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はじめに
PART 1 経済の基本的なしくみ
経済のメカニズムと基本的な知識についてまず理解しておこう
1 そもそも「経済」とはなんだろう?
経済とは「世の中のお金の動きすべて」
実物経済から「マネー経済」へ
お金は経済の血液
2 経済成長とは何か?
GDPが経済の実態をあらわす
新たに生み出された「付加価値」
バブル崩壊後は平均1%台の成長率
3 景気の先行きはどこで見るか?
景気動向指数に注目しよう
景気診断は〝予測〟にすぎない
4 「景気循環」のメカニズムとは?
好況と不況は繰り返す
景気循環のしくみは?
景気循環の法則とは?
5 経済指標の読み方は?
フロー指標とストック指標
フローとストックの読み方
物価指標を読む
6 インフレ、デフレとはどういう現象か?
物価と景気の関係
「デフレ・スパイラル」って何?
過度のインフレは生活を破壊する
7 地価はどうやって決まるのか?
東京の土地はなぜ高いのか?
地価算出も“国際標準”のやり方に
8 マクロ経済ってなんだろう?
経済を全体的に眺めるのがマクロ経済
「修正された資本主義」とは?
9 ミクロ経済ってなんだろう?
企業や消費者の行動を観察する
ミクロとマクロは経済分析の両輪
10 要するに経済学は何をする学問なのか?
経済学が産業革命を生んだ!?
アダム・スミスの「神の見えざる手」とは?
経済学第二の発明「有効需要の原理」
新自由主義の台頭
11 経済の二極化とは何か?
苦戦する産業・成長する産業
格差社会が形成されつつある
12 金融恐慌が起こるメカニズムとは?
日本初の金融恐慌
バブル崩壊後の金融危機
リーマンショック
13 経済のグローバル化とは?
国境を越えた資本の移動
構造変化が生き残りのカギ
Column 産業革命と経済発展
PART 2 産業と経済の関係は?
産業構造や企業経営と経済の密接な関係を見てみよう
1 産業構造はどう変化してきたか?
日本の産業構造が地殻変動を起こしている
日本の産業構造の歴史
21世紀に日本の産業構造は激変する
2 産業の空洞化とは、どういうことか?
空洞化は先進国の宿命
空洞化は産業構造進化のチャンス
3 日本的経営は時代遅れなのか?
日本的経営では雇用コストが負担
新たな経営モデルの模索
4 フリーターやニートの増加が経済に与える影響は?
若年失業者として問題化
経済成長の制約要因に
5 そもそも、株と経済の関係は?
株式会社の基本は、資本と経営の分離
日経平均株価とTOPIX
なぜ株価は変動するのか?
6 グローバル・スタンダードと企業戦略の関係は?
世界標準の獲得が市場制圧のカギ
「公的標準」と「事実上の標準」
7 キャッシュフロー経営とはなんだろう?
キャッシュフローは企業の強さのモノサシ
現金の流れを意識した経営が不可欠
投資判断の新基準としても重要
8 会社法と経済の関係は?
国際競争力をつけるために
会社法による変更点
「三角合併」の解禁
9 環境ビジネスはどう成長していくのか?
将来の市場規模は120兆円
新エネルギー分野も注目される
10 M&Aのしくみと目的は?
生き残りと成長のための有力手段
合併・買収はさらに活発に
11 インターネットビジネスは今後どうなる?
小資本で世界市場に販売できる
コンテンツの提供がビッグビジネスに
Column ジョン・K・ガルブレイス
PART 3 政治と経済の関係は?
行政活動が経済に果たす複雑で微妙な役割についても見ておこう
1 国が経済に果たす役割とは?
財政の使命は国の安定成長
社会インフラを整備する
持てる者から持たざる者へ
景気をコントロールする
2 地方自治体が経済面で果たす役割は?
住民に密着したサービスを行う
地域振興も大きな仕事
3 経済官庁はどんな仕事をしているのか?
経済構造改革を推進する
省庁主導の時代は終わった
4 国の予算はどう使われているの?
原資は税収、国債、その他収入
6割が税金その他、4割が借金
社会保障費のウェイトが高い
5 国営企業の民営化が経済に与える影響は?
直接の事業主体を国から切り離す
財政負担を軽減し、サービスを向上させる
6 公共事業と経済効果の関係は?
日本は公共事業大国
「公共投資の景気回復論」は過去のもの
7 国債が増え続けるとどうなるのか?
