目次


職場のメンタルヘルス実践ガイド

不調のサインの見極め方 診断書の読み方から職場復帰のステップまで


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


序章 あなたの職場は大丈夫? ——激増する「メンタル不全」


メンタル不全とは何か?
増大するメンタル不全
職場のメンタル不全と管理職のリスク
 事例 取締役昇格が見送りに——面倒見のいい神崎部長(51歳)の事件
管理職の責任はどこまでか
メンタルヘルス適応度マップ
職務充実とセルフケアの重要性
〈序章のポイント〉


第1章 職場の心の健康を守る技術——ラインケア


管理職がなすべきラインケア 12のポイント

1 見る——管理職は、何をどう見なければいけないのか?
見る(1) サインを見る
 事例 「貢献・協調・努力」を認め「うつ病」からよみがえった——桜木さん(43歳)の場合
見る(2) 能力を見る
 事例 教えてもアウトプットできない部下——柿沢さん(25歳)の場合
 事例 スパルタ職場を具体的なサポートで乗り切った——水谷課長(40歳)の場合
見る(3) 人間関係を見る
 事例 IT情報技術部の大山部長(48歳)の猛烈リーダーシップ——上司がストレッサーのケース
 事例 「あの部署に行くとうつになる」という噂が流れる人事異動——メンタルヘルス専門家の介入では解決しないケース
〈1のポイント〉

2 話す——環境、やり方、プライベートについて声をかける

 事例 「環境、やり方、プライベート」の声かけをしなかったために生じたメンタル不全——昇進うつ病になった優秀な営業マンの香川さん(40歳)の場合
話す(4) 「環境」について声をかける
話す(5) 「やり方」について声をかける
 事例 いきなり診断書を突きつけられた下山課長(43歳)の場合
話す(6) 「プライベート」について声をかける
〈2のポイント〉

3 聴く——気持ちを、真実を、心を聴く

聴く(7) 長時間労働の時に聴く
聴く(8) 異動があった時に聴く
聴く(9) 人事考課後に聴く
 事例 無断欠勤が続く丸尾さんに佐伯部長はどう訊けばいいか?
 事例 まったくサインなし、セブン—イレブンと呼ばれた「エリート社員のメンタル不全」
〈3のポイント〉

4 対処する——最悪の事態を回避する

対処する(10) 安全配慮をする
対処する(11) 健康相談を勧める
 事例 上司から「心療内科」受診を勧められた若槻さん(34歳)の場合
対処する(12) 本人の拒否や緊急性のある場合に対応する
〈4のポイント〉

5 職場の健康を守る管理職として行動するために

 事例 やさしいが頼りにならないPM型の岩倉課長(36歳)
 事例 PM(K)式リーダーシップ理論を活用した山咲課長(39歳)
 事例 N社で行なったPMKリーダーシップ診断
〈5のポイント〉


第2章 メンタルヘルス診断書の読み方と対応


診断書を受理した管理職の対応の仕方

診断書の見方
(1)適応障害
(2)不安障害(パニック障害)
(3)うつ状態
(4)身体表現性障害(自律神経

診断書の見方の注意点
診断書が出されたら
その他のメンタル不全
〈第2章のポイント〉


第3章 部下の職場復帰を成功させるために


 事例 まだ治っていなかった中川さん(28歳)のケース

フェーズ1 メンタル不全による休暇中に気をつけること
ステップ(1) 休職開始
ステップ(2) 休職中

フェーズ2 休暇中、および休職復帰時に気をつけること
ステップ(3) 職場復帰可否の判断および職場復帰支援プランの作成
ステップ(4) 最終的な職場復帰の決定と職場復帰

フェーズ3 職場復帰時、および復帰後のマネジメント
ステップ(5) 職場復帰後のフォローアップ
 事例 メンタルヘルスに熱心な本田部長(45歳)の挫折
〈第3章のポイント〉


参考文献


謝辞



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著者

佐藤 隆(さとう・たかし)
日本鋼管病院の精神衛生室および同社人事部兼務にて、メンタルヘルス等の職務に携わる。慶應義塾大学および明治学院大学にて非常勤講師、東海大学短期大学部にて学科長を務める。学術活動として現在まで300社以上の企業および官公庁を対象に、リーダーシップおよび管理職のメンタルヘルスに関する調査研究を実施。また、多数の企業における人事部・管理職向け研修や人事システム立案に携わる。
現在、グロービス経営大学院大学教授。他に、ハンス・セリエ財団カナダ・ストレス研究所客員研究員、財団法人パブリックヘルスリサーチセンター付属ストレス科学研究所客員研究員。財団法人地方公務員安全衛生推進協会メンタルヘルス講師、総合心理教育研究所・東京セリエセンター学術講師。臨床心理学、精神保健学等を専攻。
著書に『臨床心理学とストレス科学』(エイデル研究所、2004)、『婦長さん出番ですよ!』(日本看護協会出版会、1992)、『危険予知の実践心理学』(労働新聞社、1984)、『ストレスと上手につき合う法』(泉文堂、1982)、『朝礼の話題に困らない本』(日本実業出版社、1979)、『ゼロ災害への道』(総合労働研究所、1976)ほか多数。他に共同執筆として『産業心理相談ハンドブック』(金子書房、1998)、『ストレスの事典』(朝倉書店、2005)、『ビジネススクールで教えるメンタルヘルスマネジメント入門』(ダイヤモンド社、2007)がある。論文多数。
学会活動として、日本産業ストレス学会員、日本産業精神保健学会理事、日本心理臨床学会員、日本ストレス学会員、産業・組織心理学会員(元監事)等がある。
臨床心理士、精神保健福祉士取得。

監修

グロービス経営大学院
社会に創造と変革をもたらすビジネスリーダーを育成するとともに、グロービス・グループの各事業を通じて蓄積した知見に基づいた、実践的な経営ノウハウの研究・開発・発信を行っている。
グロービス・グループには以下の事業がある。
●グロービス経営大学院(経営大学院/東京・大阪・名古屋)
●グロービス・マネジメント・スクール(ビジネス・スクール事業/東京・大阪・名古屋)
●グロービス・オーガニゼーション・ラーニング(人材育成・組織開発事業)
●グロービス・キャピタル・パートナーズ(ベンチャーキャピタル事業)
●出版(出版事業)
●オンライン経営情報誌「GLOBIS.JP」(経営情報サイト運営事業)
http://globis.co.jp


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