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プロローグ
目の前にある山を、登ってきた
「小さな完成人」よりも「大きな未完成人」
グローバルな舞台で活躍するために
第1章 最初から大きな目標を立てる必要はない
驚天動地、世界のメジャーからのヘッドハンティング
トレーダーから出発し、気がつけば日本の社長へ
勉強ができる環境など、まったくなかった
無理が必要な場所よりも自分が自然と伸びる場所へ
目標となる「新しい山」はいつでも、どこでも見つけられる
英語を身につけるのは、環境ではなく、自分の興味
目標をクリアすると、想像を超えた世界が見える
どうすれば世の中のためになれるか。自分に何ができるか
第2章 相手によって態度を変えない
個人の特性を生かそうとする三井物産という会社
海外を飛び回るはずが、食料会計部へ
どんな仕事にも成長の機会がある
自分が本意でないことに嘘をつかない
世界最高峰とは何かをハーバード・ビジネススクールで学ぶ
ビジネスには解答はない。知識とは、自分で考えるためのツール
極限状態の中では、学力ではなく精神力が問われる
人との違いを見るのでなく、同じところを見つける
とにかく声を出す。失敗の価値を認める
構えない。気楽でいる
グローバルでの人付き合いは、誰とでも同じ態度で接すること
第3章 仕事に必要な四つの思考プロセス
突然の配属先変更で石油部門へ
グローバルビジネスとの出合いは、“メジャーリーグ”から来た上司
日本とは違う意思決定のスピード
トレーディングはギャンブルではない、ロジックで勝つもの
まずは「弾」を用意する、という戦略
トレーディングで学んだ、仕事に必要な四つの思考プロセス
情報の収集と分析が、大きな武器になる
夜中に最高一三回、自宅の電話が鳴った
ビジネスの意思決定はギャンブルではない
第4章 人生は一二年周期で考える
「機会」はいつ訪れるかわからない
日本人で初めてのロンドン採用
ロンドンで活躍できそうな人しか採用しない
キャリアは一二年周期で考える
キャリアアップのコツは、三つを一気に変えないこと
BP副社長から、三井物産社長への手紙
励まして送り出してくれた三井物産
グローバル企業の充実の報酬パッケージ
第5章 グローバルで活躍する人は、余裕がある、スケール感がある
入社初日、出社すると誰もいない
個人プレーではなく、連帯して利益を追う
取引のスケールは、商社時代の五倍
入社三カ月で、マネジャーに抜擢
ハイポテンシャル人材を育てるプログラムに乗る
物静かで控えめ。そんなリーダーが多い
第6章 リーダーシップとは信頼関係をつくる力
マネジメントの基本は、部下の表情をきちんと見ること
仕事が変わっても生かせるマインド
ヨーロッパも国によってまるで違う
二週間の休暇中に来た新しい仕事
人で苦労したマーケティング部門の仕事
任せられると、人は伸びる
社内で大げんかして声を荒げたアメリカ時代
同じ世界で五人、仲間をつくる
厳しい状況で、問われるのは誠実に対応する力
第7章 「ありがとう」と言える人になる
石油メジャー中枢の戦略部門へ
稀代の経営者、ジョン・ブラウンから学んだこと
BPの経営会議へのプレゼンテーション
二年で結果を出す「六・一二・六の法則」
シンガポールで学んだ管理部門の活性化
ロシアからの撤退を防いだ「先見の明」
第8章 リーダーとしての基礎体力が必要
必要以上に自信を失っていた日本
そろそろ日本人の社長を、という経営陣の意向
同質を求め、多様性を認めたがらない国
居心地のいい自分の世界からあえて出ること
小さな完成人ではなく、大きな未完成人に
問われるのは基本的な人間としての教養
上には上がいる。彼らを知ることで成長の喜びがわかる
グローバル人であるということは、まず日本人であるということ
外資系の「世界」のトップに日本人が就く日
自分というものを、大事にできる国
日本人の心は豊かだろうか
エピローグ
日本人であることこそ、グローバル人の原点である
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