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解 説
すべての顧客は、平等ではない!
自店への貢献度に応じて顧客を選別。顧客別に異なる価格・特典を提供し、最大の利益をあげる個客識別マーケティングのすべて。
顧客ロイヤルティをどう獲得し、それに報いるか!?
長い間、小売業では定期的に大幅値下げの広告を打ち、価格志向の買い物客を店に引き寄せれば、いつの日かそうした客が定着し、利益を運んでくれるようになると信じられてきた。しかし、それは単なるマスマーケティングの神話に過ぎなかった。大安売りに惹かれてやって来た人々のうち、定着して優良顧客になるのはほんの一握りでしかない。
「店への貢献度を無視して、顧客をすべて平等に扱え」というルールを、今こそ吹き飛ばそう!顧客を差別化し、それぞれの顧客セグメントの特性と収益性を把握したうえで、優良顧客にはそれに応じた取引条件(顧客別の価格/特典)を適用すべきである。
欧米の事例をふまえ、「個客識別マーケティング」への移行、導入の具体的な方法から、注意すべきポイント、実践的なアイディアまで紹介し、小売業に新たな指針を与える。 |