す


第2部 公式ルールには載っていない、人生やビジネスに勝つためのルール

レッスン15 目的は勝つことではなく「他人を負けさせること」

  ● そもそも「ルールとは何か」を考える
  ● 実際の人生よりも、ゲームのほうが明確なルールがあるので居心地がよい
  ● 公式ルールの目的は間違っている。目的は「お金持ちになること」ではない
  ● このゲームは、勝者がすべてを独り占めする!
  ● すべての行動は、最終目的「すべての人を破産に追い込む」を念頭に置いて行おう
  ● ビジネスはゲーム。勝つためにはゲームの目的を受け入れなければならない

レッスン16 心理戦を制する方法

  ● 5種類の情報を持っていると、ゲームは確実にあなたに有利になる
  ● 敵の手の内を読み、相手の行動を予測して、先手を取れ
  ● 駒が1周する間に、ライバルたちの「シグナル」を読み取る感性が必要だ
  ● どの駒を選ぶかで、プレーヤーの性格や意気込みがわかる
  ● どの駒を選んだ人が、攻撃的かつ本気モードなのか?
  ● 意図的に駒を選ぶことで、他のプレーヤーたちにメッセージを送る
  ● メッセージを無意識のうちに発信していることを自覚する

レッスン17 手段を選ばずに、ただ勝ちさえすればいいというわけではない

  ● 相手が不愉快に思う行為をするだけで、優位に立てる
  ● ごまかしや不愉快な態度で得た勝利では、満足感が味わえない
  ●「インチキをする人」という烙印を押されることに、耐えられるだろうか?
  ● この人にだったら負けてもいいや……と思われるようなプレーをする

レッスン18 いい人をやめて競争する。相手と競うこと

  ● 敗北による苦痛や退場は、ゲームの一部。だから受け入れなければいけない
  ● 成功するためには、競争とその犠牲者が必要不可欠である

レッスン19 ビジネスでも『モノポリー』でも、情けは人のためならず?

  ● 競争と協力、一見矛盾する行動こそ資本主義そのものである
  ● 他のプレーヤーを追い出すために、あえて協力関係を築く
  ● 協力関係は複雑で繊細。今日の味方が明日の敵になることも
  ● 常に変化し続けるビジネス環境では、フレキシブルに協力関係を築こう
  ● 競争相手と手を取り合うことは難しいが、必要とされる時がある
  ● 時には他の人々と利益や優位な立場を「分け合う」ことも有効だ
  ● 予測可能な「風土」と、毎日変化する「気候」の両方に対応していく
  ● 根拠なしに競争相手との協調を拒否することは、命取りになりかねない

レッスン20 「運」は計画や知識によって自ら作り出せる

  ● 運は自ら作り出すものだが、「運」の要素を完全に取り除くことはできない
  ● 優れたデザインは「最終目的」と「必要な資産」がはっきりしている

レッスン21 「富」を生んでくれる「賢い」資産

  ● 一生懸命働くこと「だけ」で富を得られるというのは甘い考え
  ● 給与のために働くことは、さらにお金を生み出す「富」を失うこと
  ● あらゆる方法で優れた運用先を見つけ投資する
  ● お金だけではなく、調査・情報収集のために「時間」も投資する
  ●『モノポリー』における、投資収益率の高い「賢い」投資先とは
  ● 調査と富の管理に時間をたくさん割ければ、獲得する富も増える

レッスン22 持っていても意味のない「間抜けな」資産

  ● 注意すべきは、安く買える土地が「お買い得物件」に見えてしまうこと
  ●「優」を求めるがあまり、「良」をはねつけてしまってはいけない

レッスン23 地味で目立たない「金のなる木」を確保しよう

  ● 鉄道会社と公共会社は、地味で収益率の低いメリットのない資産か
  ● 収益の低い公共会社は、すでに開発済みの資産であるところに魅力がある
  ● 実は、鉄道会社が『モノポリー』の「金のなる木」なのだ
  ● 将来のことよりも、今を存分に楽しもうではないか!?
  ● 「無難だが退屈」と「リスキーだが魅力的」な人生の両方をいいとこ取り

