目次


伝える本。

受け手を動かす言葉の技術。


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表紙




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序 言葉を、もういちど。

言葉は技術だ。
言葉は伝える技術だ。


第1章 「言葉不全」の時代。
伝わっていると信じている言葉が、実は受け手に伝わっていない。そんな厄介な時代をぼくらは生きている。


言葉不全(R)。
日本語ブームに足りないもの。
意味が共有されているか。
言葉の当事者でない人はいない。
言葉のメカニズム。
「〜してみない?」と言葉は提案する。
送り手の言葉は約束である。
5時に赤坂で。


第2章 言葉を疑え。
ほんとうに伝わる言葉を知るために、今あたりまえのような顔をしている言葉を、まず疑ってみる。


「ちゃんと」を疑う。(その言葉の約束は有効か無効か?)
「熟練」を疑う。(その言葉の約束は有効か無効か?)
「カラ言葉」。
「エコ」を疑う。(きっと敵をつくるなあ)
言葉の「音」化。
政治家の言葉。
正しさの弱さ。
受け手の不在。
受け手は厄介者か?(そうだよ)
暗号に逃げ込む人々。
異言語人。
受け手への想像力。
この章の終わりに。


第3章 「ベネフィット」というキーワード。
伝わる言葉と伝わらない言葉を隔てるものは、受け手にとっての「ベネフィット」があるかないかである。


糸電話。
広告という教材。
一つの脳から一つの脳へ。
広告は求められていない。
広告はノイズか?
受け手は赤の他人。
認知。
ベネフィット。
受け手の言って欲しいことを言ってあげる。
受け手の欲しいベネフィット。
世界最小最軽量のバカ。
ドキドキする人、しない人。
受け手の状況。


第4章 さあ、言葉を伝えよう。
言葉を伝えることによって、受け手を動かすためにしなければならないこと。多くはないが、安直ではない。


日常の言葉。
言葉を伝える(実践篇)。
R君の失敗。
ぼくのプレゼン。
1.主観に左右される言葉は使わない。
2.受け手の判断の尺度をあらかじめ明確にする。
3.受け手と同じ言葉を使う。
4.受け手の状況を把握して、ベネフィットを提案する。
「共有エリア」から眺めると。
「共有エリア」1〜3。
想像力のベースをつくるもの。
共有エリアからのベネフィットの提案(ぼくの場合)。
もういちど言う。言葉は技術だ。(反論求む)
何を言うかと、どう言うか。
送り方に困る言葉。
日々の、どう言うか。
正解はないのだよ。
「頑張れ!」じゃ、頑張れない。
暴走族をオナラ族に。
言葉の奥行き。
会話しようよ。
まとめます。


終わりに。



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著者

山本高史(やまもと・たかし)
クリエーティブ・ディレクター、コピーライター。
1961年京都府生まれ。1985年大阪大学文学部卒業後、電通入社。コピーライターとして活躍し、さまざまなキャンペーン広告を手がける。2006年電通を退社し、株式会社コトバ設立。これまでの主な仕事に、トヨタ自動車、JR東日本、サントリー、オリンパス、ファンケル、トクホン、S&B、キユーピー、JT、ユニクロ、ジャパネットたかた、資生堂などの広告がある(長い年数にわたるので競合社が重なります)。TCC最高賞、クリエイター・オブ・ザ・イヤー特別賞、TCC賞、ADC賞、ACC賞、日経広告賞、新聞広告賞など受賞歴多数。
主な著書に『案本』(インプレスジャパン刊)。


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