目次


情報メディア白書 2010


[目次] [著者紹介]


表紙




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●「ニュー・ボリュームゾーン」を見切れば、そこにメディアのチャンスはある!!
●本白書の使い方


特 集 「地デジ」100%普及に向けた課題と処方箋

1 独自調査で明らかになった生活者の地デジ対応状況
2 地デジ100%実現のためのもう一つの論点 〜「完デジ層」と「地デジ無関心層」の比較〜
3 地デジ100%への道とその先にあるメディアの未来


1部 情報メディア産業の動向

1 新聞

●新聞復権のためのマーケティング視点導入を
●新聞産業構造図
(1)市場 1世帯当たり部数が1部を割り込む
(2)紙数/発行ページ 夕刊の休刊・廃刊が相次ぐ
(3)経営/広告 上位12業種の広告費、食品以外は減少
(4)雇用/用紙 記者の割合はこの10年で1割増
(5)全国紙・地方紙 部数減、広告不振、用紙費アップで軒並み減収
(6)新聞販売店 新聞少年の減少幅が大きい
(7)読者 男性壮年期の閲読率が低下
(8)スポーツ新聞
  (1)市場 発行部数500万部を切る
  (2)紙面/読者 北京オリンピック開催につき関連記事増加
(9)地域紙 紙面そのままの電子版の販売がスタート
(10)通信社 契約料の値下げ、人員削減が実施される
(11)電子化 動画、紙面イメージなど大容量情報の提供が増加

2 出版

●異業種提携や流通改革など、業界再編が活性化
●出版産業構造図
(1)市場 雑誌販売金額が過去最大の減少率
(2)出版社
  (1)社数 中小規模の出版社の廃業が進む
  (2)売上高/系統別出版社数 売上高構成比、書籍:雑誌:広告は5:3:1.6
  (3)大手出版社 広告収入が大幅減少、その他収入は増加
(3)取次・書店 大型書店の印刷会社、出版社との資本提携が続く
(4)書籍 廉価本を中心に新刊発行点数が増加
(5)雑誌
  (1)市場 部数減、広告減で、販売金額は11年連続で減少
  (2)販売部数 総合週刊誌の退潮続く
  (3)女性誌 有名雑誌の休刊相次ぐ
  (4)メディア関連誌/分冊百科/ムック 分冊百科とムックの市場は拡大
(6)マンガ
  (1)市場 単行本、雑誌ともに返品率アップ
  (2)単行本 引き続き、新刊点数が増加
  (3)雑誌 少女向けマンガ雑誌が苦戦
(7)読者 オンライン書店の利便性を評価
(8)電子出版
  (1)市場/発行タイトル数 タイトルが充実し、携帯向け市場が引き続き拡大
  (2)発行タイトル数/利用状況 有料へのシフトとユーザー年齢層の拡大が課題

3 フリーペーパー

●転機迎えるフリーペーパー
●フリーペーパー産業構造図
(1)市場 フリーペーパー・フリーマガジン広告費減少に転じる
(2)経営 セグメント化で対応する各社
(3)読者
  (1)閲読状況 コア読者層の閲読率は横ばい
  (2)評価 地域情報・実用性で高い評価

4 音楽

●次世代音楽産業のメインプレイヤーは誰か?
●音楽産業構造図
(1)市場
  (1)日本の音楽市場 音楽配信の比率がますます高まる
  (2)世界の音楽市場 日本は世界第2位の音楽市場規模
(2)レコード
  (1)生産 レコード生産金額はピーク時の半分に
  (2)流通/ヒット作品 シングルヒット作の売上枚数減が顕著に
(3)配信
  (1)市場 携帯電話向け配信シェアが9割占める
  (2)ヒット作品/利用動向 配信ヒット作は順調に増加
(4)映像 音楽ビデオソフト市場の伸びに注目
(5)カラオケ
  (1)市場 カラオケ市場は7000億円を割り込む
  (2)カラオケボックス/上位曲 カラオケ関連企業の業態は多様化
(6)音楽イベント
  (1)市場 2008年のコンサート市場規模は10年で最大に
  (2)公演状況 ロック・ポップスがイベント市場を支える
(7)ユーザー 高校生〜20代の音楽配信利用が目立つ

