目次


なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか

顧客が自然に集まる10の発想転換


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに

第1の発想転換
「売りに行く」から「聞きに行く」へ

1 御用聞きが復活している

 電球一つでも、お届けします
 お客様との信頼関係が生まれるとき
 さりげない提案の裏にあるもの

2 雑談の中に、本当のニーズがある

 「暇だから…」営業マンを呼び出すお客様
 雑談でこぼれるお客様の本音

3 営業マンが御用聞きに変身する仕組み

 高齢者が求めるものは、信頼できる相談相手
 粗利ノルマは、御用聞きの強い味方
 マグロ解体ショーと一〇〇円ショップ作戦で顧客開拓

第2の発想転換
「商品の専門家」から「顧客の専門家」へ

1 お店は一軒、顧客は全国

 気がつけば、通信販売
 家電店がリフォーム会社に変身
 牛乳屋さんが八百屋開業

2 御用聞きは、お客様と専門家をつなぐ窓口

 御用聞きへの第一歩
 御用聞きビジネスを狙う大手企業
 御用聞きが銀行業にも参入する
 御用聞きが商店街を復活させる

第3の発想転換
「商品を売る」から「自分を売る」へ

1 お客様は微笑みながら去っていく

 黙って去るお客様に、何を感じますか
 プレゼント企画で、お客様のニーズをキャッチ
 見えないお客様に心を伝える「究極のサービス」

2 売るべきものは、もはや商品ではなくなった

 心のこもった自分の言葉が信頼を生む
 家庭を守る女性のセンスが、ホテルを守る
 コンサルタントより主婦の智恵

3 現場の臨場感を伝える体験パワー

 クチコミが説得力を持つ理由
 お客様に売るのは「感動」と「智恵」

第4の発想転換
「クレーム対策」から「クレーム歓迎」へ

1 クレーム対応で会社で会社が育つ

 クレームを機に、顧客の懐に入る
 クレームで、業務改善・知識共有
 物を壊すと、ニッコリする社長?
 クレームが、クチコミに変化した

2 クレームで復活を狙うモノづくりの町

 「苦情・クレーム博覧会」開催
 売れ筋商品を生み出す、素朴なクレーム
 クレームが導いてくれた輝く会社との出会い
 クレームが生み出す企業連携

第5の発想転換
「モノづくり」から「場づくり」へ

1 必ず買ってもらえる商品を開発する

 お客様と一緒に開発する「プロシューマ型商品」
 企業同士で創る「プロシューマ型商品」
 寒天が引き合わせた意外なパートナー

2 お客様をパートナーにする「場づくり」

 お客様が雑談できる場をつくる
 ツアーの添乗員もお客様
 場づくりの鍵は「価値観の共有」
 お客様と一緒に「売り場」づくり
 地元メーカーを支える売り場の仕組み

第6の発想転換
「一人勝ち」から「みんな勝ち」へ

1 連携のポイントはコンセプト

 「無意識の連携」が「意識的な連携」に変わる
 付加価値づくりは、全員の協力が不可欠
 海外は、コンセプトを評価してくれる

2 連携は、ぶら下がったらおしまい

 二代目経営者が育ちあう場
 知らないうちに経営能力が身につく仕組み
 自社キャッチフレーズで、強みのたな卸し
 連携は自立した企業としか成功しない

3 企画・提案できる連携をつくる

 下請けを脱却するなら、提案するべし
 中国より早く、中国より高品質の商品を納品する

第7の発想転換
「モノを売る」から「シーンを売る」へ

1 売れているのは、ライフスタイル

 ばら売りより、まとめ売り
 どこで売るかよりも、誰が売るかが大切

2 地域が元気になるおばあちゃんビジネス

 高齢化した町の宝物は、高齢者
 付加価値は、おばあちゃん

3 地域限定で全国制覇

 地元の良さは、地元にしかわからない
 地域の声を聴くポイントカード
 気がついたら、お客様が全国展開してくれていた

第8の発想転換
「まず日本」から「まず世界」へ

1 情報は取りに行くより、まず発信

 発信すれば、意外なニーズがやってくる
 ゲノムの世界へ踏み出したメッキ屋さん
 黒船に乗るためのホームページ作り

2 見せ球戦略が、決め球を連れてくる

 限界に挑戦し、感動を呼ぶ
 「広告宣伝」より、クチコミを生む「情報発信」

3 トリビアの泉的物語がメディアをひきつける

 細部にこだわれば、物語が生まれる
 モノづくりの世界でも「業界話」が人気
 小さなメディアの同志になる

第9の発想転換
「顧客の声を聞く」から「従業員の声を聞く」へ

1 考える組織づくりが元気の素

 年間休暇一四〇日で、残業禁止
 残業禁止が従業員のやる気を生んだ
 労働時間を減らして売上アップ

2 従業員の「共感力」を伸ばす仕組み

 従業員の声を聞く提案制度の秘密
 会社の電気代を気にする従業員
 責任ある仕事を求めた女性従業員たち
 まず体験、そしてお客様に共感
 最終消費者との接点が会社を強くする
 全員経営者になれ!

第10の発想転換
「職場づくり」から「晴れ舞台づくり」へ

1 すべての従業員に晴れ舞台を

 元気な企業は、人が輝いている
 従業員が輝くための表彰制度
 赤色赤光、黄色黄光をモットーに、個人の資質を評価する

2 たかが社内報、されど社内報

 社内報がトップとのコミュニケーションを生む
 思わず読んでしまう社長のエッセーの秘密

3 人事は、衆知を集めて一人で決める

 人事権は経営者しか持つべきでない
 人事異動は、タイミングが大切
 常に一割の従業員が変化している
 売上目標なしで、増収増益

おわりに——「競争する」から「創造する」へ

 本当の競争とは、自分との戦い
 一〇〇年間黒字を続ける会社の秘密

謝辞



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著者

藤沢 久美(ふじさわ・くみ)
国内外の投資運用会社に勤務の後、1996年、日本初の投資信託評価会社、アイフィスを起業。1999年、同社を世界的格付け会社スタンダード&プアーズ社に売却。2000年、シンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画。2004年同社をMBOし、現在、同社副代表。2002年、NHK教育テレビ「21世紀ビジネス塾」のキャスターとして、全国の中小企業への訪問を開始。2005年、法政大学専門職大学院イノベーション・マネージメント研究科客員教授に就任。
公職として、金融審議会委員、政府税制調査会 金融小委員会委員、社団法人投資信託協会理事の他、経済産業省、総務省の複数の研究会委員を兼務。
書籍の執筆、雑誌への寄稿、各地での講演、テレビ・ラジオへの出演等を通じて、投資や起業、経済や経営を、より多くの人が身近に感じる社会を創るべく、メディアを活用した新しいスタイルのインキュベーションに取り組んでいる。
個人ホームページ http://kumifujisawa.jp
個人メールアドレス wave@kumifujisawa.jp


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