国債の目的は「景気対策」だが……
最悪のシナリオは財政破綻
8 プライマリーバランスとは?
財政の健全性を示す指標
歳出構造の抜本的改革が必要
9 自治体の財政破綻って何?
「財政再建団体」になった夕張市
「地方分権」の動きも出ている
10 東京一極集中と地方が疲弊する関係は?
日本の人口の10 分の1が集中
地方では人口減少と高齢化が進む
11 経済大国なのに豊かさを感じないのはなぜ?
国民1人当たりのGDPは23位に転落
「将来に対する不安」をどうするか
12 少子・高齢化で日本はどうなるか?
他国に例のない高齢化現象
人口減少の時代に入った
税金と社会保障費が上昇する
13 年金問題は経済にどう影響するのか?
“年金不安”が蔓延している
内需が盛り上がらない
Column 格差社会のゆくえ
PART 4 金融と経済の関係は?
経済を動かしているカネの流れとしくみについて押さえておこう
1 そもそも金融のしくみとは?
金融とは「カネの貸し借り」のこと
銀行は金融システムの中核を担う
間接金融から直接金融へ
2 日銀が果たしている役割とは?
日銀には三つの顔がある
「景気・物価の番人」としての役割
3 日銀の金融政策にはどんなものがあるか?
世の中に出回るお金の量を調整する
基準割引率・基準貸付利率の変更とは?
公開市場操作とは?
預金準備率操作とは?
4 日銀の量的緩和政策とは何か?
世の中に流通するお金を増やす
通貨量から景気を支える
5 為替レートはどのように決まるのか?
基本は価格メカニズムで動く
短期・中期・長期の見方
6 そもそも円高・円安ってどういうこと?
円高と円安どっちがトクなのか?
円高・円安はなぜ起こるのか?
7 なぜドルが基軸通貨なのか?
イギリスのポンドからアメリカのドルへ
ユーロが基軸通貨になる日は?
8 通貨の切下げの効果と意味は?
切下げは、あくまで非常措置
恐慌を招くこともある
9 ユーロ誕生が与えた影響は?
欧州統一通貨の誕生
二大国際通貨の時代
10 ヘッジファンドが経済に与える影響は?
一国の為替レートを自在に操る
アジア通貨危機の引き金になった
デリバティブがヘッジファンドを肥大させた!?
むちゃな投機は規制される
11 金融再編成と国際化のゆくえは?
三大メガバンクの誕生
「大きさ」イコール「強さ」ではない
Column エネルギー革命が経済を飛躍させる
PART 5 世界経済と日本の課題
激動する国際経済と日本経済が直面する課題について見ておこう
1 国際通貨制度の歩みを見ておこう
長く続いた金本位制の時代
国際通貨基金の設立
固定相場制から変動相場制へ
変動相場制も曲がり角にある
2 WTOの役割は?
GATTがWTOに生まれ変わった
先進国と途上国を巡る対立
3 サミットやG7の役割は?
主要国が国際協調を行う
G20は先進国と新興国の協調の場
4 急成長するブリックス(BRICs)とは?
急成長する四つの大国
世界経済に対する懸念もある
5 ブラジル経済はどう成長するか?
世界一のエタノール輸出国
農産物と工業品の一大輸出地域として
6 ロシア経済はどうなるのか?
豊富な資源が眠る巨大市場
社会・政治基盤の整備が急務
7 インド経済はこれからどうなる?
インド系IT企業が躍進
格差社会をどう克服するか
8 経済大国になった中国の今後は?
人口13億人の巨大マーケット
「改革開放路線」という壮大な実験
民族対立、環境問題、貿易摩擦など問題山積
9 今後の日米関係はどうなるのか?
日米関係は経済摩擦の歴史
産業構造の調整が求められる
10 ユーロ圏が世界経済に与える影響は?
人口3億2500万人の経済圏
世界経済をブロック化させる懸念も
11 中東情勢と日本経済の関係は?
原油価格が安定しない背景
中東原油の上に成り立つ日本経済
12 南北問題の解決に必要なものは?
そもそも南北問題とは?
教育の整備などの援助も必要
13 エネルギー問題はどうなるのか?
石油に代わるエネルギー源
クリーンで安全なエネルギーへの転換
14 地球温暖化が経済に与える影響は?
エネルギーや水、食糧の不足を招く
低炭素社会の構築を目指して
先進国と新興国の対立 」
15 21世紀の日本の役割は?
アジアの国々との協力体制の強化
多極化する世界のなかで
索引&用語解説
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