5 映画

●テレビとの連動さらに強まる
●映画・ビデオソフト産業構造図
(1)劇映画
  (1)市場 邦画興収1100億円超える
  (2)配給 邦画大手3社が好調
  (3)映画館 スクリーン数増加は続く
  (4)経営 大手3社はヒット作に恵まれ増収
  (5)作品 「崖の上のポニョ」は歴代6位
  (6)ユーザー 女性の映画鑑賞参加率が増加
(2)ビデオソフト
  (1)市場 セル市場が大幅に縮小
  (2)DVD DVDソフトは金額、数量とも減少
  (3)流通 インターネット経由が伸長
  (4)レンタル店 レンタル店の大型化に歯止め
  (5)作品 テレビ発のバラエティ作品が上位に
  (6)ユーザー 手軽なレジャーとして定着

6  アニメーション

●成熟期を迎える国内アニメ市場
●アニメーション産業構造図
(1)市場 アニメ市場は2年連続の縮小
(2)海外展開 海外市場は発展途上
(3)劇場用 「ポニョ」のヒットが市場を支える
(4)放送 地上波放送量はピーク時から約1割減少
(5)ビデオソフト ブルーレイの普及に期待
(6)配信 携帯向け配信に注目
(7)キャラクター アニメ作品がキャラクター市場を支える
(8)ユーザー 10〜30代を中心に広がるアニメユーザー

7 ゲーム

●次世代ハードを見越し、変革の途上に
●ゲーム産業構造図
(1)市場 国内ゲーム市場は曲がり角に
(2)ビデオゲーム
  (1)市場 国内ビデオゲーム市場は減少に転じる
  (2)経営 任天堂好調、ソニー3年連続赤字に
  (3)ハードウェア 普及が一巡しハード出荷は大きく減少
  (4)ソフトウェア ソフト市場でも任天堂強し
  (5)ユーザー ニンテンドーDSの家庭内保有率は50%超える
(3)オンラインゲーム
  (1)市場 拡大続くオンラインゲーム市場
  (2)ユーザー オンライン有料ゲームプレイが伸長
(4)アーケードゲーム
  (1)市場 売上高前年度比84.5%と大幅減
  (2)経営 苦境に立つゲームセンター、戦略見直しも
  (3)ヒット 「機動戦士ガンダム 戦場の絆」が2年連続トップ
  (4)ユーザー 女性ユーザーの減少続く

8 ラジオ

●マルチメディア放送はラジオにとって好機となるか
●ラジオ産業構造図
(1)市場 AM、FMとも大幅な市場縮小
(2)経営 ほとんどの事業者で減収が続く
(3)コミュニティFM/有線放送/デジタルラジオ コミュニティFM放送市場は、初の大幅減少
(4)広告 番組、スポットとも広告減
(5)番組/聴取状況 聴取状況は2年ぶりに低下
(6)リスナー 平日の聴取パターンに変化

9 テレビ

●2011年に向けて待ったなしの環境整備が進む
●テレビ産業構造図
(1)地上波
  (1)市場 5年ぶりに3兆円割り込む
  (2)経営 ラ・テ兼営社と独立UHF局は赤字に転落
  (3)広告 出稿量・売上ともに減少
  (4)在京キー局 スポット収入が大幅に減少
  (5)ローカル局 在阪・在名10社のうち半数が赤字に
  (6)放送時間 番組種目別視聴率トップはクイズ・ゲーム
  (7)視聴率 年間平均世帯視聴率トップは5年連続フジテレビ
(2)衛星放送
  (1)概況 “衛星新時代”に突入
  (2)市場 拡大する衛星放送市場
  (3)経営 在京民放系BSデジタル5社は大幅な増収
  (4)委託放送事業者 半数以上のチャンネルが黒字を計上
  (5)放送時間/チャンネル 報道のNHK BS--1、映画のWOWOW
(3)ケーブルテレビ
  (1)市場 加入世帯数3000万を突破!
  (2)市場 収益の7割はベーシックサービス
  (3)多チャンネル化 多チャンネル契約は16.7%
  (4)経営 単年度黒字のケーブルテレビ事業者は82.4%
  (5)チャンネル 大手MSOはデジタル放送実施
(4)IPTVほか 1年間で加入世帯が倍増
(5)番組プロダクション 制作番組はCM、情報番組、ドキュメンタリー
(6)視聴者
  (1)視聴時間 テレビ視聴時間は1日平均4時間5分
  (2)視聴率 テレビ視聴者は50歳以上が中心
(7)録画率・再生率 テレビ番組録画時間は1日平均8分
(8)デジタル放送 地デジ対応受信機の世帯普及率60.7%

