目次


インサイト

消費者が思わず動く、心のホット・ボタン


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに

第1章 インサイトがマーケティングを変える
 1 インサイトとは何か

  理屈が直感を鈍らせる
  消費者が思わず動く、心のホット・ボタン
 2 いまなぜ、インサイトなのか

  消費者を細かく分けすぎた?
  マーケティング活動は見透かされている
  インサイトはブランディングに欠かせない
  あらゆるマーケティング活動に応用できる
 3 いわゆる消費者分析との違い

  細かく知るか、核心に迫るか
  量で考えるか、質で読み解くか

  ■インサイトを見つけるためのスイッチ


第2章 インサイトの見つけ方、活かし方
 1 テーマを決める

  現状把握:カテゴリーやブランドの問題点がはっきりしない
  ポジショニング:ありきたりで消費者を動かす自信がない
  活動案:具体的なアイデアが浮かんでこない
 2 ターゲットを絞る

  ビジネス・ソースに絞る
  戦略的にターゲットを絞り込む
  従来の消費者分析の手法と組み合わせる
 3 仮説を立てる

  浅い仮説、深すぎる仮説
  なぜホンネを話さないのか
 4 ホンネを引き出す調査方法

  エスノグラフィック調査:私はあなたの影になる
  ポラロイド写真調査:なんでこんな写真を撮ったのだろう
  コラージュ・エクササイズ:絵は口以上にモノをいう
  ポストカード調査:さよなら、コンセプト・ボード
 5 使えるインサイトに絞る

  キー・インサイトはどれか
 6 マーケティング活動に落とし込む

  論理的に組み立て直す

  ■インサイトを活かすためのスイッチ


第3章 インサイトが突破口を開く
 1 問題解決の背後にインサイトあり
 2 ターゲットのホンネを見直す

  本当のニーズを見つけたスキー・リゾート
  サラリーマンの心をくすぐるビジネスホテル
 3 イメージを変える

  進化する居酒屋
  待ち時間を見えるようにする仕かけ
 4 マーケットをつくる

  セルビデオ:レンタルという習慣を打ち破る
  本当のターゲットは若い女性か、お母さんか
  お母さんのさまざまなホンネ
  キー・インサイトは何か
 5 流通・販路を見直す

  売り場でイメージが変わったシリアル
  新しい販路を切り開いたセルビデオ
 6 プレミアム価格をつける

  ハウス・ウェディング:価格競争から抜け出す
  ありきたりの結婚式はしたくない
  憧れと現実の間で揺れるカップル
  特別感がプレミアム価格をつける


第4章 ハーゲンダッツ:インサイトがブランドを進化させる
 1 プレミアム・アイスクリーム市場をつくる

  フェーズごとに採用するインサイトを変える
 2 導入期:アイスクリームは子供の食べ物

  数字でクオリティを見せる
 3 成長期:幸せに浸る

  競合を寄せ付けない
  ブランドから製品へ
 4 成熟期:ゆっくりした時間

  何が「贅沢」なのか
  製品広告に流れるインサイト
  インサイトに終わりはない

  ■ハーゲンダッツの生まれ故郷は?


第5章 シック:インサイトが差別化を生み出す
 1 覚えてもらうことの難しさ
 2 プロテクター:「ひと言」が勝負

  インサイトは、男らしさ
  「キレてなーい」はブランド名か?
  印象に残らなければ負け
  マンネリ感を打破する
 3 トリプルエッジ:逆転のキーワード

  インサイトは、ひと剃り
  「ひと言」も進化する

  ■ヒゲをめぐる悲喜こもごも


終章 本書のまとめ
 1 心のホット・ボタンを探せ

  プロポジションという解決策
  ブランディングと短期的な売上げの両立
 2 実践こそ、すべて


おわりに
広告作品クレジット
参考文献



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著者紹介

桶谷 功(おけたに・いさお)
1960年、京都生まれ。1983年、京都市立芸術大学美術学部卒業後、大日本印刷に入社。パッケージ企画センターで、パッケージ・デザインのディレクションを担当。食品ラップの仕事では、ラップがまとわりつかないよう、カッターをV字型にしたパッケージを開発。
その後、いいクリエイティブを開発するためには戦略が重要と思い至り、1989年、J. ウォルター・トンプソン・ジャパンに入社、戦略プランニング局に勤務。以降、クリエイティブと戦略の両方の経験を生かし、アカウント・プランナーとしてブランド・コミュニケーション戦略の開発に携わる。現在アカウント・プランニング・ディレクター。
世界の秘境を旅するのが好き。アフリカ、南米諸国など21カ国を歩く。道のひかれていない荒野に足を踏み出す醍醐味、いろいろな人々とコミュニケーションする楽しさは、仕事とも重なる部分がある。


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