レッスン24 執着心や虚栄心などの感情をコントロールする

  ● 執着心を捨てよ。うまくいかなければ捨てて先へ進む勇気を持て!
  ● ブランド志向を捨て、楽勝だと思っても冷静に計算しよう
  ● 成功したいのなら、他人の好機を奪う機会を狙うこと
  ● 感情を理解し、感情をコントロールする能力を身につける

レッスン25 ゲームを制する3つの戦略・ゲーム開始時の戦略

  ● 第1の戦略・一歩踏み出す前に、何が必要なのか「見張る」
  ● 第2の戦略・他のプレーヤーの性格や属性、選んだ駒などを「調べる」
  ● 第3の戦略・序盤は勝ちに向かって、ひたすら不動産を「むさぼり食う」
  ● ゲームの序盤では、まだ誰かと同盟関係を結ぶのは早過ぎる
  ● 何が何でも勝つという強い決意こそが、ゲームを支配する鍵となる

レッスン26 ゲーム中盤の戦略・現金を守れ!

  ● ゲームの序盤・中盤・終盤、それぞれには始まりと終わりがある
  ● 中盤戦で、環境が大きく変化する。まずはそのことを認識する
  ● 変化にいち早く気づき、変化に合わせて戦略を立て直すプレーヤーが勝つ
  ● あと現金がどの程度必要か、計算して予測する
  ● 不完全な情報「経験から生まれた法則」を最大限活用する
  ● 終盤の戦術のためにも、他のプレーヤーと取引関係を作っておこう

レッスン27 終盤で勝利を収める

  ● 破産寸前の瀬戸際プレーヤーと同盟を結び、他のプレーヤーを追い出す
  ● 自身のパワーを増大させるために、何を誰といくらで交換すべきかを考える
  ● 安い土地にたくさん家を建てて、品薄状態を作り出す
  ● 賢い経営者は、現金が必要な時と必要でない時を知っている
  ● 一番利益が出る商売に、十分な現金をつぎ込み発展させるのが得策
  ● 今しかないという絶好のタイミングであれば、抵当に入れてでも手を打て
  ● チャンスが減ったということは、管理できるものが増えたということ

レッスン28 ゴールではなく「ゲームオーバー」

  ● 『モノポリー』で勝つためには、「貪欲であること」が必要なのだ
  ● 貪欲とモノポリー(独占)……それは道徳に反する密かな「快感」
  ● 『モノポリー』が唯一モデル化できなかったのは、「独占状態」そのもの
  ● 『モノポリー』のゲームの終わり方は、ビジネスの終わりを意味している
  ● 究極のモノポリー(独占)は、ビジネスが不可能な状態を生む。ゲームオーバーだ
  ● ビジネスにおける勝利は、ゲームを終わらせないことである

訳者あとがき



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著者紹介

アラン・アクセルロッド(Alan Axelrod)
歴史家。ビジネス書の作家としても活躍し、歴史上の人物にリーダーシップ・スタイルを学ぶ『パットン将軍式 無敵の組織』(日経BP社)や『Elizabeth I, CEO』はベストセラーに。他にも『君はやり手だ!』(共著・幻冬舎)、『困った人たちと付き合う201の知恵』(日経BP社)など。ジョージア州アトランタ在住。

訳者

大地 舜(だいち・しゅん)
青山学院大学卒。米国オピニオン誌『ニューパースペクティブ・クオータリー』東京駐在員。『グローバルビューポイント』(ロサンゼルス・タイムス・シンジケート)東京駐在員。
主な訳書に『神々の指紋』『創世の守護神』(小学館文庫)、『神々の世界』(小学館)、『不沈 タイタニック』(実業之日本社)、『魔法の糸』(実務教育出版)、『苦悩の散歩道』(小池書院)、『世界の危険・紛争地帯体験ガイド』(講談社)、『神々の声』(飛鳥新社)、『夢をかなえる一番よい方法』(PHP研究所)、『最高にうまくいくのは何時と何時?—魔法の体内時計』(幻冬舎)など。
著書に『沈黙の神殿』(PHP研究所)他がある。インターネット同人雑誌「ウイークリー黄トンボ」主宰 www.kitombo.com



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