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はじめに
第一章 はんだ──エレクトロニクス社会を支えるインフラ
軽くて薄い携帯電話を実現した高密度実装
空中配線から挿入実装、そして表面実装へ
そもそもはんだ付けとは何か?
はんだ付けに欠かせないフラックス
表面実装を可能にしたソルダペースト
リードを取り払ったソルダボール
高密度実装の現場へ
はんだ槽までは職人の時代、ソルダペーストから技術者の時代に
ファインピッチ化の進展、そして鉛フリーの時代へ
第二章 鉛フリーがはんだを変えた
エレクトロニクス機器から鉛を排除せよ
はんだのフルライン・フルサービスが鉛フリーはんだを生んだ
特許問題に揺れた鉛フリーはんだ
特許だけでは優位に立てない
鉛フリー化をにらんだ設備投資
身の丈に応じた投資から、先を読んだ投資へ
痛烈な皮肉──「千住は特許だけですね」
鉛フリープロジェクトの発足
製販技の連携が生んだGRN360
鉛フリーがはんだを変え、千住金属工業を変えた
第三章 二つの“I”が認めた先端技術
インテルのSCQI賞を受賞
インテル仕込みの品質システム
アメリカ市場の開拓
AT&Tを足がかりにIBMに乗り込む
IBMからインテルへバトンタッチ
高度な分析力が競争力を高める
急速に進んだグローバル化
第四章 意外な事実──スプリンクラーでトップシェア
はんだは優れた温度センサー
スプリンクラーヘッドの国内シェアは約七五%
異色の子会社・千住システムテクノロジー
局所ソルダリング装置「ソルゼウス」の開発
自動車業界がソルゼウスに強い関心
鉛フリー化でソルダリング装置にチャンス
世界の裏側にまでソルダリング装置を納入
事業の多角化を期してスタートした軸受事業
早くから海外ビジネスに乗り出す
軸受にも鉛フリー化の波
第五章 五〇年のウォーミングアップ
創立五〇周年の言葉──「今日から本番」
千住鉛工場から千住金属工業へ
社長就任と経営理念の策定
有言実行の理想主義者
実力、誠実、闘魂
千壽流企業の社会的責任
最大を望まず、最良を望む
仕事は社員を育てること
第六章 新創業者からプロ経営者へのバトンタッチ
新創業者の掘り出し物
僧侶の卵からビジネスマンの卵に
帰国、そして社長就任
理想主義者と現実主義者の結婚
似た者同士の親子
一策流社員操縦術
現場・現物・現実主義
第七章 ポスト千壽・一策時代へ
会社は誰のものか?
株などいらない
未来に向けて
あとがき
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