目次


給料はこうして増やしなさい!

手取りが月3万円アップする45の方法


[目次] [著者紹介]


表紙




 ↑ページトップへ


はじめに みんなで、給料を増やそう!


第1章 私たちの給料は減り続ける!


10人に1人は、生活保護ギリギリの極貧社員
かつては、一進一退の経済状況に給料がリンクしていた
小泉改革で、給与の格差が一気に開く!
小泉政権スタートから、平均給料は15万円も減少した
竹中経済政策は、ジェット機方式ではなくロケット方式
庶民の減税である“定率減税”は廃止でも、企業減税はまだ続く
ソ連の崩壊で、再び過酷な資本主義が台頭
競争の中で、強いものはより強く、弱いものは消えていく
グローバル化で、日本の賃金は下がり続ける一方
労働の自由化で、日本では低所得者である“携帯労働者”が増える
会社は、もはや社員のものではない
私たちの社会保障負担額は、毎年、確実に増えている
輸出業者は、消費税で儲かる!?
フーテンの寅さんも生きていける国にしたい
【コラム】私はこうして給料を増やした・体験談
  派遣社員や契約社員も、社会保険に入って身を守ろう


第2章 どうして手取りはこんなに少なくなるのか?
 ——給与明細の謎と、その秘密を解く


給与明細書をじっくり見たことがありますか?
給与に含まれるものには、こんなものがある
額面と手取り額の違いを知っておこう
会社員が給与から引かれる税金は、年々増えている!
これから約10年、社会保険料は毎年アップする
税率改正で忘れられがちな、「実質増税」の実態
住民税の負担による「実質増税」が毎年続く
天引き額はどうやって決まるのか?
所得税は支給額をもとに概算で引かれ、年末に調整する
住民税は、前年の所得によって6月から天引きされる
4月から6月までの平均給与で、社会保険料が決まる
残業代などで平均月給が多くなれば、保険料もアップ
雇用保険を合わせると3つの保険料で12%以上!
その他の控除や、目に見えない支給分も要チェック
【コラム】これであなたもトクをする・給料の裏ワザ
  同じ月に再就職しないなら、退職日は月の末日がおトク!


第3章 引かれる分を減らし、給料を少しでも取り戻そう!
 ——公的制度を活用し、合法的にトクする方法


税負担を軽くするための、3回のチャンスがある
会社員の節税は扶養家族の確認から! シングルでも受けられる控除がある
生計を支える親を扶養家族にできるケースもある
共働きの妻でも、産休・育休中は扶養家族になるかも
妻のほうが夫より高収入なら、妻が子どもを扶養家族にする手も
配偶者控除が受けられない人でも、“配偶者特別控除”を申告できるケースが
生命保険は最高10万円の控除、2007年から地震保険料も控除に
会社員も、確定申告で税金がさらに軽くなる
マイホームを購入したら、翌年から税金はぐんと軽くなることも
2006年までに入居した人は、ローン控除の減少分を住民税で取り戻そう
医療費がたくさんかかった家庭も、確定申告で税金が戻る
台風や地震、盗難などによる被害を受けた人や、住宅の耐震改修をした人も
中途退職した年は、税金の一部を取り戻せる
年末調整でもれた分も、確定申告で再チャレンジを
社会保険料を少しでも安くするには……
毎月4〜6月は、できるだけ「ノー残業デー」に
育児休業中は保険料が免除され、給付金がもらえる
育児休業明けには、社会保険料が安くなることも
健保組合によっては、支払った医療費の一部があとで振り込みに
【コラム】私はこうして給料を増やした・体験談
  派遣社員は派遣元の営業担当に交渉して給料アップを


第4章 会社勤めだからこそ、これで収入アップ
 ——社会保険と福利厚生で、会社員がもらえるお金


会社の社会保険は、もらえるお金がいろいろある
子どもが産まれると、ウン十万円のトク!?
育児休業を取っても、給与の50%は補償される
会社員なら大半の人がもらえる児童手当もアップ
会社員のうちに資格を取ったり、技術を身につけよう
会社員は公的年金が、自営業者よりぐんと有利
万一の公的保障が厚いから、民間の保険も少なめでいい
自己都合での退職や、倒産・リストラも失業給付でひと安心
社宅や寮、家賃補助があれば、徹底的に利用すべき
社内預金や財形貯蓄は、会社員の強い味方
お金を借りるときも、会社の融資制度をチェック
保険も会社の団体保険なら、ぐんと割安
老後資金は確定拠出年金をベースにコツコツ増やす
【コラム】これであなたもトクをする・給料の裏ワザ
  有給休暇を使い切って、休んだ分も給料をもらおう


第5章 まだまだ、あきらめてはいけない!
 ——こんな時代の給料アップ作戦


勤め先の就業規則をしっかり読んでみよう
時間外手当は通常の25%増しだけでなく、50%増しのことも
パートの人への待遇改善も進んでいる
妻がパートで働く場合も、年収150万円以上をめざしたい
年齢制限の撤廃も、求職者には追い風になる?
労働条件など困ったとき、トラブルのときはこうして対処
会社の倒産などで給与がもらえないときは、立て替え払いの制度もある
【コラム】これであなたもトクをする・給料の裏ワザ
  「紹介予定派遣」を使って、正社員になる道も


付録 あなたの給料を取り戻す方法

対談 私たちの給料は、知らないうちに搾取されている!

Q&A 労働組合は、ひとりでもつくれます!



 ↑ページトップへ



著者

荻原博子(おぎわら・ひろこ)
1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして、女性誌から週刊誌、ビジネス誌、新聞、テレビなどで幅広く活躍。バブル崩壊後の地価下落をいち早く予測。デフレを見越して、借金を減らし投資を控える家計&資産防衛術を一貫して提唱。保険、金融、住宅問題など実践的提案は、若い女性、主婦、ビジネスマンまで幅広い支持を集めている。現在も、テレビ・雑誌・新聞などを通じて、格差社会に備える生活防衛策や、国の金融、住宅・年金政策の問題点をわかりやすく解説し、具体的な対処法を発信している。
著書には『破綻寸前!? 国のサイフ 家計のサイフ』『2008年 破綻する家計 生き残る家計』『生命保険は掛け捨てにしなさい!』(ともにダイヤモンド社)、『トクするソンする暮らしに役立つお金の常識』(講談社)、『小池栄子と荻原博子のいちばんやさしい保険のはなし』(日本経済新聞社)、『荻原博子の家計まるわかり読本』(学習研究社)、『7つのお金で一生困らない!』(マガジンハウス)、『荻原博子の年金「いまこそ確認」完全ガイド』(アスキー)ほか多数あり。


お問い合わせは、webmaster までお願いいたします。
1996 - 2003 DIAMOND, INC. All Rights Reserved.