10 通信

●求められる生活実感に根ざす価値提供可能性
●通信産業構造図
(1)市場 固定、データ通信の伸長が通信市場を支える
(2)事業者 資本金100億円以上事業者が売上の9割占める
(3)経営
  (1)3大キャリア 移動通信セグメントの売上減少が大きなインパクト
  (2)3大キャリア、その他主要キャリア FTTH分野で伸びが期待できる固定系ARPU
  (3)その他 研究開発費や設備投資費は抑制傾向
(4)インフラ/ネットワーク FTTH、1000万回線を突破
(5)固定通信 加入電話契約数、IP電話の伸長背景に4年で1000万減少
(6)IP電話 IP電話契約数2000万を突破
(7)国際通信 伸びるアジア諸国とのトラヒック
(8)公衆電話/専用線/IP-VPN・広域イーサネット 専用線減少の一方で新型WANがじわじわ普及
(9)トラヒック 総通信時間の減少傾向続く
(10)ユーザー 携帯普及で2005年までに大きく伸びた電波利用料歳入額

11 携帯電話

●通信事業者主導からオープンなビジネス環境へ
●携帯電話産業構造図
(1)市場 携帯電話端末出荷台数3割減
(2)経営 価格競争激化でARPUは右肩下がり
(3)契約数 ケータイとPHSで1億1000万契約突破
(4)機能 ワンセグ対応携帯電話が累計7000万台に迫る
(5)トラヒック
  (1)通信回数 通信回数は再び増加傾向に
  (2)通信時間 深夜帯の長電話はPHSに引き継がれている
(6)モバイルコンテンツ関連
  (1)市場 モバイルプラットフォームビジネスは1兆5000億円に迫る
  (2)CP CPビジネス参入企業は約5000社に
(7)ユーザー
  (1)利用金額 端末購入価格が急騰
  (2)サービス利用 モバイルでのショッピング利用率は22.8%

12 インターネット

●さらなる普及を目指し動画配信で新たな動き
●インターネット産業構造図
(1)市場 利用者数が9000万人を突破
(2)DSL FTTHへの乗換え進み、減少続くDSL
(3)FTTH 光回線は1500万契約突破
(4)CATV経由/FWA CATVインターネットは400万契約突破
(5)無線LAN/IP-VPN モバイル接続に無線LANに加えBWAが登場
(6)インターネット関連企業 モバイルSNSのグリーが急成長
(7)デジタルコンテンツ モバイル中心のデジタルコンテンツ市場
(8)ブログ/SNS/検索 ブログ市場は160億円、SNS市場は499億円
(9)映像配信 映像市場が500億円突破
(10)ITコマース 進むEC化、BtoBのEC化率は21.2%
(11)ウェブサイトアクセス
  (1)ランキング Yahoo!JAPANの独走続く
  (2)カテゴリー別 毎日jpの接触者数が躍進
(12)トラヒック 接触者率は平日夜がピーク
(13)ユーザー
  (1)利用状況 約半数が毎日、インターネットを利用
  (2)ネット販売 過半数がネットでの購入経験あり
  (3)デジタルコンテンツ 携帯利用が多いデジタルコンテンツ

13 広告

●クロスメディア時代への適応力が問われる広告業界
●広告産業構造図
(1)市場 2008年総広告費6兆6926億円
(2)経営 2009年上半期も大幅売上減
(3)マス4媒体
  (1)広告費 ターゲットに合わせた広告配分
  (2)出稿量 マス4媒体大きく前年割れ
(4)テレビCM スポットCMの割合がさらに増加
(5)インターネット広告 総広告費シェアの10%へ成長
(6)モバイル広告 ナショナルクライアントも進出
(7)交通広告 車内ビジョンが好調
(8)屋外広告 さまざまな広告手法が登場
(9)折込広告 ポスティング、ダイレクトメールとの競合激化
(10)POP広告 プロモーション領域拡大に伴いPOPも変化
(11)広告評価 消費者の最接触媒体はテレビ

