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プロローグ 奇妙な偶然
序章 経営の神様
第1章 偉業の源泉
一八九四年(明治27)〜一九一七年(大正6)
1 故郷を失った少年
過酷な人生の序曲
父政楠の誤算
よそ者への冷たい視線
追い討ちをかける悲劇
少年時代の束の間の幸せ
九歳の丁稚奉公
2 苦難を原動力とする
仕事こそ学びの場
逆境のあとの歓喜
二つの顔を持つ父
丁稚生活との訣別
私を殺さぬものは私を強くする
3 新興産業との出会い
見習工から配線工へ
あきらめた卒業証書
企業家を目指す
母の死と見合い結婚
ベンチャーへの滑走路
第2章 企業家の誕生
一九一七年(大正6)〜一九三一年(昭和6)
4 自分だけが信じる夢
下町の長屋工場
頭をもたげる不安
碍盤と二灯用差込プラグ
事業の原型の確立
働く熱意だけが取柄の平凡な男
肉親との最後の別れ
5 型破りの経営戦略
転機となった新工場設立
徹底した顧客志向
初めての選挙
時代をはるかに先取りする戦略
生涯語らなかった悲しみ
6 大不況下での成長
在庫を売りさばく工場労働者
ラジオ事業にかける情熱
新型ラジオの勝利
定着した低コスト大量生産
再評価されるべき戦前の松下方式
第3章 独創的カリスマ
一九三一年(昭和6)〜一九四六年(昭和21)
7 会社の社会的使命
実感した宗教の力
幸福に通じる水道哲学と利益追求
カリスマ的リーダーシップの始動
非欧米的リーダーシップの大企業経営
8 事業部制の創設
多数の事業部から構成される大企業
アメリカ式とは異なる松下式事業部制
事業分割の利点と問題点
妻むめのの立場
9 戦争と経営のはざまで
肥大化する松下軍需工場
企業家としてのリアリズム
戦争が与えた教訓
大企業にとっての本当の敗戦
第4章 総合的リーダーシップ
一九四六年(昭和21)〜一九七〇年(昭和45)
10 どん底からの復活
異色の労使協調
甘く見ていた無条件降伏
組合員の請願行動
初めての大量解雇
成功よりも苦難が人間を強くする
11 世界を覆う松下ブランド
戦後のインフラ整備
坊主刈りをやめた理由
社運を賭けたフィリップスとの業務提携
世界に広がる風変わりな販売網
国際競争に負けぬ松下式経営哲学
ソニーと松下の違い
微笑み始めた幸之助
12 自己と闘うリーダー
常識破りの五カ年計画
昭和四〇年の週休二日制
衝撃の賃上げとトップ交代
山下イズムによる組織大改革
第5章 理想のリーダーシップへ
一九七〇年(昭和45)〜一九八九年(平成元)
13 人間の本質の研究
PHPは対米宣伝機関か
PHPは二流の宗教か
「衆知」を信じる幸之助
特異な理想主義者
14 「成長」への信頼と実践
理想の実現に向けた急進的提言
経営哲学としての楽観主義
幸之助の科学観
幸之助の慈善活動
教育者としての慈悲と厳格さ
15 理想的指導者の育成
日本の行政・政治のリーダーを育てる
政経塾の基本構想
独創的なカリキュラム
“時代のパイオニア”たれ
変動期に強い幸之助の哲学
エピローグ——松下幸之助から何を学ぶか
日本が生んだ偉大なリーダー
野心と信念
成長に終わりはない
参考資料について
監訳者あとがき
主要参考文献、松下幸之助著作一覧ほか
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著者
ジョン P. コッター(John P. Kotter)
ハーバード・ビジネススクール松下幸之助記念講座名誉教授。リーダーシップ論を担当。1981年、当時としては史上最年少の34歳でハーバード大学の正教授に就任。主な著作に、The General Managers, 1982(邦訳『ザ・ゼネラル・マネジャー』ダイヤモンド社 *絶版)、Power and Influence, 1985(邦訳『パワーと影響力』ダイヤモンド社 *絶版)、The Leadership Factor, 1988(未訳)、A Force for Change, 1990 (邦訳『変革するリーダーシップ』ダイヤモンド社 *絶版)がある。John P. Kotter on What Leaders Really Do, 1999(邦訳『リーダーシップ論』ダイヤモンド社)とLeading Change, 1996(邦訳『21世紀の経営リーダーシップ』、2002年に改題され『企業変革力』日経BP社)は現在世界的なベストセラー。
監訳者
金井壽宏(Toshihiro Kanai)
神戸大学大学院経営学研究科教授。1978年京都大学教育学部卒業。80年神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程、およびマサチューセッツ工科大学博士課程修了。神戸大学経営学部教授を経て、99年より現職。専門は経営管理・経営行動科学。著書に『変革ミドルの探求』(白桃書房、1991年)、『創造するミドル』(有斐閣、1994年)、『経営組織』(日経文庫、1999年)、『リーダーシップ入門』(日本経済新聞社、2005年)、『働くみんなのモチベーション論』(NTT出版ライブラリーレゾナント、2006年)など多数。
訳者
高橋啓(Kei Takahashi)
翻訳家。早稲田大学文学部卒業。訳書にパスカル・キャニール『ヴュルテンベルクのサロン』(早川書房、1993年)、アレクサンドル・ジャルダン『ぼくの小さな野蛮人』(新潮社、1995年)、マルコム・グラッドウェル『ティッピング・ポイント』(飛鳥新社、2000年)、フィリップ・クローデル『リンさんの小さな子』(みすず書房、2005年)、ニコラ・ブーヴィエ『ブーヴィエの世界』(みすず書房、2007年)など多数。
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