目次

 ザ・ゴール

企業の究極の目的とは何か
原書名 THE GOAL


[目次] [解説] [著者紹介] [関連サイト]


表紙




 ↑ページトップへ

目 次

I  突然の閉鎖通告

II  恩師との邂逅

III  亀裂

IV  ハイキング

V  ハービーを探せ

VI  つかの間の祝杯

VII  報告書

VIII 新たな尺度



『ザ・ゴール』誕生の背景とその後
訳者あとがき
解説 (稲垣公夫 )



あらすじ

主人公アレックス・ロゴは、ある機械メーカーの工場長。長引く採算悪化を理由に、突然、本社から工場閉鎖を告げられる。
残された時間は、わずかに3か月。それまでに収益体制を改善しなければ、工場は閉鎖され、多くの人が職を失ってしまうことになる。
半ば諦めかけていた彼だったが、学生時代の恩師ジョナに偶然再会したことをきっかけに、工場再建へ向けて意欲を燃やし始める。
ジョナは、これまでの生産現場での常識を覆す考え方で、彼の工場が抱える諸問題を次々に科学的に解明していく。そのヒントをもとに工場の仲間たちとたゆまぬ努力を続け、超多忙な日々を過ごす彼だった。
だが、あまりにも家庭を犠牲にしてきたため、妻であるジュリーは彼の前から姿を消してしまう。
仕事ばかりか、別居、離婚という家庭崩壊の危機にもさらされたアレックスは……。



 ↑ページトップへ


梗概

全米で250万部を超えたベストセラー

企業のゴール(目標)とは何か——アメリカ製造業の競争力を復活させた、幻のビジネス小説。TOC(制約条件の理論)の原典。

アメリカ製造業の競争力を復活させた、TOC(制約条件の理論)の原典。
全米で250万部を超えるベストセラーを記録!
1984年アメリカで初版発売以来、常にビジネス書のベストセラーの上位にランクされ、全米の大手企業、ビジネススクールの多くで必読書とされ、数千に及ぶ企業や200以上の大学が採用。アメリカの生産管理やサプライチェーン・マネジメントに多大な影響を与えた。

日本で出版されると、世界経済が破滅してしまう!?
これまで翻訳が許可されなかった、いわくつきの一冊。
なぜ、それほどのビジネス書が日本で翻訳出版されなかったのか。「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥ってしまう」という著者の意向もあり、日本での出版が許可されなかった、いわくつきの一冊。

読み進むうちに、TOCの原理が自然に頭に入る!
企業のゴール(目標)とは何か——主人公の夫婦間の葛藤も織り交ぜたストーリーは、ビジネス書としてはもちろん、小説としても高い評価を受けている。ストーリー中にTOCという、全体最適化の改善手法の説明が織り込まれていて、読み進むうちに自然にTOCの原理が頭に入るように構成されている。

生産管理やサプライチェーン・マネジメントに多大な影響!
この『ザ・ゴール』出版後、著者ゴールドラットはTOCを単なる生産管理の理論から、スループット会計や一般的な問題解決の手法へと展開させ、さまざまな業界のあらゆる問題解決に応用できる手法体系へと発展させた。そして、このTOCはアメリカの生産管理やサプライチェーン・マネジメントに多大な影響を与えるようになった。



 ↑ページトップへ


著者紹介

エリヤフ・ゴールドラット(Eliyahu Goldratt)
イスラエルの物理学者。1948年生まれ。TOC(Theory of Constraints:制約条件の理論)の提唱者として広く知られている。工場を経営していた知人から生産スケジューリングの相談を受けた際、物理学の研究で培った発想や知識を駆使してその解決法を導き出した。ついには画期的な生産スケジューリング法とそのスケジューリング・ソフト「OPT」を開発。そして、OPTの基本原理をわかりやすく解説した小説『ザ・ゴール』を1984年に出版。周囲の予想に反して、たちまち大ベストセラーとなった。『ザ・ゴール』を読み、そのストーリー通りに実行するだけで高額なOPTに勝るとも劣らない成果を挙げる工場が続出した。その後、TOCの研究や教育を推進するアブラハム・H・ゴールドラット・インスティテュートを設立。TOCを単なる生産管理の理論から、新しい会計方法(スループット会計)や一般的な問題解決の手法(思考プロセス)へと発展させ、アメリカの生産管理やサプライチェーン・マネジメントに大きな影響を与えた。著書にIt's Not Luck(2001年秋、小社から出版予定)、Critical Chainなどがある。


訳者紹介

三本木 亮(サンボンギ リョウ)
1960年、福島県出身。早稲田大学商学部卒。米ブリガムヤング大学ビジネススクール卒、MBA取得。在日南アフリカ総領事館(現大使館)領事部、大和證券国際営業部、国際企画部、国際引受部を経て、92年に渡米。ブリガムヤング大学−ユタ大学国際ビジネス教育研究センターでビジネススクールで教鞭をとるかたわら、日米間の投資事業、提携事業に数多く携わる。現在、株式会社エーアイシー、ウィズバンラボジャパン株式会社など数社において取締役を務める。


解説者紹介

稲垣 公夫(イナガキ キミオ)
NEC America, Inc. バイス・プレジデント兼ジェネラルマネジャー。著書に『アメリカ生産革命』『TOC革命』『TOCクリティカルチェーン革命』(いずれも日本能率協会)、『EMS戦略』(ダイヤモンド社)がある。



 ↑ページトップへ


お問い合わせは、webmaster までお願いいたします。
1996 - 2001 DIAMOND, INC. All Rights Reserved.