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Part1 企業価値重視の統合マーケティング
第1章 コミュニケーション戦術から利益拡大戦略へ
1 「4P」からの脱却
2 マーケティング支出の平行移動
3 統合マーケティングへの需要
4 統合マーケティングの推進要因
テクノロジー
ブランディング
グローバリゼーション
5 新たなる挑戦
6 第2章への論点
第2章 マーケティングを統合する効果
1 統合マーケティングのベンチマーキング調査
2 統合マーケティング発展の4つの段階
第1段階:戦術的コミュニケーション活動の調整
第2段階:マーケティングの対象範囲の見直し
第3段階:情報技術の適用
第4段階:財務・戦略面での統合
新しい展開
3 広告会社の役割:グローバルな視点から
調査方法と協力企業
広告会社同士の相互交流
統合マーケティングに対する広告会社の認識
統合マーケティングの発展を阻む壁
4 第3章への論点
第3章 統合マーケティングの実施原則
1 統合マーケティングの事例:「インテル・インサイド」
2 統合マーケティング実施のための8つの原則
原則1:顧客中心型の組織をつくる
原則2:アウトサイドイン(企業の外から内に向けた)・プランニングを活用する
原則3:顧客満足度に焦点をあてる
原則4:顧客の目的に合わせて自社の目標を調整する
原則5:顧客行動に関する目標設定
原則6:顧客を「資産」として扱う
原則7:機能ごとに区分けされた事業を効率化する
原則8:一点集中型のマーケティング活動を展開する
3 報酬賃金体系
4 統合マーケティング:5つのプロセス
プロセス1:顧客・見込み客の特定
プロセス2:顧客・見込み客の価値評価
プロセス3:コミュニケーションのメッセージとインセンティブの設定
プロセス4:顧客に対する投資収益の測定
プロセス5:プログラム実施後の分析と将来設計
5 第4章への論点
Part2 プロセス1:顧客と見込み客の特定
第4章 行動データに基づく顧客・見込み客の特定
1 顧客を行動特性で集約する
2 顧客と見込み客を理解する
3 データベースを統合マーケティングの観点から理解する
データ・オーディット
データベースの種類
4 顧客データの結合と共有
5 カスタマー・インサイトの獲得
6 第5章への論点
Part3 プロセス2:顧客と見込み客の価値評価
第5章 顧客・見込み客の財務価値の測定方法
1 財務価値の測定
2 「資産」としての顧客と「投資」としてのコミュニケーションを考える
3 顧客・見込み客の評価手法を開発する
ブランドに対する顧客価値
4 顧客と市場価値の創出
5 統合マーケティングの「5R」
6 第6章への論点
第6章 顧客との双方向の関係性
1 消費者との間に相互関係を築くこと
アリストテレス学派の起源
アダムスが論じる社会的交換の不均衡
相互性の理論と顧客関係
2 相互モデルの実践
3 第7章への論点
Part4 プロセス3:コミュニケーションのメッセージとインセンティブの設定
第7章 コミュニケーションの伝達プラン
1 ブランド・タッチポイント
ブランド・タッチポイントの分析
ブランド・タッチポイント・オーディットの実施方法
顧客が望むブランド・タッチポイントの方法と時期を特定する
ブランド・タッチポイントにおける適切性と受容性を決定する
コミュニケーション・フローを逆転する
企業内部のブランド・タッチポイントを認識する
2 ブランド・ネットワーク
脳内におけるブランド・ネットワークの働き
ブランド・ネットワークによる適切性の創出
ブランド・タッチポイントとブランド・ネットワークの相互関係
3 第8章への論点
第8章 コミュニケーション・コンテンツのプランニング
1 カスタマー・インサイトの定義
カスタマー・インサイトの展開と検証
企業の能力とカスタマー・インサイトの一致
メッセージとインセンティブをめぐる戦略の展開
新たな方法による戦略の開発
従来とは違う思考方法
戦略の開発例
2 メッセージとインセンティブをめぐる戦略の展開
3 第9章への論点
Part5 プロセス4:顧客投資効率の測定
