目次


なぜ投資のプロはサルに負けるのか?

あるいは、お金持ちになれる たったひとつのクールなやり方


[目次] [著者紹介]


表紙




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まえがき


第1章 マネーの世界はワンダーランドだ


不思議なプロの投資助言ビジネス
コイン投げ大会と株式投資の微妙な関係
確実にお金持ちになる、たったひとつの方法
投資信託と投資用ワンルーム・マンションの不思議な共通点
クレジットカードの年会費と色の関係
見逃せないシグナリング効果
ブランドとは愚か者から搾取するためのマインド・コントロール
都会に住んでいるひとが車を買っていったい何に使うのか?
生命保険は命を賭ける宝くじ
35年ローンで家を買うということ
教育はもっともむずかしく成果の見えにくい投資
ファイナンシャル・インテリジェンスを身につけよう
コラム 2年目にして教授の年収を軽く超えた


第2章 投資とはどういうゲームなのか?


投資と投機とギャンブル
リスクとリターンの意味するところ
丁半博打のリスク特性
無慈悲な収奪システム「競馬」
最強のビジネス・モデル「宝くじ」
株式投資のリスクとリターン
「ギャンブル」では、ロマンを売る
リスク・プレミアムという概念
株式市場全体のリスク・プレミアムとは
さあ、投資をしよう!
コラム 外資系投資銀行とは何をする会社なのか?


第3章 株価とは何か?


金利はファイナンスの根源的な概念
明日のお金よりも今日のお金は価値が高い
現在価値とディスカウント・レート
DCFモデルで債券の価値を計算する
マンションの価値を計算する
人間の価値を計算する「人的資本の考え方」
人類最大の発明「株式会社」
株主と債権者
株式の価値を計算しよう
価格と価値の違いを見極められれば投資で勝てる
DCFモデルは机上の空論?
コラム 市場原理は弱肉強食なのか?
アダム・スミスの神の見えざる手


第4章 投資は運か実力か?


プロの運用成績は平均するとサル以下
ノーベル経済学賞受賞者の作った最高のヘッジファンドが多額の損失を抱えて破綻
プロ同士の壮絶な競争が繰り広げられるマーケット
効率的市場仮説という宗教
効率的市場仮説のパラドックス
損したときは運、もうけたときは実力
それでもこれからもずっとプロが株価予想を続ける
コラム  株式アナリスト・ランキング


第5章 現代ポートフォリオ理論のシュールな結論


ひとつのかごにすべての卵を入れてはいけないということ
ポートフォリオとリスク分散効果
ノーベル経済学賞受賞マーコビッツのポートフォリオ選択モデルと有効フロンティア
市場ポートフォリオという概念
金融工学の最大の発明? インデックス・ファンド
アクティブ運用とパッシブ運用
ヘッジファンドや証券会社にお金を配るインデックス・ファンド
インデックス投資でプロの膨大な知識と血の滲むような努力にタダ乗りする
コラム クオンツという職業


第6章 それでも投資したい人のために


投資なんてせずに会社に行って上司に怒鳴られながら一生懸命働くのが一番
競馬やパチンコや宝くじよりは株の短期売買が断然お得
リスクを承知でお金を増やしたいならインデックス投資
アセット・アロケーションで9割決まる
一生ファイナンシャル・アドバイザーいらずの究極のフローチャート
コラム ファイナンシャル・フリーダム


参考文献

あとがき

謝辞



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著者

藤沢 数希(ふじさわ・かずき)
国内の某大学理数系学科を卒業後、欧米の研究機関にて計算科学の分野で博士号を取得。世界的なジャーナルに多数の学術論文が掲載される。欧米の大学院でしばらく教鞭についた後、某外資系投資銀行にクオンツとして就職。現在、国内外のヘッジファンド等のクライアントや社内のトレーダーのために、金融工学を駆使した計量モデルの研究・開発に従事している。

人気ブログ「金融日記」を主宰。
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa


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