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第1章 プロジェクトとプロジェクト・マネジメント
1 プロジェクトとは
●プロジェクトには3つの条件がある
2 プロジェクト・マネジメントとは
●プロジェクトにも指揮者の役割が欠かせない
3 現代のプロジェクト・マネジメントは軍事技術開発からはじまった
●効率的な開発にはプロジェクト・マネジメントが必要だった
4 プロジェクト・マネジメントの標準
●こうしてプロジェクト・マネジメントは発展した
5 新世代のプロジェクト・マネジメント
●プロジェクト・マネジメントには難問が残っていた
第2章 制約条件の理論
1 制約条件の理論とは
●組織の能力は、最も弱い部分の能力(制約条件)で制限される
2 全体最適のアプローチ
●個別最適では根本的な解決にはならない
3 TOC改善のための5ステップ
●ステップは制約条件を見つけるところから始まる
4 どこでも使えるTOC
●その応用範囲は産業界だけにとどまらない
第3章 クリティカルチェーン
1 プロジェクトの遅れの構造
●プロジェクトは、遅れるようになっていた!?
2 遅れが生まれる理由
●遅れの原因は人間のほうにもある
3 納期と所要期間
●納期を決めると学生症候群が起こる
4 時間のとらえ方
●厳しそうだがやればできる時間(ABP)にチャレンジする
5 プロジェクト・バッファー
●バッファーでプロジェクトを遅れから守る
6 制約条件を徹底的に活用するには
●作業の掛け持ちをなくす
第4章 【入門編】プロジェクト「キャンプに行こう!」
1 はじめに
●プロジェクト「キャンプに行こう!」の概要
2 プロジェクトの目標を明確にする
●2家族でキャンプを楽しむ
3 成果物をWBS(作業一覧表)で具体化する
●キャンプファイヤー、バーベキューを楽しむ
4 期間短縮、スコープ変更への対応
●キャンプ場への到着が遅れた!
5 ネットワークをつくる
●必要な作業に限定し、分担を決める
6 ゴールからさかのぼる
●キャンプファイヤーの前に必要な仕事は?
7 作業の時間を見積もる
●ごはんを炊くのに必要な時間は?
8 リソースの競合を調べる
●同じときに2つの仕事をする人はいないかな?
9 クリティカルチェーンを決める
●同じ人が担当する連続作業は1つにまとめよう
10 バッファーを設ける
●バッファーで遅れを吸収する
11 バッファーの大きさを決める
●安全余裕時間をすべて使うの?
12 プロジェクトの教訓をまとめる
●プロジェクト「キャンプに行こう!」を振り返って
第5章 クリティカルチェーンの基礎知識
1 ネットワークの作成(その1)
●ネットワークで作業の依存関係を明らかにする
2 ネットワークの作成(その2)
●必須の作業か、なくてもよい作業かを区別する
3 所要時間の見積もり
●ぎりぎりの時間で見積もる
4 リソースの競合の解消
●作業の掛け持ちをさせない
5 スケジュールの作成
●揺るがないスケジュールをつくる
6 人間行動の特性
●人間の行動は遅れるほうに偏る
7 組織カルチャーの変革
●駅伝走者がお手本だ
8 リスクへの対応(その1)
●プロジェクトのリスクにどう備えるか
9 リスクへの対応(その2)
●3つのメリットがある
10 進捗のコントロール
●プロジェクトがうまく進んでいるかをチェックする
第6章 【実践編】パンダフォン・バイリンガル開発プロジェクト
1 はじめに
●物語の背景
2 経営戦略会議
●新技術の商品化を実現せよ!
3 商品開発
●商品化までには14か月が必要
4 マーケティング戦略
●ターゲットは中国
5 経営会議、そして意思決定
●パンダフォン・バイリンガル開発プロジェクトが決まる
6 環境変化への対応
●発売時期を半年前倒しの要請が来る
7 プロジェクトのキックオフ
●プロジェクトの期間を半年短縮する
8 プロジェクト計画
●クリティカルチェーンにチャレンジ
9 現状を把握する
●普通のやり方では無理だ!コンサルタントがヒアリングを開始
10 既成概念を捨てよう
●現状を把握する:クリティカルチェーンならできる!
11 プロジェクトの目標を明確にする
●プロジェクトのゴールは何?
12 開始点を決め、ネットワーク図をつくる
●最後には何ができるの?
13 「Must Have」と「Nice to Have」を区別する
●本当に必要なのは何?
14 安全ネットでチェックする
●検査機は、本当はいつ必要なの?
15 リソースを割り付けて、所要期間を見積もる
●その作業は、誰がどのくらいの時間でできるの?
16 期間見積もりを見直し、ABPを決定する
目いっぱいがんばったら、どのくらいの時間でできるの?
17 リソースの競合を解消せよ
●掛け持ちで作業をしている人はいないかな?
18 クリティカルチェーンを特定する
●いちばん長い経路はどこ?
19 プロジェクト・バッファーを設定する
●余裕時間は1か所に集めよう
20 合流バッファーを設定する
●クリティカルチェーンを守ろう
21 プロジェクトの基本計画の承認を得る
●関係者を説得して協力を取りつけよう
22 バッファー・マネジメント(その1)
●さぁ、いよいよ実行だ
23 バッファー・マネジメント(その2)
●トラブルが発生しても慌てない
24 バッファー・マネジメント(その3)
●大きな遅れが出てきたら、どうする?
25 バッファー・マネジメント(その4)
●プロジェクトは正念場を迎える!
26 プロジェクトの終了
●無事、出荷できた!
第7章 【変革編】新たなる展開のために
1 教訓をまとめる
●うまくいったのは、なぜ?
2 大幅なリードタイム短縮を実現
●プロジェクトは整然とコントロールできた!
3 複数プロジェクトのマネジメント
●残されたもう1つの難問を解決する
4 組織全体への拡大
●パラダイム・チェンジが必要だ!
第8章 初心者のためのクリティカルチェーン質問箱
Q クリティカルチェーンで、期待できる効果は何ですか?
Q クリティカルチェーンは、どのような業種のプロジェクトに有効ですか?
Q クリティカルチェーンを使った成功事例はありますか?
Q TOCに関係する手法が、他にもいくつかあると聞いています。そのなかで、クリティカルチェーンの位置づけを教えてください。
Q 『ザ・ゴール2——思考プロセス』では、思考プロセスについて述べられています。思考プロセスは、クリティカルチェーンには不要ですか?
Q クリティカルチェーンではWBS(作業一覧表)ではなく、ネットワークを重視しているように思えるのですが?
Q リソース・マネジャーの役割は何ですか?
Q 本やセミナーで知識を吸収すれば、クリティカルチェーンを自分たちだけで社内に展開できますか?
あとがき
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