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はじめに マスコミに「思い」を伝えるには、テクニックが必要である
事実を伝えたつもりが、批判コメントとして記事にされてしまった
マスコミ対応のノウハウは、広報サービス会社の「現場」で培った
トップのコメントが、その後の企業の明暗を分ける
序章 なぜ緊急時のマスコミ対応が重要なのか
企業における「緊急時」とは、どういう状況なのか
対応を誤るとダメージは深刻。「法律は守っている」は言ってはいけない言葉
マスコミに発した「一言」が、株主代表訴訟に使われることも!
一人の記者の背後には数十万、数百万の読者・視聴者がいる
「コンプライアンス」だけでは、マスコミ対応は乗り切れない
マスコミ対応は、トップマネジメントである
まとめ◎なぜ緊急時のマスコミ対応が重要なのか
第 1 章 基本的なマスコミ対応
基本的な対応方法を知るだけで、緊急時の「誤報」を防げる
マスコミとは何か?
1● 新聞
2● 通信社
3● テレビ
4● 雑誌
5● インターネット(ウェブ)ニュース
マスコミの取材活動
広報担当者を決めておく
一方的な「取材拒否」の態度は、憶測報道を呼び、マイナスに作用する
インタビュー対応は、社長と広報の二人三脚で
インタビューの申し込みが入った際に、確認しなければならないこと
ブラックジャーナリストの見分け方
事前の準備として行うこと
1● 取材対応者を決める
2● 理想的な記事をイメージする
3● メッセージを届ける相手を明確にする
4● 「キラリと光る言葉」を用意する
5● リスクのある質問への回答を準備する
6● 報道資料を用意する
7● 記録としてビデオ撮影や録音の準備をする
直前のチェック事項
1● 軽くディスカッションする
2● 身だしなみのチェック
3● 髪形、表情、口臭、発声のチェック
インタビュー中のチェック項目
1● 基本はオープンマインドな態度
2● とにかく記者の様子をよく観察すること
3● 専門用語を羅列して説明してはいけない
4● 数字を出す時にはくれぐれも注意する
5● 未確認事項について憶測で発言してはいけない
6● 他の人や会社をやたらに中傷しない
7● 一人で取材対応しない
誤報対応は、影響レベルに応じて対処する
まとめ◎基本的なマスコミ対応
第 2 章 緊急時のマスコミ対応
企業における緊急時とは?
何よりも、トップへの情報伝達の「速さ」が命
記者が必ず聞くのは「社長はいつ・どこで事実を知ったのか?」
まずはポジションペーパー(公式見解)を作成する
1● 事実
2● 経過
3● 原因
4● 対策
5● 見解(結論)
マスコミへの発表方法を決める。ポイントは「誰が被害者」で「何を守るのか」
人命にかかわる場合には、迅速に発表する
「企業が被害者」の場合には、マスコミ発表は慎重に
個人情報流出の場合は?
マスコミへの発表方法:個別対応はタブー
記者からの質問を想定する
「事件・事故発生時から現在まで」に、質問は集中する
すぐにポジションペーパー(公式見解)を、自社ホームページに掲載する
ホームページにコメントを載せない=誠意のない会社ととられる
マスコミが殺到したら、情報がなくても「記者会見を○時に行う」と対応
情報は一度きりではなく、「継続して発信」することが大切
緊急時に「リーク(情報漏えい)」は厳禁!
最初に駆けつける記者は、市民の代表である「社会部」の記者
緊急時の記者の関心は、どこに向けられるか
トラブル回避のため、必ず会社側で映像を記録しておく
社員が突然記者に囲まれたら……
記者を怒らせるNGワード
1● 知らなかった、部下がやった
2● 法的に問題がない、法律は守っている
3● みんなやっている
4● たいしたことではない
緊急記者会見の開き方
1● どのような場合に緊急記者会見を開くのか
2● 緊急記者会見準備のためのチェックリスト
3● 緊急急記者会見の会場を設営する
4● 緊急記者会見の進行
5● 緊急記者会見で「しなければいけない」こと
6● 緊急記者会見で「してはいけない」こと
7● 相手に伝わる、謝罪の仕方
8● 司会者の注意事項
まとめ◎緊急時のマスコミ対応
第 3 章 マスコミ対応・テクニック編
外見インパクトは五五%、声の調子は三八%、言葉は七%
1● 記者から好感を持たれると、失言もフォローしてもらえる
2● 「良い姿勢」は、自信に溢れているように見える
3● 好感を持たれるアクション
4● 表情作りのポイントは目、口、額
5● 相手の目の動きから、感性タイプがわかる
6● 安定した視線の作り方
7● 嘘は手と脚に出る
8● 深い声は信頼感を演出する
9● ゼスチャーは意識的に真似ることから
10● 身だしなみを整える
11● テレビ出演の場合に気をつけること
12● オーデコロンは、腰から下につける
コメントテクニック
1● 自分の言葉で語る
2● 記者のペースにはまらない
3● 答えにくい質問、関係のない質問を投げかけられたら
4● 事象の二面性を生かす
5● 主導権を握りながら話す
6● 仮定の質問をされた場合
7● 二者択一方式での質問の場合
8● 結論の押し売りをされた場合
9● 誤解に基づく質問を正す
10● 誘導尋問形式の場合
11● 圧力をかけてきた場合
12● 最悪の状況については、自分の言葉で明らかにする
13● 自分の発言が間違っていた場合
14● マスコミへのNGワード
15● ミスリードしてしまうあいまい言葉
16● テーマと関係のない質問のかわし方
まとめ◎マスコミ対応・テクニック編
おわりに マスコミ対応にはトレーニングが必要
ノウハウやテクニックは、実際のトレーニングで身につける
企業トップ必須のメディア・トレーニング
メディア・トレーニングの目的
サービスとして行われている、メディア・トレーニングの内容
メディア・トレーニングのプログラム例
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