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はじめに
第一章 死ぬより怖い「就業不能」
——日本人が見落としてきた最大のリスク——
誰も助けてくれない!という、知られざる現実
保険や公的保障ではカバーされない長期傷病時の収入補償
「生きているけど働けない」は極めて身近な危機
働けなくなったら、あなたの収入はどうなる?
一般的な会社員なら一八ヶ月で途絶える収入
最終手段として残るのは「生活保護」のみ
生命保険大国・日本にひそむ「リスクの大穴」
世帯主の就業不能時にアテになるのは預貯金と一時給付金
欧米諸国ではあって当たり前の「就業不能リスク」ヘッジ
未曾有の少子高齢化と国の借金八三六兆円
福祉に頼れない将来——「自己責任の時代」へ——
「高福祉国家」への移行が難しい日本
国によるセーフティ・ネットは引き続き最低限に留まると予測
第二章 「GLTD 」とは何か?
——就業不能の社員を救済できる唯一の保険制度——
「GLTD=団体長期障害所得補償保険」
定年年齢まで、就業不能による収入減少分を補償
『助かりました。何しろ、本当に。』
米国企業では“あって当たり前”の制度
米国では一般消費者の八割が知っている保険制度
米国でGLTD がこれほど普及した歴史的背景
世界大恐慌をきっかけに社会的な保障に対する意識が上昇
「誰も手を出せなかった分野」——日本で普及が遅れた理由——
米国でGLTD 販売一位のシェアを持つ保険会社が初参入
“失われた一〇年”とGLTD
近年、GLTD に日本企業の注目が集まり始めた背景
経営リスクとしての「就業不能」
就業不能が人的資本にもたらす損害の大きさ
長期休業時の保険に加え職場復帰もサポート
第三章 急増する「うつ」の社員の就業不能
——働けなく原因の六割が、精神疾患の時代——
働き盛り社員に「うつ」が蔓延する職場の今
三〇代・現場世代を襲う「うつ」
日本における就業不能原因は六割がうつ
世界的に見て極めて高い自殺者の数
メンタルヘルス環境向上に向けた国の取り組み
それでも休職できない!という、サラリーマンの悲劇
経済的な不安がうつ病治療のネックに
治療の前に立ちはだかる精神的なプレッシャーの壁
誰にも「うつ」の可能性
三〇代社員の心の健康が蝕まれている理由
ストレスを誘発する職場の急速なIT 化と成果主義
不透明な三〇代社員のキャリアパスやライフコース
バブル以前とは異なる現代の職場で発生するストレス
なぜ今、企業のメンタルヘルス対策が急務なのか
経営効率の観点からも必要となるメンタルヘルスケア
「安心して治療に専念できる環境」を実現するには
第四章 「安心して働ける環境」は競争力となる
——GLTD 制度活用の経営的視点——
本当に求められる福利厚生制度とは
過去に行われた福利厚生のリストラを振り返る
企業への不満から生まれたモチベーションやモラルの低下
一転、「人が会社を選ぶ時代」に
リテンションによる長期雇用実現の重要性
新しい福利厚生施策に必要な三つの条件
従来の福利厚生メニューのリプレイスとして導入されるGLTD
進む福利厚生制度のスクラップ・アンド・ビルド
「人こそ社の資産」というメッセージを運ぶGLTD
GLTD 導入企業の声
第五章 GLTD 制度導入の実際
——就業不能へのセーフティ・ネット確立を目指して——
GLTD 制度の構築方法と主な働き
GLTD 導入がもたらすメリット
各社の戦略として柔軟にカスタマイズできるGLTD 制度
GLTD の基本的な機能
GLTD 制度の主な働き
GLTD 制度を構成する要素
GLTD の商品特性
GLTD 制度導入成功のポイント
安心して治療できる環境の提供から職場復帰までを支援
アドバンテッジリスクマネジメントグループによる導入事例
GLTD 導入企業インタビュー
巻末資料 GLTD Q&A
参考文献
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