目次


脱広告・超PR

広告を信じなくなった消費者を動かす「連鎖型」IMC


[目次] [著者紹介]


表紙




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はじめに


chapter0 51年目の新しい提案──森永ホットケーキミックス


 ロングセラーだから、話題にしにくい
 面倒な手間を新しい価値に変える
 PR効果を高めたマスコミへの発表
 新しい提案をつくり上げるのがマーケッターの仕事


chapter1  「広告が効かなくなった」と言われる本当の理由


この一〇年で情報量は五三〇倍になった
 情報を鵜呑みにしなくなった消費者
 情報伝達の主導権を握った消費者
 「AIDMA」から「AISAS」へ
 情報を憶えなくなった消費者
 刷り込み型のマーケティングは通用しない
 脳科学から見たマーケティング・コミュニケーション

この一〇年の挑戦でわかったこと
 情報が波紋のように広がる仕組み
 ブログ・マーケティングの限界
 PRの本当の使い方
 「マスコミ」と「くちコミ」の協奏


chapter2 超PRのための3つの発想転換


発想転換その1 ゴールイメージを「伝える」から「動かす」へ

発想転換その2 メッセージは「お知らせ」から「提案」へ
 二枚の看板が訴えるもの
 「年末ジャンボ宝くじ」西田敏行は“お知らせ型”か“提案型”か

発想転換その3 伝達のアプローチは[one to n]から[n to n]へ


chapter3 消費者を動かす4つの戦略ステップ──連鎖型IMCの実践


ステップ1 徹底した「洞察」から提案の糸口を見出す

ステップ2 +nの発想で「説得」のインフラを整備する

ステップ3 「拡声」で話題を喚起する

ステップ4 情報が伝わる「連鎖」の仕組みをつくる

事例 食物せんいプロジェクト
 ステップ1—徹底した「洞察」から提案の糸口を見出す
 ステップ2—+nの発想で「説得」のインフラを整備する
 ステップ3—「拡声」で話題を喚起する
 ステップ4—情報が伝わる「連鎖」の仕組みをつくる

メッセージ戦略の再構築 情報クリエイティブという発想
 いま、なぜ情報クリエイティブなのか

メディア戦略の再構築 連鎖型のメディア戦略を設計する
 ソリューションをクロスさせる連鎖型IMC


chapter4 ステップ1 徹底した「洞察」から提案の糸口を見出す


「洞察」はアングルで決まる
 洞察のアングル 「世の中事」と「私事」

パブリック・インサイト調査 「世の中事」を洞察する
 ファクト調査
 マスコミの論調を探る:報道状況分析
 世の中の声を聞く:ブログ論調分析

パーソナル・インサイト調査 「私事」を洞察する
 消費者とのパーセプション・ギャップに気をつけろ
 デプス・インタビューで動機を探る
 自分事になって、腑に落ちる
 感性と意識のスイッチをオンにするために

+nの発想で「提案」をスクリーニングする
 腑に落ちるためには何が必要か
 もう一つのアングル:ターゲットは「初」か「再」か

事例 ベビーフットの販路拡大
 世の中事と私事から課題を洞察する


chapter5 ステップ2 +nの発想で「説得」のインフラを整備する


説得は、「+nの実体化」と「シナリオづくり」

+nの関係づくり 人脈こそ金脈
 ファクト調査から人脈を発掘する
 三層構造で整理する人物戦略マップ
 プラットフォームとしての第三者機関の運用

提案を仕上げる コミュニケーションを想定した「シナリオ」
 話題喚起・問題提起のシナリオ
 対話から共感獲得までのシナリオ:カテゴリーとブランドの共存

コンテンツ開発 情報開発の方法論について
 三つ集めて現象にする
 情報にカタチを与える:コトバ・キーワードの設定
 情報にカタチを与える:情報ファイルに集積する

事例 「カレー」の価値を再発見
 洞察
 説得
 説得から拡声へ


chapter6 ステップ3 「拡声」で話題を喚起する


マスPRを使った話題づくり

PRからはじまる連鎖型IMC
 PRファースト! の本当の意味
 PR視点のメディア・プランニングとは
 PRにはお金で買える「枠(ワク)」はありません。ただし、PR情報には「型(カタ)」があります。

PRで話題喚起・問題提起の局面をつくる
 その発表で何を狙っているのか
 取り上げるべくして取り上げられる「必然のニュースバリュー」

これまでのPRとこれからのPR

事例 「夜カジ族」/低騒音化サイクロンクリーナー東芝『クワイエ』
 世の中事と私事から洞察:デプス・インタビュー
 世の中事と私事から洞察:ファクト調査
 +nのスクリーニング
 拡声=PR
 情報の連鎖

PRの限界と可能性
 PRのプロフェッショナルは花火職人だ!


chapter7 ステップ4 情報が伝わる「連鎖」の仕組みをつくる


×nの発想で共感力をあげる!

「対話(ガイド)」の局面を担うのはウェブ・プロモーション
 「対話」の場を設定する:ブランド・サイトとサテライト・サイト
 「反響」を吸収する検索連動プロモーション:SEO/SEM
 導線(トラフィック)を確保する
 伝わる原動力は受け手の気持ち

さらに連鎖を広げる店頭からの提案
 マスPRを店頭へと波及させるSPR
 [one to one]への回帰

事例 「生きてる酵母」のネット・プロモーション
 本題の前に情報クリエイティブの話
 メディア戦略設計:マスではなくウェブ中心のメディア戦略
 雑誌記事でパン酵母の機能を紹介
 eコマース、ネット通販の課題


あとがき

参考文献



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著者紹介

山田 まさる(Yamada Masaru)
株式会社インテグレートCOO/株式会社コムデックス代表取締役社長。
1965年、大阪府生まれ。1988年、早稲田大学第一文学部卒業。同年、株式会社サンリオ・コミュニケーションワールド(現・株式会社サンリオ ピューロランド)入社。1992年、株式会社コムデックス入社。1997年、常務取締役、2002年、取締役副社長就任。2003年、藤田康人(現・株式会社インテグレートCEO)とB2B2C戦略の立案に着手。2005年、食物繊維の新コンセプト「ファイバー・デトックス」を仕掛け、第2次ファイバー・ブームを巻き起こす。同キャンペーンは、日本PRアワードグランプリ・キャンペーン部門賞を受賞。2007年5月、IMC(Integrated Marketing Communication)を実践する日本初のプランニングブティックとして、株式会社インテグレートを設立、COOに就任。株式会社3i取締役就任。2008年、株式会社コムデックス代表取締役社長に就任。同年「魚鱗癬」啓発活動にて日本PRアワードグランプリ・日常広報活動部門最優秀賞受賞。


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