「ナンバーワン」戦略から「オンリーワン」戦略へ
与件編
天下大乱の時代始まる “時流に乗る”経営戦略が作り出した同質化の泥沼 業績の格差を作り出す徹底力の差 ナンバーワン主義からオンリーワン主義への経営価値軸の転換 お客が見える者が新しい産業社会のヘゲモニーを握る
四重苦を克服した「プランタン銀座」の共感経営 東急ハンズ“らしさ”が「東急ハンズ」の強さの理由 酒販店を限定してブランドロイヤリティを確立、確固たる業績の伸びを続ける「久 保田」の「朝日酒造」 割れたしいたけもダシに使えば立派なしいたけです──「無印良品」の合理性に立 脚した安さ 安売りをやめろ!──「セブン-イレブン」の本家、アメリカのサウスランド社再建 に臨んでの鈴木敏文の決断
この指とまれ まず、自分の商いありき お客を選ぶことの10のメリット マス狙いのトロール漁法の終焉 四つの現代漁法
解 説
自分のお客が誰かが分からないから人が何をするのかが気になり、他社の存在が気にかかり、その動向次第で右往左往することになる。 お客に選ばれる時代、それだからこそ、お客を選ばなければならない。 今は、“カスタマー・サティスファクション”を超えて“カスタマー・インティマシー”の時代だと言われているが、そこまでの関係は“お客を選ぶ”ことによってしか作り出せない。
著者紹介
緒方 知行(オガタ トモユキ) 昭和37年早稲田大学卒業。 昭和39年商業界入社。昭和42年『販売革新』誌編集長就任。以来一貫して、商業・流通分野の第一線ジャーナリストとして活躍。昭和54年商業界取締役、昭和56年編集局長に就任、『商業界』誌の編集長を兼任。 昭和58年(株)オフィス2020設立、昭和59年月刊雑誌『2020AIM』を創刊。 現在、(株)オフィス2020 代表兼月刊誌『2020AIM』主宰。