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一戸建てはこうしてつくりなさい


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はじめに

巻頭対談

  「家族が幸せになり、本当に100年住み続けられる家をつくるには?」


第1章 土地はこうして探しなさい


  土地を用意する3つの方法、あなたが使えるのはどれ?
  土地探しに出かけるときはぜひ電車で行きなさい
  同じ土地でも夏の日当たりと冬の日当たりは大きく違う
  土地探しで、絶対忘れてならないのが地盤のチェック
  地盤のチェックはボーリング試験と載荷試験の組み合わせで万全
  建物の用途や規模を規制する「用途地域」の意味を理解しよう
  建てられる家の大きさを知るにはまず「建ぺい率」と「容積率」
  建てられる家の大きさを知るには道路と隣地も重要だ


第2章 住みたい家をイメージしなさい


  家とは本来、選ぶものではなくオーダーメイドでつくるものだ
  「マイナスのデザイン」から浮かび上がってくるもの
  「時がつくるデザイン」で住むほどに味わい深い家を
  実例1 「健康住宅」は、材料だけでなく空間の健康性まで考えなさい
  実例2 「ローコスト住宅」の楽しさは生活スタイルが磨かれること
  実例3 「共働き+子育ての家」に欠かせないのは家事のしやすさと団欒の工夫だ
  実例4 「老後を健康で快適に暮らす家」は家づくりの新たなテーマだ
  実例5 仲が良いからこそ距離感が大切な「二世帯同居の家」
  実例6 環境、健康、経済、街並みなどと共鳴する「エコハウス」の勧め
  実例7 車の使い方や家全体とのバランスを考えた「ガレージのある家」
  実例8 75歳の施主が夢にこだわった「生きざまの家」


第3章 依頼先はこうして選びなさい


  家を建てるにはどんな依頼先があるのか
  建築家に頼むときは相性を重視しなさい
  工務店に頼むときは経営者の考え方や姿勢を見なさい
  住宅メーカーに頼む場合、モデルハウスそのままと思わないこと
  契約書を交わすのは設計や見積りが全て固まってからだ


第4章 間取りはこう考えなさい


  住みやすい間取りはまずゾーニングから
  家族の動線から浮かび上がる合理的な間取り
  失敗例1 環境などに関係した失敗は現地での見落としが原因だ
  失敗例2 居室の配置は生活シーンを想定し、収納は「見せる」と「隠す」を考えなさい
  失敗例3 内装や設備についてはできるだけ実物を見てチェック
  設計図面は分からないと敬遠せず、まず作成のプロセスを知りなさい
  設計図面の種類と性格を知り、不足がないかをチェック
  重要な設計図面はこの7つ、見るのはここ
  サザエさんの家にみる間取りの流行いまむかし
  風通しの良さこそ健康な家づくりに不可欠だ
  民家に学ぶ1 地域ごとの風向きをふまえて風通しを心がけなさい
  民家に学ぶ2 厳しい自然に何百年と耐える頑丈な構造材
  収納は床面積の10〜12%を目安に実際にしまうものを想定して
  工夫1 家族のコミュニケーションを育むために
  工夫2 家族の一体感を育む「中心」をつくりなさい
  工夫3 仲の良い夫婦だからできる夫婦別室の暮らし
  工夫4 狭くてもいい、夫の居場所・妻の居場所のつくり方
  工夫5 成長とともに変わる子供部屋のつくり方
  工夫6 ライフスタイルとライフサイクルに配慮したお年寄りの個室


第5章 構造はここをチェックしなさい


  一戸建ての構造・工法は大きくわけて3種類
  一戸建ての耐震性は構造・工法だけで決まるわけではない
  耐震性で最も重要な「壁量計算」はこうする
  在来軸組の補強金物にはこんなものがある
  建物の防火性は外壁全体で判断しなさい
  建物内部の音では部屋の位置関係、外部の騒音ではサッシが重要だ
  本当の省エネ住宅をつくるには高断熱・高気密と換気が必要
  「内断熱」と「外断熱」の違いを知りなさい
  シックハウス対策としては建築基準法を守ることが最低限必要
  バリアフリーが必要な箇所、対処法を知っておきなさい
  「換気」はスペースごとの必要量に注意、「通風」は機械換気でも不可欠だ
  木造軸組工法は「線」と「点」で支えるのが特徴だ
  2×4工法は床と壁の「面」で支える点が特色だ
  プレハブ工法は主要部材が工場生産される点に特徴


