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序——投資と投機
第1章 熱き投機の心を
投資家とは「失望した投機家」のこと
—本当の投機の基本とは何か—
資本主義経済の最初の担い手は投機家だった
—メイフラワー号もオランダの極東貿易も—
賢者はベーシックな仕事を持ったうえで投機する
—収入は働きの報酬で足れりとするか、加えて 投機の果実を得るか—
……他
第2章 醒めたるリスク管理の心を
儲けるのはいつも醒めてる人たち
—収穫が多くてリスクが小さいという話は絶対にない—
すべてを計算し尽くした男
—ギャンブラーの頭脳から生まれた順列・組み合わせ・確率論—
ギャンブラーになるな—それを自己チェックする六つのテスト—
……他
第3章 株価を見ていれば景気は読める
嫉妬心から株価を蔑視して景気の読みを誤った平成の評論家たち
—嫉妬はしばしば正義の仮面をか ぶって現れる—
株価は景気変動を事前に鏡に映し出す
—景気変動に対する株価の先行性—
それはこうして実証された(その1)
—鉱工業生産指数に対する株価の先行性—
それはこうして実証された(その2)
—景気動向指数に対する株価の先行性—
……他
第4章 投機と市場経済のダイナミズム
市場は動く
—それは魅惑的で移り気で、最後まで神秘に包まれている—
市場のことは市場に聞け
—事実と観察を重んじる自然科学的アプローチのスタンス—
バブルは繰り返す
—人の性と業、バブルは特殊なものではない—
……他
第5章 市場経済を見るときだまされるな
経済白書にだまされるな
—その㈰〜その㈫—
説明や描写は洞察とは異なる
—説明するが洞察しない人々—
ランダムウォーク理論に惑わされるな
—株価を将来の予測に用いることはできないという見解—
……他
第6章 景気理論の基礎知識は大いに助けになる
変動と循環
—景気は周期的に変動を繰り返す—
循環と成長
—経済は波動を描いて発展する—
第7章 経済に作用する権力の力学を知る
権力の力学はすべてに作用する
—権力の問題について考慮しない経済学は意味がない—
権力についての思考停止状態を避けるための人間観
—人は善人の要素と悪人の要素を併せ持つ—
権力の問題に対する客観的アプローチ
—道徳律や倫理観と切り離してパワーの源泉を考える—
……他
第8章 ツキとカンを養う
偶然の問題を事前に計算できないか
—幸運を必然にする知的挑戦—
5回やって3回儲ける確率はいくらか
—ベルヌーイのケース—
ツキを事前に予知できないか
—OR理論をモンテカルロのカジノで —
……他
第9章 市場と謙虚に向き合う
株と戦うな、受けて立て
—後の先を取れ、活人剣、居合抜き—
3つのタイプの投資家がある
—強気・弱気・優柔不断—
大損する人には10種類のタイプがある
—兆候を自己診断しよう—
……他
第10章 投機家列伝——最終的に成否を分けるものは何か
古代ギリシャの哲人投機家ターレス
—これぞ思索家の行動力。オリーブの収穫予想で巨富—
投機家ケインズ
—近代経済学の革命家にして長期低迷相場で60億円儲けた男—
大経済学者たち
—ケインズ、フィッシャー、サムエルソン、そしてノーベル経済学賞の人々—
……他
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