目次


新版 簿記の基本が2時間でわかる本


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


プロローグ 簿記って何?

1.そもそも簿記とはどういう意味か

◆簿記を知ることが効率的、計画的な資金運用のカギ
◆簿記とは『帳簿記入』のこと
◆帳簿記入のルールをマスターする

2.なぜ、簿記が必要なのか

◆「もうけ」と「財産」を明らかにするため
◆お金の流れに沿って帳簿に記入する

3.そもそも簿記はいつ始まった?

◆簿記の起源は中世イタリア
◆借方、貸方という言葉はそのなごり

4.複式簿記とは何か?

◆『複式簿記』は、帳簿を左右に分けて記入する

5.経理の仕事とは何かを理解する

◆企業の活動は、次の2つのタイプに分かれる
◆企業の主要な活動とは
◆1年間の結果を決算書にまとめて報告

6.簿記の仕組みを概観してみよう

◆簿記の仕組みはどうなっているのか?
◆日々の取引を帳簿に記入する
◆各勘定ごとに分類集計する
◆決算書にまとめて報告する

コラム
 練習問題1


第1章 初めに決算書を理解しよう

1.決算書とは何か

◆初めに決算書の内容を確認する
◆決算書の柱は損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)

2.損益計算書とは何か

◆損益計算書で示されるのは1年間の経営成績
◆損益計算書の形式は次のようになる

3.収益とは何か

◆収益にはどのようなものがあるのか

4.費用にはたくさんの種類がある

◆経費とは、簿記上では費用という
◆費用にはどのようなものがあるのか

5.貸借対照表(B/S)とは何か

◆貸借対照表で示される財政状態とは
◆貸借対照表の形式は次のようになる

6.資産とは何か

◆資産は2つに分類できる
◆資産にはどのようなものがあるのか

7.負債とは何のこと?

◆負債とは将来の支払い義務

8.資本とは何だろう?

◆資本とは出資金、利益の蓄積のこと
◆利益の蓄積はなぜ資本を構成するのか

9.損益計算書と貸借対照表の関係を見てみよう

◆2つの決算書の関係は?
◆損益計算書と貸借対照表の関係を具体例を用いて確認する
◆本章の要点

コラム
 練習問題2、練習問題3


第2章 仕訳のルールを覚えよう

1.仕訳は簿記の出発点

◆仕訳の位置づけを知る
◆簿記上の取引とは何か

2.取引の二面性とは何か

◆取引は相対する2つの面を持つ
◆取引の2つの面は金額的に等しい

3.仕訳のルールをマスターしよう

◆仕訳は勘定科目の増減を左右に分けて記入すること
◆勘定科目を振り分ける基本
◆各要素の減少まで加味すると振り分けが完成する

4.実際に仕訳をやってみよう

◆論より証拠、まずは仕訳にチャレンジ

5.仕訳の13パターンをマスターしよう

◆仕訳には13のパターンがある
◆代表的な10パターンはこれ

6.複雑な仕訳をマスターするためのコツ

◆複雑な仕訳は、わかりやすいものから攻略する

7.仕訳を仕訳帳に記入する

◆市販されている仕訳帳の形式は独特、その形式に慣れよう

コラム
 練習問題4


第3章 実際に仕訳をやってみよう

1.資産の仕訳はどうやるのか?

◆資産とは何か、もう一度確認しよう
◆資産についての仕訳のルール

2.現金の仕訳のポイントは?

◆簿記上の現金として扱われるものの範囲は広い
◆仕訳の具体例を見よう(1)

3.普通預金、当座預金は預金の代表格

◆当座預金は通帳を使わず小切手を利用する
◆仕訳の具体例を見よう(2)

4.売掛金、受取手形は代表的な債権

◆売掛金・受取手形は、商品を信用販売した際に生じる債権
◆仕訳の具体例を見よう(3)
◆仕訳の具体例を見よう(4)

5.有価証券の仕訳をする

◆有価証券の金額は購入代金に買入手数料などを加算したもの
◆仕訳の具体例を見よう(5)
◆仕訳の具体例を見よう(6)

6.有形固定資産の仕訳をする

◆建物、備品などの金額は購入代金に付随費用を加算したもの
◆仕訳の具体例を見よう(7)

7.負債の仕訳はどうやるのか?

◆負債とは何か、もう一度確認しよう
◆負債についての仕訳のルール

8.買掛金、支払手形は代表的な債務

◆商品を信用で仕入れた際に生じる債務——買掛金・支払手形
◆仕訳の具体例を見よう(8)
◆仕訳の具体例を見よう(9)

9.借入金を仕訳する

◆金融機関などから借り入れを行った際に生じるもの
◆仕訳の具体例を見よう(10)

10.預り金を仕訳する

◆企業が給料から天引きした税金、社会保険料などのこと
◆仕訳の具体例を見よう(11)

11.未払金を仕訳する

◆営業取引以外の代金未払いを処理するための勘定
◆仕訳の具体例を見よう(12)