第9章 統合マーケティング効果測定の基礎
1 なぜマーケティング・コミュニケーションの効果を測定しにくいのか
2 従来の測定方法
正しい方向への第一歩:広告ストックの測定
3 顧客との双方向性の出現
ループの完成
新しいモデルの開発
4 統合マーケティングでの財務上重要なコンセプト
資産や投資としてのブランド
5 第10章への論点
第10章 短期的な投資効率の測定
1 ビジネス構築のためのマーケティング投資に対する限界分析
2 ビジネス構築のためのマーケティング投資を評価する
事例で見る増分収益アプローチ
3 顧客投資効率を評価する
4 ROCIの事例:ナショナル・アメリカン銀行
マーケティングの実施以前
統合マーケティングの筋書き
顧客投資効率の計算方法
マーケティング投資の適正レベル
5 第11章への論点
第11章 長期的な投資効率の測定
1 長期的投資効率を測定する重要性
2 長期的投資効率を測定するためのモデル
顧客生涯価値(LTV)
顧客生涯価値の計算方法:事例による検討
顧客生涯価値(LTV)の比較
3 第12章への論点
Part6 プロセス5:プログラム実施後の分析と将来設計
第12章 プログラム実施後の分析
1 どのようにして統合マーケティングのループを完成させるか
2 実際の収益を測定する
3 3C分析:長期ブランド価値の統合型モデル
3Cアプローチの長所を把握する
3Cを従来の平均化された測定基準と比較する
3C分析によって顧客の移動を追跡する
3Cアプローチからの進化
4 プロセス1への回帰
5 第13章への論点
Part7 企業価値の向上へ
第13章 ブランド・エクイティを企業価値に結びつける
1 ブランド・エクイティと統合マーケティング
2 ブランドの定義
3 ブランド・エクイティの現在の定義
4 統合マーケティングから見たブランド・エクイティ
ブランド・プレゼンス
ブランド・アイデンティティとブランド・イメージ
ブランド・コミットメント
知覚品質
要素の複合体としてのブランド・エクイティ
5 ブランドは企業にどのような価値をもたらすのか
無形資産を理解する
価値の源としてのブランド
6 第14章への論点
第14章 ブランド・エクイティの測定方法
1 顧客態度から測定するブランド・エクイティ
ブランド・ダイナミクス
コンバージョン・モデル
エクイトレンド・モデル
ブランド・アセット・バリュエーター
態度に基づくブランド・エクイティ測定の問題
2 ブランド・エクイティの財務測定
取得原価法
取替原価法
市場価値法
ロイヤリティ・リリーフ法
エコノミックユース法
3 エコノミックユース法の活用方法
ブランドのセグメンテーションと景気予測
需要ファクターとブランド付加価値(BVA)指数
リスク・ファクターとブランド・ベータ分析
エコノミックユース法のアウトプット:割引将来収益の測定
4 ブランドの財務評価の意義
5 第15章への論点
第15章 統合マーケティングを推進する組織構造
1 統合を妨げる組織構造
課題1:「内向き」から「外向き」志向への移行
課題2:水平型のコミュニケーション・システムの開発
課題3:効果的な報酬体系の導入
課題4:長期にわたる顧客価値・企業価値の創造
2 統合の実現に有効な組織設計
3 社外のコミュニケーション・グループとの連動方法
クライアント中心の統合構造
連邦型統合構造
リード・エージェンシーによる統合構造
世界規模の統合構造
4 第16章への論点
第16章 統合マーケティングの将来的展望
1 統合マーケティングの進展を阻む障害
2 統合マーケティングの今後の課題
課題1:企業内外のマーケティング活動の連携を図る
課題2:顧客行動を基盤にしてマーケティング効果を測定する
課題3:マーケティング・プログラムのフローを逆にする
課題4:ブランドをマーケティング活動の中心に据える
課題5:グローバルな視点を持つ
課題6:将来のための予測・測定・評価システムを開発する
課題7:新しい組織構造と報酬体系を開発する
3 さらなる論点
訳者あとがき
原注
索引
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