目次


このまま「アメリカ型」社会を目指して本当に幸せになれるのか?


[目次] [著者紹介]


表紙




 ↑ページトップへ


はじめに

第1章 「競争政策」でさらに人口が減少する

 人口減少社会に入ったわが国の現状
 このままでは経済や社会保障を破壊しかねない
 少子化、人口減少の背景にあるもの
 私たちは経済運営を誤ってきたのではないか
 家庭や生活を犠牲にして働く日本人
 50年後を見越して設計された公的年金
 出生率1・4、人口1億人の社会を目指して
 「一人当たりGDP」で考えることの重要性
 今こそ、政策を転換すべきとき
 将来のグランドデザインを明らかに

第2章 「アメリカ化」で本当に経済は成長したのか

 ほとんど成長してきていない日本経済
 「規制緩和」は日米の貿易摩擦から始まった
 バブル崩壊後に始まった「競争政策」への取り組み
 マイナス面が顕在化してきた「規制緩和」
 爆発的に増加した不安定な派遣労働者
 タクシー業界の規制緩和で賃金が低下
 大店法廃止で出店規模はほとんど容認
 地元商店街が衰退しシャッター街が出現
 競争入札の現状は叩き合い
 国民の安全な生活も危険にさらされる
 規制強化でむしろ成長した面も
 空前の企業利益は実は輸出が大きく貢献
 過去の壮絶なリストラも企業利益を支える
 利益が従業員に配分されていないのが現状
 わが国は実は内需中心の産業構造
 好景気なのになぜか低迷する個人消費
 もはや従業員の3分の1が非正規社員
 「競争政策」のマイナス面は見直すべき
 「規制緩和」の弊害是正が始まっている

第3章 団塊の世代としての私の覚悟

 団塊の世代よ、覚悟を持て!
 国外ハンセン病療養所の元入居者への補償金支給
 アメリカ産牛肉の輸入再開問題
 医師確保問題への取り組み
 「二種混合ワクチン」の不安に善処する
 児童遊園の運用を市町村に委ねる
 省庁を超えて放課後子どもプランを創設
 三位一体改革の厳しい10日間
 団塊の世代として社会保障制度改革に取り組む
 「百年安心」を掲げた年金大改革
 年金大改革の「合意」を求めて財界、労働界を説得
 医療制度改革に向けた基本的なスタンス
 団塊の世代としての覚悟が試される
 最後までもつれた診療報酬の引き下げ
 国全体で高齢社会を乗り切る覚悟を

第4章 「一人当たりGDP」を大きくする政策へ

 国際的な地位低下が著しい日本経済
 低金利で失った家庭の巨額の利子収入
 GDPから「一人当たりGDP」へ
 勤労者の所得が上がらないと内需は増えない
 特殊な人口構成に支えられたアメリカ社会
 競争力強化のためアメリカにならうという矛盾
 「アメリカ型」が本当に目指すべき道なのか
 「一人当たりGDP」が総じて高いヨーロッパ諸国
 注目を集め始めたヨーロッパの福祉社会
 長時間労働とは無関係なドイツの輸出力
 労働ビッグバンと経済界の独りよがり
 団塊ジュニアの就職難が大きな問題
 増大する非正規社員の主張を聞くべき
 正規雇用・少子化対策は企業にも好影響
 「一人当たりGDP」は長期雇用で増大する

第5章 出生率1・4、人口1億人の日本社会を目指して

 持続可能な少子高齢社会とは
 出生率1・4なら年金は破綻しない
 出生率をみるみる回復させたフランスの政策
 まず、所得保障の強化から取り組む
 残業規制を強化し、働きすぎを抑制する
 60〜64歳男性労働力率を高めて労働力人口を維持
 女性のキャリア開発、職場復帰を進める
 人材の育成・配置を社会全体で考える
 ドイツ流のマイスター制度も魅力がある
 薬学部問題は人材供給ミスマッチの典型的な例
 限界集落はコンパクトシティに
 企業も人口構造のマクロ像に合わせるべき

第6章 消費税があなたの老後を守る

 日本の予算は月収40万円・支出58万円の家計と同じ
 優れた社会保障制度をどう維持できるか
 「高福祉・低負担」がわが国の現状
 人口構成上、小さすぎる政府は非現実的
 消費増税分は社会保障として国民に還元
 消費税の議論を避けてはいけない
 消費税で国民の購買力はむしろ高まる
 わが国が目指すべき社会とは

おわりに



 ↑ページトップへ



[著者紹介]

衆議院議員 川崎二郎(かわさき・じろう)
生年月日: 昭和22年11月15日
選 挙 区: 三重県第一区
当選: 8回
  
≪ 略歴 ≫
昭和46年 慶応義塾大学商学部卒業 松下電器産業株式会社に入社
昭和55年 第36回衆議院選挙に初当選
平成2年 郵政政務次官
平成3年 衆議院運輸・逓信委員会理事 党同部会
平成5年 衆議院議院運営委員会理事等
平成7年 地方行政委員長 党国会対策副委員長 党三重県支部連合会会長
平成8年 党国会対策筆頭副委員長
平成9年 党通信部会・地方政策小委員会委員長
平成10年 運輸大臣
平成11年 北海道開発庁長官
平成14年 国会対策筆頭副委員長
平成16年 衆議院議院運営委員長就任
平成17年 第44回衆議院選挙 当選8回
平成17年9月 衆議院議院運営委員長再任
平成17年10月 厚生労働大臣就任
平成18年9月 厚生労働大臣退任

≪ 自由民主党の役職 ≫
雇用・生活調査会 会長
航空対策特別委員会 顧問
港湾特別委員会 顧問
整備新幹線等鉄道調査会 顧問
少子化問題調査会 顧問
物流調査会 顧問
電気通信調査会 会長代行
観光特別委員会 顧問
海運・造船対策特別委員会 顧問
障害者特別委員会 顧問
社会保障制度調査会 顧問

≪ 議員連盟 ≫
テニス推進議員連盟 会長
日独友好議員連盟 幹事長

≪ その他 ≫
花みずきを育てる会 会長
(財)尾崎行雄記念財団 理事


お問い合わせは、webmaster までお願いいたします。
1996 - 2003 DIAMOND, INC. All Rights Reserved.