第6章 快適な設備仕様とは


  内装に木を使う場合は木視率40%以下が目安だ
  設備機器は意外にコストがかかるので本当に必要なものを絞り込みなさい
  色彩計画では、植物の葉や人の肌を目安にすると調和がとりやすい
  色彩が与える心理的影響をインテリアに生かしなさい
  色彩計画はイメージカラーをまず決め全体のバランスを考慮しなさい
  それぞれのスペースに応じて照明器具、光源、明るさに変化を
  階段は家の中で一番危険な場所、傾斜に十分注意をしなさい
  重大な結果になりやすい浴室の事故
  住まいの防犯対策は玄関の鍵と窓ガラスから
  我が家流キッチンはレイアウトから
  我が家流キッチンは設備機器にもひと工夫を
  トイレは毎日使う場所、機能性や将来への配慮が不可欠だ


第7章 工事の流れを知りなさい


  全体の流れの中でチェックのタイミングを理解しなさい
  地鎮祭は工事の安全と建物の末永い加護を願う祭り
  コミュニケーションの場として上棟式もぜひ行おう
  仕様変更、設計変更は必ず現場監督を通じて行う
  施主が行う竣工検査はどこを見ればいい?


第8章 欠陥住宅はこうして防ぎなさい


  欠陥住宅にはハード、ソフトいろいろなパターンがある
  重大な欠陥が起こる原因はいくつかに絞られる
  欠陥住宅を防ぐにはこのチェック法で
  欠陥住宅に巻き込まれたら早めに専門家に相談を
  外部の第三者による監理で欠陥住宅をなくしなさい


第9章 家づくりの費用はこうなっている


  家づくりの費用は大きく分けて3種類
  「本体工事費」の内容を知っておこう
  予算オーバーは打ち合わせ不足と不用意な変更が主な原因だ


第10章 家を建てたあとはここに気をつけなさい


  一戸建てでも維持管理は必要。費用は自分で準備しなさい
  引渡し時に施工会社からこれだけはもらっておこう
  構造のメンテナンスでは床下の状態と雨漏りに注意しなさい
  外装・内装が気になったら意識的な手入れで早めに対処
  設備関係も日頃からの手入れと点検で長持ち


第11章 建売住宅はここをチェックしなさい


  工事途中を見ることができない場合、「検査済証」は不可欠だ
  実際のチェックはこの手順で行いなさい
  建売住宅の敷地と構造はここをチェックしなさい
  建売住宅の間取り・設備についてはここをチェックしなさい


第12章 家づくりと環境の関係を意識しなさい


  これからの家づくりと環境は不可分の関係だ
  環境問題の焦点となっている「地球温暖化」とは
  廃棄物問題と関連して建築廃材の処理がクローズアップ
  21世紀にふさわしい「エコハウス」の勧め
  できるだけ環境に優しい建材や塗料を再発見しなさい
  森のことを考えたことがありますか?
  いまや輸入材(洋材)と比べて国産材(和材)は決して高くない
  これからの木材利用に不可欠な「ウッドマイレージ」という発想
  福島の木と大工で家を建てるという話
  木にこだわって岩手・南部赤松で床、階段をつくる
  目指したいのは豊かな「関係性」を育む家づくり



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著者紹介

佐川 旭(さがわ・あきら)
(株)佐川旭建築研究所代表取締役。1951年福島県生まれ。日本大学工学部建築学科卒。1989年に佐川旭建築研究所を設立。「つたえる」「つなぐ」をテーマに、個人住宅から公共建築まで幅広い実績を持つ。All About「家を建てる」のナビゲーターとしても活躍。設計監理を行った岩手県紫波町立上平沢小学校で平成15年度木材活用コンクール最優秀賞を受賞。著書に「つくるならこんな家」(住宅新報社)、「世代を超えた住まいづくり」(IMS出版)など。
佐川旭建築研究所 TEL 03—3405—5992
http://www.ie-o-tateru.com/


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