目次


管理職の心得

リーダーシップを立体的に鍛える


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


第1章 管理職にはリーダーシップが本当に必要か

1 管理職の仕事〜その閉塞感と打開の糸口


●一生懸命働いても、忙しくなるばかりです
行き詰まりを感じている管理職たち
管理職とは何か
管理職の仕事とは
マネジメントの担い手
なぜマネジメントなのか
マネジメントの限界
打開の糸口
POINT
振り返り

2 これからの企業組織と、もうひとつの管理職の役割


●上からの指示が出ないので動けません
トップへの淡い期待と幻想
リーダーシップの担い手
リーダーシップとリスク
リスクをとることの効用
2つの選択肢
POINT
振り返り
自己診断


第2章 管理職がリーダーシップを考えるためのフレームワーク

1 リーダーシップの有効性は何で決まるか


●前の職場では、多くの部下に慕われていました
リーダー側の要件だけでは決まらない
リーダーシップの成立とは
リーダーを決めるのは誰か
●業績回復とともに求心力が失われています
リーダーとフォロワーに影響を与えるもの
リーダーシップ有効性の決定要素
POINT
振り返り

2 管理職として、リーダーシップを発揮するために必要な視点


押さえるべき3つの視点
自己のあり方
他者との関わり方
組織との向き合い方
もうひとつのテーマ、自己開発の視点
POINT
振り返り
自己診断


第3章 自己のあり方を考えるための視点

1 なぜ、人はあなたに従うのか〜 パワー(影響力)の源泉をとらえるための視点


●最近の若手社員は、言うことを聞いてくれません
なぜ、部下は上司に従うのか
なぜ、上司と部下の力関係が逆転するのか
あなたの部下は、あなたに従うか
パワーは、どこから生まれるか
ポジションパワーとパーソナルパワー
ポジションパワーの衰退
新たなパワー基盤の構築
パワーは強大なほどよいか
POINT
振り返り

2 行動の癖と他者へのインパクト〜 自分の行動を見つめる視点


●結果を出すことで、これまでの成功を築いてきました
行動の癖
リーダーシップ理論にみる2つの行動パターン
仕事志向行動のインパクト
関係志向行動のインパクト
仕事志向行動と関係志向行動の両立
行動の癖の把握とその矯正
ポイント
振り返り

3 行動を支えるスキルとマインドセット〜 行動実現のための要件を備える視点


●わかっているのですが、できないんです
なぜ、やるべき行動ができないのか
管理職の行動を支える知識とスキル
コンセプチュアルスキルとビジネスへの情熱
 それでも、われわれは挑戦します
リーダーシップマインドセット
リーダーシップマインドセットの根源
POINT
振り返り

4 自分の感情と行動の落とし穴〜 自分を客観視する視点


●どうして、あんなことをしてしまったのだろう
なぜ、後になって間違いに気づくのか
感情の罠〜ゆがんだ感情、ゆがんだ思考、ゆがんだ行動
自分の感情認識と感情が思考に与える影響
当事者としての自己を見つめるもうひとりの自分
POINT
振り返り


第4章 他者との関わり方を考えるための視点

1 人を動かすアプローチの基本


●この人に頼まれると、断れません
他者に対する基本姿勢
人間の普遍的傾向を活かす
●あの人とは、馬が合いません
人はみな同じという思い込み
相手を変えるか、自分を変えるか
人による違いを活かす
リーダーに求められる多芸性
POINT
振り返り

2 行動を変えるコミュニケーション


●会議で言ったはずじゃないか
コミュニケーションの基本要素
●理屈はそうなんですが、納得できません
なぜ、人は理屈だけでは動かないのか
話し手と聞き手、どちらが主役か
支援的コミュニケーションにおける信頼
コミュニケーションの偏り
指示か、支援か
POINT
振り返り

3 仕事の任せ方


●うちの部長は、いちいち口を出すんです
効果的な任せ方とは
任せることのリスクとリターン
裁量範囲を決めるための判断軸
なぜ、適切に仕事を任せられないのか
任せることの効用
POINT
振り返り


第5章 組織との向き合い方を考えるための視点

1 チームのつくり方


●みなが勝手なことばかり言って、話がまとまりません
チームとは
効果的なチーム
なぜ、チームとして機能しないのか〜プロセスの問題
なぜ、チームとして機能しないのか〜取り巻く組織環境の問題
POINT
振り返り

2 なぜ、組織をつくるのか


●私には、知らない部下がたくさんいます
あなたは何人を率いることができるか
てことしての組織
なぜ、組織は機能不全を起こすのか
組織を機能させる管理職の取り組み
POINT
振り返り

3 よい組織、悪い組織の見分け方


●職場の雰囲気はよいのですが、赤字が続いています
職場から見たよい組織、経営から見たよい組織
戦略実行を支える組織とは
組織構築の考え方
環境変化と企業変革
変革で変わらないもの
POINT
振り返り

4 2つの組織モデルとリーダーシップのあり方


●部長のおかげで、好業績です
変革期に生まれるカリスマ
統率型リーダーシップの落とし穴
落とし穴への対処
●私の組織では、みながリーダーシップを発揮しています
支援型リーダーシップ
支援型リーダーシップの前提条件
リーダーシップと組織のあり方
管理職から見たリーダーシップと組織のあり方
POINT
振り返り


第6章 現状からのさらなる飛躍へ向けて

1 なぜ、優れた管理職がつまずくのか


●どこで歯車が狂ったのでしょうか
変化する強みと弱み
●儲けることは難しい
つまずきに対する備え
非連続的に変化する管理職の要件
どうすれば、自分を正しく認識できるか
どうすれば、自分の開発課題を克服できるか
POINT
振り返り

2 自分の成長を導く経験からの学習


●順調だった私の職歴が、今ではあだとなっています
人は、どのような経験から多くを学べるか
現在の自分は、いかにして築かれたか
成長=経験機会×学習能力
POINT
振り返り


あとがき

補 管理職がリーダーシップを立体的に鍛えるための読書案内

参考文献



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著者

大島 洋(おおしま・よう)
ILD代表。早稲田大学大学院商学研究科(早稲田大学ビジネススクール)客員教授。
慶應義塾大学法学部政治学科卒業。米国デューク大学経営学修士(MBA)。NEC、グロービスを経て、ILD(Institute for Leadership Development)を設立。現在、同社代表として、“人材組織を通じた持続的競争優位の確立”をテーマに、人材組織開発コンサルティング、エグゼクティブコーチング、ならびに、経営管理者教育を展開。早稲田大学ビジネススクールでは人材組織関連科目を担当。専門は経営組織論およびリーダーシップ論。
共著書に『個を活かし企業を変える』(東洋経済新報社)、『標準MOTガイド』(日経BP社)、訳書に『仕事を通じたリーダーシップ開発1─成長機会の探求─』『仕事を通じたリーダーシップ開発2─学習方法の考察─』(いずれも英治出版)がある。


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