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はじめに
序 章 道路の何が問題なのか?
道路をめぐる混乱
衰退する日本経済
地方から復活した欧米諸国
矛盾だらけの日本の道路
高くて使えない高速道路
高速道路の借金爆弾
カラクリだらけの道路公団民営化
道路財源で高速道路の借金を返すのが問題の答え
道路公団の民営化会社は廃止できる
無料が高速道路の本来の姿
本当のフリーウェイの国に
一リットル二五円より一キロ二五円
道路から日本をなおす
目に見えないと変われない国、日本
第1章 日本経済は生活習慣病
経済は人間の体に似ている
新しい日本経済が誕生した終戦直後
朝鮮戦争が日米同盟を生んだ
自動車社会を予想した田中角栄
道路特定税源を作った田中角栄
有料道路も田中角栄が作った
日米合作の太平洋ベルト地帯
アイゼンハワーが日本に高速道路を作らせた
国防がアメリカの高速道路の目的だった
アメリカに黄金時代をもたらしたフリーウェイ
アメリカとかけ離れた日本の高速道路
一億総中流を支える仕組みができた
日本列島改造論でも過密と過疎は解消しなかった
ジャパンアズナンバーワンといわれた絶頂期
バブルで自滅して衰え始めた
大企業には都合がよかった小泉改革
多くの国民は苦しくなった
金の卵は死語になった
これからのお年寄りは大変
不平等社会になったのは明らか
将来一番貧しくなるのは東京
松下幸之助さんの夢は破れた
ジャパンアズナンバーワンが消えてしまった
自力でなおすしかない日本経済
第2章 日本の道路を歪めたのは政治
日本経済の生活習慣病の最たるものが道路
巨費をつぎ込んでも不便な日本の道路
道路の矛盾の始まり
お金を配ることが道路の目的になった
角栄政治の遺産
道路はいまも権力の道具
忘れられた田中角栄の夢
角栄さんが生きていれば高速道路をタダにする
第3章 道路公団民営化は破綻する
高速道路が一番危ない
借金爆弾が破裂する
いままでどおり高速道路を作る仕組みを温存
巨額の借金は国営ペーパーカンパニーに「飛ばし」
高速道路と国鉄は根本が違う
国鉄の借金は処理がすんだ
道路公団の借金は処理されずに増殖
道路公団は破綻しないというウソ
ほとんどいなくなった道路公団民営化委員会
残った委員の不可解な主張
民営化と無料化義務の根本矛盾
このままでは道路公団民営化は平成のバカ査定
第4章 高速道路無料化こそ道路問題の答え
高速道路無料化が解決策
有料の根拠は高速道路の借金
本当は一九七二年に高速道路を無料にできた
無料化できる条件は何か
どうして国道は無料なのか
無料化の具体的ステップ
国が借金返済すれば大幅にコストが低下
新しい借金はしない
又貸しのカラクリ
又貸しをやめれば高速道路無料化につながる
借金を軽くする方法は住宅ローンと同じ
低金利のいまが借り換えのチャンス
高速道路無料化に道路特定財源を使うべし
一般財源化とガソリン税引き下げの両立は無理
国の貯金も高速道路の借金返済に回せる
全国の高速道路は原則無料、混雑する大都市だけ有料に
高速道路会社と国営ペーパーカンパニーは廃止
これからは普通の道路の国になる
地方主権で道路を早く安く作る仕組みへ
第5章 日本列島快走論——高速道路無料化で始まる新しい経済
無料の高速道路をいかに使うべきか
一般道路と高速道路が一つのシステムに
様変わりする出入り口周辺
恵まれた生活環境が可能に
既存市街地を中心にする街づくりも選択できる
高速道路を生活道路に変えることで生まれる新しい生活
高速道路では、事故が減り、燃費は向上し、大気汚染は減少する
世界一の自動車社会の実現をめざす
電車と車の使い分け
水力発電の原理で伸びる
無料化でまず伸びる木更津
羽田空港から二〇分の立地で中国より安い
終 章 道路から日本をなおす
常識がくつがえった体験
浮かれていた東京
小泉改革も国土を変えなかった
地方に本社が当たり前に
自分のことは自分でする地方政府に
田園からの産業革命
アジア企業が進出できる地方を
中国に飲み込まれないために
いまヨーロッパに学ぶ
人材大国日本の復活へ
ふるさとから日本復活を
おわりに
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