↑ページトップへ
はじめに
「経営学」と本当の経営
経営戦略とは結果にすぎない
たった三行で会社は変わる
第1章 企業家とサラリーマン
1 創業者の経営理念
エリートたちの集団浅慮
なぜバブルに手を染めなかったか
「経営理念」が助けてくれた
毎日、社員から直接意見を吸い上げる
2 自分を賭けるサラリーマン、会社を賭ける経営者
「言うからにはやってみろ」
会社は倒産するものと心得よ
第2章 変化を求める経営
1 間違ってもかまうものか
小さな変化、とりあえず変化
とりあえずシャンペン
海外一人旅の原則
チェックイン・チェックアウト
ロビーに集合するな
役員長期休暇制度
すぐやるということ
出戻り社員大歓迎・縁故採用大歓迎
2 変化を求めるこころとは
午前中でも「お疲れさまです」?
変化を喜ぶ社風をつくる
3 物事をありのままに見て、なすべきことをなす
人間の能力の限界
自らの決定・行動は一人よがりだと自覚せよ
客観と主観のとり違え
4 フィードバックのループ
アクションは必ずリアクションを生む
自分の変化に対する反応で環境を知る
第3章 成長の構図
1 会社が成長する仕組み
「思いつき・ひらめき」と「計画・管理」
リーダーの頼りは方向感のみ
不調和を見抜く眼力
リーダーシップとマネジメントの対峙
2 変化への主導こそリーダーシップの本質
代替のきかないリーダーだけの役割とは
環境の変化は読みきれないから自分が変化するしかない
成功理論なるものを信用するな
3 朝令暮改は恥ではない
社風の醸成はトップの責任
ひらめきを支える知識インフラ
マクロな視座でミクロな情報を解釈
行動すれば必ずそこに「結果」がある
第4章 たった三行で会社は変わる
1 三行提報制度
1600人の社員から提案・報告
6名のフィルタリング担当が直感で取捨選択
平均提出率は99・9%
2 小さな変化
トップが直接関わるナレッジ・マネジメント
その(1) 昼休みフレックスタイムの導入
その(2) データ印の廃止
その(3) 月2000円の非喫煙手当
その(4) あっという間の制服廃止
その(5) エブリデイ・カジュアル
その(6) 交流会手当!?
その(7) 「お疲れさまです」の廃止
3 大きな変化
三行提報と経営アクション
施行4カ月前に大増産を決断
事件は会議室で起きているのではない
ライバルA社の動きが変だ…
事業吸収を提案
4 たった三行で会社は変わる
日常不断のフィードバック
リスク情報はトップを謙虚にさせる
肝心なのはファジー(あいまい)な運用
第5章 経営の本質からの所見
1 コーポレート・ガバナンス
「従業員第一」は正しいか?
取締役と経営執行者を混同するな
いつでもCEOをクビにできる会社
社外取締役に求められるもの
2 役員の自社株取得
昇進昇格に合わせて自社株購入を
役員が株主価値の視点で判断
3 コンプライアンス
不祥事の根っこは「透明性の欠如」
役員交際費を廃止しよう
体力がなければ経営者は務まらない
まず隗より始めよ
4 笑いとユーモアを欠かさない
人は公衆の面前で叱れ
緩急のコントラスト
5 経営戦略などいらない
戦略は行動したあとについてくる
変化と行動こそが経営の本質
おわりに
藤田東久夫会長の研究と実践(早稲田大学大学院教授 寺本義也)
参考資料 株式会社サトーの「仕事のやり方基本要綱」
|