14 通信販売

●「メディア=通販の手段」のみならず、「通販=メディアの手段」に
●通信販売産業構造図
(1)市場 売上は伸長し4兆円台に
(2)経営 2008年は景気後退の影響大
(3)利用媒体 クロスメディア化したビジネス展開
(4)受注 電話とインターネットPCからの受注額は6割以上
(5)配送/取扱商品/代金回収 配送は宅配便、代金回収では「代引き」がメイン
(6)インターネット通販/テレビ通販
  (1)市場 急成長するモバイルコマース
  (2)経営 拡大するアマゾンのプレゼンス
(7)ユーザー 利用金額は5年前と比べて年間で1万円増加

15 イベント

●苦境のなかで生まれる新たなイベント市場
●イベント産業構造図
(1)市場 2008年のイベント市場は縮少傾向に
(2)ジャンル別市場 最もシェアの大きいジャンルは販促イベント
(3)テーマパーク/会場施設 遊園地、テーマパークの入場者数は1億人
(4)国際コンベンション 国際コンベンションは科学・技術・医学が中心
(5)スポーツイベント 好調なスポーツイベント市場
(6)参加人口/参加率 参加人口は減少傾向に

16 情報メディア関連産業

(1)印刷 2008年の市場規模は再び前年割れ
(1)印刷 従業者数9人以下の小規模事業所が全体の4分の3
(2)情報サービス業 市場規模が20兆円に迫る
(2)情報サービス業 受注ソフトウェア開発は10兆円市場
(3)車載メディア 地デジ受信機の累計出荷台数が234万台
(3)車載メディア 安価なPNDタイプナビゲーションが増加
(4)郵便 封書は黒字、はがき・速達・書留は赤字
(5)金融(クレジットカード/電子マネー) 電子マネーSuicaの利用が急速に拡大
(6)写真 デジカメ国内出荷台数は1111万台


2部 海外の情報メディア産業

1 アメリカ

(1)基礎データ/雑誌 雑誌広告大幅減
(2)新聞 部数、広告とも大幅減
(3)劇映画 値上げが動員減をカバー
(4)ビデオソフト/音楽 ブルーレイは市場を回復できるか
(5)有料多チャンネル放送 光ファイバー契約が急成長
(6)電話 ケーブル電話契約数急増
(7)インターネット 広告費の伸びが鈍化
(8)広告/映像コンテンツ 映像コンテンツ消費が拡大

2 アジア

(1)基礎データ 中国の経済成長率は9.0%
(2)中国
  (1)新聞/音楽 音楽売上はパッケージをデジタル配信が上まわる
  (2)通信 進むインターネット普及
(3)香港/台湾 無料日刊紙の成長続く香港
(4)韓国 デジタル配信により伸びる音楽売上高
(5)インド インターネット普及率は約1%

3 ヨーロッパ

(1)基礎データ/新聞 携帯の複数台所有が広がる
(2)音楽/映画 縮少続く音楽市場
(3)通信/インターネット/広告 ブロードバンドはDSL中心


3部 情報メディア関連データ


(1)情報利用時間
(2)余暇活動参加人口
(3)情報支出(家計調査)
(4)情報支出(家計消費状況調査)
(5)生活者情報利用
(6)ハード普及率
(7)ハード出荷
(8)情報ソフトランキング
(9)情報価格
(10)主要情報メディア産業の市場規模
(11)マクロ統計



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編著者紹介

(株)電通 電通総研
1987年に「人間研究」をテーマに(株)電通総研として設立。現在は(株)電通の社内組織として、生活者や社会、企業、メディアなどを取り巻く環境を対象領域に、調査研究、情報発信等の活動を行なっている。

【連絡先】
〒105-7001 東京都港区東新橋1-8-1 電通本社ビル
電話:03-6216-8802 FAX:03-6217-5883 e-mail:infomedia@dentsu.co.jp
ホームページ:http://www.dentsu.co.jp/di/index.html


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