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第1章 20世紀型流通業の終焉
■ ここ数年で何が変化したのか?
「勝ち組」と「負け組」の二極化
「黒船」来訪
急激なIT革命の影響
パラダイムシフトによるボーダーレス化の進行
■ 日本における流通の独自性
日本流通業と欧米流通業との相違点と共通点
総合力強化から機能追求へ
■ 直接取引の難しさ
昔から存在していた直接取引
中間流通コストの捉え方
卸売業の中間流通機能評価
■ 捨てるべきものと守るべきもの
「スピードと変化への対応力」が求められる時代へ
21世紀型流通業への道
第2章 ABCとは?——ありのままを映し出す「鏡」
■ ABCが求められる背景
現状把握の難しさ
事業のライフサイクル
■ ABCとは?
ABC=「業務の可視化」+「コスティング」
ABCの算出ロジック
ABC計算の種類
ABCの情報収集
■ ABCの応用
コストオンプロセスマップ
オープンABC
■ ABCに関するまとめ
事例1 現状を把握し共有する重要性
——大手食料品メーカーS社営業業務へのABC適用例
第3章 ABCからABMへの橋渡し(ABC分析)
——「鏡」に映された現状をあらゆる角度から分析する
■ ABC分析とは?
数値の威力
危険なベンチマーク
■ ABC分析の進め方
単価の検討=活動は誰によってどこで行われるべきか検討する
時間の検討=活動1回当たりの時間を短くする
回数の検討=活動回数は増やすべきか減らすべきか?
プロセスの検討
事例2 PwCCにおけるABC分析の成果
第4章 ABMとは——活動を基準とした経営管理の重要性
■ ABMとは?
ABCによる共通認識の確立
活動分類(切り口分析)
戦略性分析
■ 改革を具体化するには?——徹底した情報収集に基づいた仮説検証の重要性
事例3 「卸売業」から「中間流通業」へ
——大手卸売業A社の挑戦
第5章 ABC/ABMを基盤とした経営改革
■ ABC/ABMを通した改善改革の種類
経営資源の最適化(リプレイスメント)
集約業務処理センター(シェアドサービスセンター:SSC)
専門会社への外注化(アウトソーシング)
■ SCMへのABC/ABMの適用
「流通企業体」意識の重要性
建値制からオープンプライス制へ
木を見て森を見ず——「森」を見る重要性
事例4 SCMにおけるABC/ABMの適用例
——企業間オープンABCの構築:日用雑貨卸売業A社
改善効果試算からBPRへ
ABCは現状業務の「鏡」
売価100円のコスト構造
意識統一の重要性
■ 真の投資対効果とは?——ABCによる継続的効果の創造
投資対効果へのABCデータ活用
投資を失敗させない3原則
企業はゴムボールのようなもの
定量的かつ継続的に
リソース全体で考える
■ SCMからDCM、そしてDCNs の時代へ
Five Keys(5つのキーポイント)
DCNs の世界
第6章 ABCによる利益管理(コスト計算対象別損益計算管理=EPM)とは?
■ まずは自分の足元を見つめてみる
■ ABCを使った費用配賦の考え方——費用配賦は活動量に応じて
売上ベース配賦と活動ベース配賦
配賦方法による数値の違い
活動ベースによる配賦計算事例
配賦計算の正確性と経済性
顧客別収益性分析——全体の利益改善は個々の顧客との利益改善の積み重ね
まずは全社コスト構造をのぞいてみる
「比率」ではなく「総額」、「単価」を見る
利益を考えたマネジメントスタイル
顧客別営業利益管理による顧客の評価
顧客評価によるセグメンテーション
顧客別営業利益管理による営業マネジメント方式
コスト計算対象別損益計算管理(EPM)のまとめ
第7章 21世紀型流通業に求められる資質
■ これから求められる中間流通業
総合サービス型から機能特化型へ——「AND型」から「OR型」へ
■ これから求められるロジスティクス
リアルワールドの重要性
IT化による物流業務への影響
■ 企業価値を高めるために——高付加価値業務への転換と集中
「最適化」すべきこと
「最小化」すべきこと
「最大化」すべきこと
ABC/ABMの果たすべき役割
■ 企業利益の最大化 ——組織力強化の重要性
役割再認識の重要性
変革のソフトランディング
自己学習する組織の構築
Better Change
「企業利益」=「社員利益」
■ 継続的な企業変革の実現のために——ABC/ABMによるベターチェンジ
ABC/ABMの基本理解
非直接的目線・問題意識
役割再認識・人的付加価値の向上
ベストよりベター
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