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はじめに──会社を救うとは、目の前の「人命」を救うこと
序 章 一刻も早く「会社の危機」に手を打て!
中小企業の悲惨な実態
危機の兆候が現れたら第三者の視点を
金融機関がもたらすいきなりの危機
「わかってない」中央が地方を殺す!
生き残りの可能性をチェックせよ
第1章 崖っぷち企業を救うコンサルティングの現場
経営者とともにどこまでも
三種類のコンサルタント
現場で矢面に立つプロジェクト・マネジャー
会社を守るための資金繰り
頭のカタい弁護士・税理士との戦い
ヤクザ金融と、乳飲み児を抱いた母親
意外に厳しいリース会社
最悪の場合でも事業と雇用を守る
突然の危機に見舞われたときの対処法
いざ倒産となったときの「納得感」
コンサルタントの役割は「水かき」
【コンサルティング実例報告1】
急拡大経営の破綻で、営業譲渡を選んだリサイクルショップ・チェーン
第2章 こんな社長が会社を崖っぷちに追いやる
パンツを脱がない経営者
謙虚さのかけらもない経営者
「船頭多くして、船、山に登る」経営陣
心を開いてくれない社長たち
社長同士の「爆弾」、銀行が用意した「爆弾」
リストラ手順を間違えている経営者
取引先にはっきり説明できない社長
第3章 崖っぷちから脱するための「四かく経営」
経営者に必要なのは「四かく経営」
「恥をかく」とは
「義理を欠く」とは
「人情を欠く」とは
「汗をかく」とは
最大の抵抗勢力、それは「身内」
「四かく経営」はドライな経営ではない
【コンサルティング実例報告2】
バブル崩壊後の「積極策」で挫折した青年社長の悲劇
第4章 崖っぷちでの金融機関との戦い方
「銀行の常識」を知ろう
都銀をメインバンクにしない
銀行の「稟議」に通りやすい書類をつくる
銀行の融資先チェック項目を把握する
銀行の「高利貸し」体質を理解する
銀行内での自社のランクを知る
苦しいときには預金協力などしない
メインバンクの「カルチャー」を熟知する
一つの銀行だけに取引を集中させない
「引き金」を引く金融機関を見抜く
都市銀行と地方銀行の違いを理解する
商工ローンには手を出さない
「債権譲渡」はできるだけ避ける
「無知」であることの恐ろしさを理解する
「利益」より「キャッシュフロー」を重視せよ
【コンサルティング実例報告3】
実録・融資先企業の「倒産」を待っていた銀行
第5章 生き残るための「再建計画書」のつくり方
再建計画書という大きな武器
まずは会社の現状を自問自答する
再建チームを構成する
経営不振に至った「筋道」を明らかにする
四六項目の「会社数字」を収集する
六つのポイントで会社の実態をつかむ
銀行が気にする重要項目をチェックする
七つのポイントで資産評価を行なう
経済合理性以外の部分にも注意を払う
地方では「しがらみ」が阻害要因になりかねない
最終案では、法的整理も念頭に置く
再建計画書の具体的な内容項目
計画案策定中の「資金繰り」とキャッシュフロー
【コンサルティング実例報告4】
銀行の貸しはがしによって消えたユニーク出版社
終 章 納得できる「会社のお葬式」の出し方
社長の葬式を出さないための「命のお金」
痛みを知る者による痛みのケア
心構えさえあれば倒産は恐くない
残された時間で変わる最後の選択肢
「民事再生法」は最後の切り札
最初に検討すべきは「自己整理」
会社のお葬式における弁護士の大切さ
銀行交渉は攻め際と引き際をわきまえる
スピーディになった「破産」
資産価値が劣化しにくい民事再生法
民事再生法の適用では税金に注意すべき
民事再生法と事業継続の可能性
適用後に問われる経営者の姿勢
「多産多死」という考え方
「第三者」への「早い相談」がポイント
あとがきに代えて──義理と人情と浪花節のコンサルタント
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