目次


雑談力が上がる話し方

30秒でうちとける会話のルール


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに——「沈黙は怖い。でも雑談は苦手」な人が増えている


第1章 トークや会話術とは違う、雑談の5つのルール


01 雑談のルール(1) 雑談は「中身がない」ことに意味がある
02 雑談のルール(2) 雑談は「あいさつ+α」でできている
03 雑談のルール(3) 雑談に「結論」はいらない
04 雑談のルール(4) 雑談は、サクッと切り上げるもの
05 雑談のルール(5) 訓練すれば誰でもうまくなる


第2章 これで気まずくならない! 雑談の基本マナー


06 目の前の相手の、「見えているところ」をほめる
07 「内容」よりも「行為」に意味がある
08 「いや」「しかし」はNG。まずは肯定・同意から
09 口下手でもできる、相手の話に「質問」で切り返す術
10 雑談のベストバランスは、相手8対自分2
11 「で、何の話をしてたんだっけ?」が理想形
12 切り返しは、相手の言葉の中にある
13 雑談にオチはいらない。『すべらない話』でなくていい
14 机とコーヒーカップがあるだけで、一気に話しやすくなる
15 一問一答は拒絶と同じ。「一問二答以上」が返しのルール
16 ベストタイムは、すれ違いざまの30秒
17 「自意識」「プライド」のハードルを下げると、ラクになる
18 日常生活のトラブルは、絶好の雑談チャンス
19 悪口は、笑い話か芸能ネタにすり替える


第3章 すぐにできる、 雑談の鍛え方&ネタの仕入れ方


20 相手との「具体的なフック(共通点)」をひとつ見つける
21 あの人にはこの話題。『偏愛マップ』で鉄板ネタを把握
22 今が旬のリアルタイムな話題は、仕入れたらすぐに使う
23 日々の疑問は、そのまま雑談ネタになる
24 雑談の練習相手に最適なのは、赤ちゃん、ワンちゃん、オバちゃん
25 困ったら「アメちゃん」。自分のコミュニケーションツールを持つ
26 「誰々が言ってた話」も、有効なネタになる
27 タクシーは雑談ネタの仕入れと練習ができる、最高の場所
28 1ネタ知って10ネタ広げる、具体的な方法
29 年代別“鉄板雑談キーワード”をチェック


第4章 ビジネスに使える雑談力


30 面接の雑談で、柔軟性と切り替え能力が試される
31 ニュートラルな人は雑談がうまい
32 組織での評価も人望も、つまるところムダ話ができる人かどうか
33 企画会議は飲み会のように、飲み会は企画会議のように
34 「私語禁止」より「ながら雑談」
35 「また行きたい」と思わせるのは、料理よりも雑談のうまい店
36 社長の仕事は雑談と決断
37 雑談力はビジネスのセーフティネットになる


第5章 人、マンガ、テレビ。あらゆる達人からテクを学ぼう


38 『課長バカ一代』に学ぶ、バカ話の心地よいテンポ
39 国分太一君に学ぶ、「覚えている」能力——顔は忘れても、雑談は忘れない
40 大阪人に学ぶ、リアクション雑談術
41 落語に学ぶ、つかみと本題の切り換えテク
42 イチローのヒットを支える、グリフィーのくすぐり


第6章 雑談力は雑草力。厳しい時代を「生きる力」そのもの


43 雑談で、つながりを確認する
44 私たちの中にある、「甘え上手」を取り戻す
45 人は誰もが、本当は話したがり屋
46 大人は若者のムダ話を聞きたがっている
47 知らぬ間に私たちは、雑談に影響されている
48 集中力を高めるために、あえて雑談タイムを入れる
49 雑談でデトックス。雑談でガス抜き
50 日本人の共感力を生かして英会話力アップ——雑談相づちイングリッシュ


おわりに——雑談力は、生きることそのもの



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著者

齋藤 孝(さいとう・たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程等を経て、現在、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。
著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社)をはじめ、『1分で大切なことを伝える技術』(PHP新書)、『地アタマを鍛える知的勉強法』(講談社現代新書)、『「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術』(大和書房)、『コメント力』(ちくま文庫)、『座右のゲーテ』(光文社新書)、『齋藤孝のアイデア革命』、『売れる!ネーミング発想塾』、『ロングセラーの発想力』(いずれもダイヤモンド社)など多数。


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