目次


M&A 賢者の意思決定

成功企業に学ぶ4つの基本原則


[目次] [著者紹介]


表紙




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訳者まえがき


序章


なぜM&Aは難しいのか
実践の経験と統計的な裏づけ


第1章 企業買収成功の四つの意思決定


企業買収のパラドックス
買収の成否は何で測るか
合併を成功させる四つの基本原則
事例:ケロッグによるキーブラーの買収
ケロッグは四つの基本原則を守ったか
事例:ニューウェルによるラバーメイドの買収
規律の崩壊
勝つ方法を見つける


第2章 買収のターゲット企業をどう選ぶか


クリア海峡における穏やかな航海
正しいターゲット企業へ至る道のり


第3章 どの買収案件を締結すべきか


リスクを取り除く
投資テーマに合致しているか
事業そのものの価値はいくらなのか
シナジーの本当の価値はいくらか
進んで協力する
撤退する心構えをしておく


第4章 本当に統合する必要性はどこにあるか


事例:ジョンソン・ワックスによるディバーシーリーバの買収
所有後の計画
重要なところを早く統合する
企業文化の問題を重要課題として位置づける
基盤事業における戦力を維持する


第5章 買収がうまくいかない時に何をすべきか


集中的な介入によって問題を修復する
変革によって問題を修復する
修復できないディールを解消する
軌道に戻す


第6章 M&A成功を実現させる組織づくり


ネスレ──模範的な買収者
習うより慣れよ
だれがディールを始めるべきか
だれが機会を評価すべきか
撤退の覚悟をどう決めるか
会社を勝てる立場に置く


第7章 日本企業はM&Aにいかに対応すべきか


M&A発展途上の日本企業
M&A 七つの警告
M&A成功のカギは地道さ


付録 実証研究


学習曲線に関する調査
一株当たり利益の増加と希薄化に関する調査
企業文化の統合に関する調査


謝辞



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著者紹介

山本真司(やまもと・しんじ)
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド
代表パートナー
慶応義塾大学経済学部卒業後、東京銀行に入行。1987年、シカゴ大学経営大学院修士課程を成績優秀者(MBA with Honors、全米成績優秀者協会会員)として修了。その後ボストン・コンサルティング・グループ、A.T.カーニー極東アジア共同代表等を経て、2005年にベインに参画。同年、イギリスの金融専門誌EUROMONEYが、世界のトップ金融コンサルタントの一人として日本人で唯一選出。2006年1月、現職に就任。通算16年のコンサルティング経験を通じて、金融、商社、消費財、プライベートイクイティはじめ多数の業種でM&A、ターンアラウンド、戦略策定、実行支援に数多くの経験を有する。『会社を変える戦略』(講談社現代新書)、『儲かる銀行をつくる』(東洋経済新報社)、『40歳からの仕事術』(新潮新書)、等をはじめとする著書多数。慶應義塾大学大学院、早稲田大学大学院非常勤講師。

火浦俊彦(ひうら・としひこ)
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド
パートナー
1983年東京大学教養学部卒業。日本興業銀行を経て1986年にベインに参画。ハーバード大学経営大学院修士課程修了。プライベート・エクイティ、金融、自動車、住宅、不動産、建設、食品、ヘルスケア、流通、エレクトロニクス等の分野において、日・米・欧の企業に対するコンサルティング活動を行っている。ベインのグローバル及び日本におけるプライベート・エクイティ・プラクティスのメンバー。ファンド投資先の企業ターンアラウンド、価値向上のためのブループリントを数多く手掛ける。また、企業のM&Aに数多く関係し、企業の統合支援にも深く関与。主な著書に、『「攻め」のリストラ革命』(共著、ダイヤモンド社)、『勇気あるトップが企業を変える』(共著、ダイヤモンド社)がある。

協力者紹介

本書の出版にご協力して下さった国内外のベイン・アンド・カンパニーの同僚たちに感謝する。大塩崇、加賀裕也、山下晋平、大越一樹、兼本卓明、佐藤乃理子、板東貴志、菊地哲也、桂さゆ里、金城朋乃、ケイティ・スミス・ミルウェイ、スーザン・ドノバン、ウェンディ・ミラー、キャサリン・レミーレ(順不同、過去の在籍者含む。)また、翻訳に当たっては、伊能早苗氏のご協力を仰いだ。

ベイン・アンド・カンパニーについて
1973年に設立。世界21ヵ国に33拠点のネットワーク、約3,200名を有する世界有数の戦略コンサルティングファーム。クライアントとの共同プロジェクトを通じての結果主義へのこだわりをコンサルティングの信条としており、結果主義の実現のために、高度なプロフェッショナリズムを追求するのみならず、ロール、ボーダーを越えた極めて緊密なグローバル・チームワーク・カルチャーを特徴としている。1981年に設立された東京事務所も100名を越える陣容で、国内及びグローバル企業の最も重要な経営課題の解決と結果の実現のために邁進している。

著者紹介

デイビッド・ハーディング(David Harding)
ベイン・アンド・カンパニーのパートナーで、企業戦略および組織の有効性の分野の第一人者。シンシナティ大学にて経営学士号を取得後、ハーバード大学経営大学院修士課程修了。消費財、小売業、製造業およびサービス業界における世界的な一流企業に成長戦略および株主価値の創造と維持に企業買収が果たす役割についてアドバイスを行っている。特にM&A、デューデリジェンスおよびポストM&Aの統合問題が専門。

サム・ロビット(Sam Rovit)
ベイン・アンド・カンパニーの前グローバルM&Aプラクティス・グループのリーダー。2005年5月にスイフト・アンド・カンパニーの取締役会会長兼CEOに指名され、2005年7月にスイフト・オペレーティングとスイフト・ホールディングの取締役となった。食品産業の価値創造戦略における第一人者。


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