12.資本を仕訳する

◆資本とは何か、もう一度確認しよう
◆個人企業の場合は資本金一本で処理
◆株式会社の場合は商法に従い、細かい取り決めがある
◆資本についての仕訳のルール

13.資本金・資本準備金を仕訳する

◆株式会社に固有の資本勘定である資本準備金
◆仕訳の具体例を見よう(13)

14.未処分利益・任意積立金・利益準備金を仕訳する

◆個人企業の場合は資本金からの引き出しは自由
◆株式会社は株主総会の場で利益の処分を決める
◆仕訳の具体例を見よう(14)

15.収益を仕訳する

◆収益とは何か、もう一度確認しよう
◆収益についての仕訳のルール

16.売上を仕訳する

◆企業業績を把握するうえでもっとも重要な収益
◆仕訳の具体例を見よう(15)

17.受取利息・有価証券売却益を仕訳する

◆営業取引以外の収益の代表格
◆仕訳の具体例を見よう(16)

18.費用を仕訳する

◆費用とは何か、もう一度確認しておこう
◆費用についての仕訳のルール

19.仕入を仕訳する

◆売上総利益は給料などの原資
◆仕訳の具体例を見よう(17)

20.販売管理活動に関する費用を仕訳する

◆企業の販売管理活動に関する費用、経費管理上、重要なもの
◆仕訳の具体例を見よう(18)

21.固定資産売却損を仕訳する

◆臨時的に発生する費用の代表例
◆仕訳の具体例を見よう(19)

コラム
 練習問題5


第4章 帳簿のつけ方はこうする

1.帳簿の全体的な流れを確認しよう

◆仕訳を行ったならば、総勘定元帳へ転記
◆転記が正しいかどうか確認するため、残高試算表を作成

2.総勘定元帳へ転記する

◆転記のルールは仕訳のルールと同じ
◆転記後の各勘定の借方、貸方差額が残高となる

3.残高試算表を作成する

◆残高試算表は月次と年次のものを作る
◆残高試算表はこう作る

4.主要簿と補助簿とは何か?

◆主要簿を補うのが補助簿
◆補助簿には補助記入帳と補助元帳がある

5.現金出納帳とは?

◆現金出納帳は現金の入出金を記入するための補助簿
◆現金出納帳の記入例

6.当座預金出納帳とは何か?

◆預け入れ、引き出しを記入するための補助簿
◆当座預金出納帳の記入例

7.得意先元帳・仕入先元帳とは?

◆売掛金、買掛金の商店別残高を示す補助元帳

8.仕訳伝票とは?

◆会社では伝票を用いるケースが多い
◆伝票の種類はいろいろ

コラム
 練習問題6、練習問題7


第5章 決算書の作り方はこうする

1.決算って何だ?

◆決算は1年間の業績を確定するためのもの=簿記のゴール
◆決算手続きは次の3段階からなる

2.残高試算表が決算の出発点

◆残高試算表により帳簿記入の正確性をチェック
◆各勘定の残高を一覧

3.決算整理とは何をするのか?

◆帳簿の内容を実態に即して修正
◆決算整理の内容は次の4つに分けられる

4.商品と有価証券の評価はどうするの?

◆商品の在庫を計算する
◆次に売上原価を計算する
◆有価証券の評価額を計算する

5.減価償却のやり方を知る

◆減価償却とは固定資産の取得原価を費用化すること
◆定額法、定率法とは?

6.引当金の金額を計算する

◆引当金は将来の貸倒れの危険、支出に備えて設定するもの
◆引当金の金額はどのように計算するか

7.収益・費用を調整する

◆損害保険料、家賃などを期間的に区分

8.精算表を作成しよう

◆精算表で決算の見通しをつける
◆精算表の作成手順を見よう

9.損益計算書を作成しよう

◆損益計算書は1年間の経営成績を示す
◆損益計算書を作成してみよう

10.貸借対照表を作成しよう

◆貸借対照表は期末の財政状態を示す
◆貸借対照表を作成してみよう

11.キャッシュフロー計算書はこれ

◆キャッシュ重視への流れ
◆キャッシュフロー計算書の内容

12.税金の申告をする

◆税金の計算は決算書から出発、税務調整を加えて申告書を作成
◆消費税の計算も決算書がベースとなる

コラム
 練習問題8


第6章 パソコン会計で簿記はどう変わる?

1.パソコンの導入で経理現場はどう変わったのか?

◆大幅な事務処理の軽減が可能に
◆中小企業でも容易に導入できる

2.簿記の知識がなくとも決算はできる?

◆パソコンは入力ミスまでは救ってくれない
◆パソコンはあくまで道具

3.市販ソフトでここまでできる

◆あらゆる帳簿が作成できる
◆簡単な財務分析もこなす

4.財務会計ソフトで決算書ができるまで

◆仕訳の入力が完了すれば、あとはパソコン任せでOK
◆パソコンを利用した会計システムが普及していくことは確実

練習問題解答



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著者紹介

金井 猛(かない たけし)
1955年埼玉県生まれ。学校法人大原学園大原大学院大学事務局勤務。77年中央大学卒業。同年より大原簿記学校で税理士科財務諸表論講師を担当し、現在に至る。教育一筋、24年間教壇に立ち、多くの合格者を輩出。


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