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プロローグ 国際ヒトゲノム計画成功の陰に
第1部 痛恨
日本人に独創性がないのではなく、日本という国に独創性の芽を摘んでしまう風土があるんです。
1 異能・和田昭允の孤独な闘い
2 「日本発世界へ」を潰す構造
3 ワトソンを激怒させた文部省
4 風雲児ベンターが仕掛けた罠
第2部 負の構造
ゲノム解読という生命科学の重要な課題に対する認識が、当時の日本政府にはまったく欠如していた。
5 ゲノム解読貢献度六%の悔恨
6 独創性を否定する学界と官僚
7 二〇年遅れの知財戦略
第3部 胎動
ゲノムなど生命現象を解明するためには、学問の領域ごとに縄張り争いをしていてはダメなんです。
8 ポストゲノムが描く未来
9 次世代を担う異能たち
10 変わり始めた大学研究者
11 起死回生の国家プロジェクト
第4部 教訓
自然には科学も技術もない。人為的な境界にとらわれない自由な発想こそが学問の発展をもたらすのだ。
12 先端機器開発の自滅のスパイラル
13 自立できないバイオベンチャー
14 知財立国への新たな課題
15 ゲノム敗北の教訓を生かせるか
エピローグ 偉大なる奇人、変人、和田昭允の遺産
あとがき
年表
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