目次


新版 経営行動

経営組織における意思決定過程の研究


[目次] [著者紹介]


表紙




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訳者まえがき


第四版への序文

本書の目的
本書の構成


初版への序文

謝 辞


第1章 意思決定と経営組織

意思決定と決定の執行
選択と行動
決定における価値と事実
経営過程における意思決定
組織の影響の諸様式
組織の均衡
本書の構成

 第1章のコメンタリー

組織とパーソナリティ
「組織」の意味
組織と市場
意思決定とコンピュータ
「垂直的」意思決定:決定過程の解剖学
組織の社会学と心理学
組織とその理論における発展


第2章 経営理論の若干の問題点

一般に認められたいくつかの経営原則
経営理論へのアプローチ

 第2章のコメンタリー

「格言」と組織デザイン
コンティンジェンシー理論:組織の状況への適応
デザインにおける構造と過程


第3章 意思決定における事実と価値

事実的な意味と倫理的な意味の区別
政策と経営
結  論

 第3章のコメンタリー

「である」と「べきである」
「事実の」は必ずしも「真実」を意味しない
テクノロジーとテクノクラシー
私的組織における自治


第4章 経営行動における合理性

手段と目的
代替的選択肢と結果
価値と可能性
合理性の諸定義
結  論

 第4章のコメンタリー

合理的行動と経営
意図的および習慣的合理性
意思決定におけるモチベーションと感情


第5章 経営決定の心理学

合理性の限界
個人の目的志向行動
行動の統合
要  約

 第5章のコメンタリー

限定された合理性の経験的証拠
形式的決定理論における近年の発展との関係
古典的理論で見過ごされた要素
直観の役割
知識と行動


第6章 組織の均衡

誘  因
組織参加者のタイプ
誘因としての組織の目標
従業員参加のためのインセンティブ
組織の規模と成長から生じる価値
組織の均衡と能率
結  論

 第6章のコメンタリー

組織の目標のコンセプトについて
職場としての組織:満足


第7章 権限の役割

権  限
権限の行使
命令の一元性
公式および非公式組織
権限の心理と理論
要  約

 第7章のコメンタリー

権限と疎外
意思決定への従業員の参加
権力への誘引


第8章 コミュニケーション

コミュニケーションの本質と機能
公式のコミュニケーションと非公式のコミュニケーション
コミュニケーションの専門機関
訓練とコミュニケーション
結  論

 第8章のコメンタリー

情報革命は起きているのか
組織学習
情報技術の組織のデザインへの応用


第9章 能率の基準

能率の本質
能率基準についての諸批判
決定における事実的要素
能率に関連する機能別化
能率と予算
要  約

 第9章のコメンタリー

企業における結果の測定


第10章 忠誠心と組織への一体化

社会の価値対組織の価値
組織への一体化
組織を通じての一体化の修正
要  約

 第10章のコメンタリー

組織の一体化の心理学的な根拠
一体化への認知的基礎
一体化における認知的メカニズムの証拠
組織行動における利他主義


第11章 組織の解剖学

合成された決定の過程
合成された決定の過程における計画立案とレビュー
集権化と分権化
経営理論のための教訓
経営者の役割
結  論

 第11章のコメンタリー

半世紀にわたる組織理論の発展
組織の誕生
ビジネス・スクール:組織デザインにおける問題


付録 経営の科学とはなにか

理論科学および実践科学
自然科学および社会科学
経営原則の本質


索引



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著者紹介

ハーバート・A・サイモン(Herbert A. Simon)
1916年生まれ。2001年没。最後はカーネギー・メロン大学リチャード・キング・メロン記念教授。シカゴ大学でB.A.およびPh.D.を取得し、哲学、心理学、社会学、行政学、経済学、経営学、コンピュータ科学、認知科学などさまざまな分野で輝かしい業績を残した国際的社会科学者であり、世界最高の権威。日本では、特に経営学者、組織理論研究者として広く知られる。1978年に組織における意思決定過程の研究でノーベル経済学賞を受賞。
著書にはほかに Public Administration(『組織と管理の基礎理論』)、Organizations(『オーガニゼーションズ』)、Models of Man(『人間行動のモデル』)、The New Science of Management Decision(『意思決定の科学』)、The Sciences of The Artificial(『システムの科学』)、Models of My Life(『学者人生のモデル』)などがある。人間の限られた合理性と問題解決に、終生果てしない関心があった。


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