目次


日本の防衛戦略

自衛隊の新たな任務と装備


[目次] [著者紹介]


表紙




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プロローグ サマーワの教訓

イラクに送られた無防御の高機動車
「好評」だった軽装甲機動車
防御強化が行われなかったイラク派遣自衛隊
「神頼み」と「まさか」で軽視された自衛隊員の命
世界の動きを無視していた航空自衛隊
予測できることに対する準備と、予測できないことへの柔軟性


第一章 変わる自衛隊の役割と性格


装備の調達内容と量を決める防衛計画の大綱
冷戦の終結と安全保障環境変化の把握
五一大綱を基本踏襲した〇七大綱
テポドン・ショック
テロリズムという脅威の増大
国際貢献
新防衛大綱の策定
抑止から対処へ


第二章 顕在化した脅威-北朝鮮の弾道ミサイルと核兵器


七月五日の衝撃
まともに飛んだ北朝鮮のミサイル
効果がなかった弾道ミサイル発射凍結合意
スカッドC射程延長型(?)が提起するミサイル防衛の難問
北朝鮮ミサイルの命中精度と核兵器
北朝鮮の核兵器運搬手段と脅威度
弾道ミサイル防衛の難問
米国のBMD開発
日本の核武装論と米国の核の傘
日本のBMD導入計画——パトリオットPAC−3
日本のBMD導入計画——イージス/スタンダードSM−3
BMD日米共同研究開発
大出力レーザー型BMD
洋上迎撃ミサイル基地構想
弾道ミサイル早期警戒システム
日本の早期警戒システム
無人飛行船の応用
核爆発EMPの難問
弾頭が爆発した後の問題
北朝鮮の通常戦力と難民対策
臨検と船舶検査活動
洋上監視システム
船舶検査・臨検に必要な装備


第三章 在来型の脅威に対する備え


軍事力による抑止機能の本質
難しい対テロ作戦
新しい戦い=ハイブリッド・ウォー
米国が予想する二一世紀の脅威
中国軍事力の台頭
中国軍能力の急速な向上
中国軍の核戦力と特殊戦能力
ロシア軍の復興
極東ロシア軍の近代化と潜在的脅威の再現
「統合運用」が求められる航空優勢の確保
次期戦闘機の選択——高性能だが高価なF−22
多目的性を持つF−15EX
NCWから費用対効果が高い選択を
AWACS増勢による能力と効率の増大
空中給油機とNCWにおける活用
フォース・マルチプライアーとしてのSIGINT機
必要な無人機運用上の柔軟な思考
護衛艦隊の編制改編
新型ヘリコプター護衛艦と汎用護衛艦
大型・高価になる汎用護衛艦
潜水艦の能力と数
以前は重視された掃海部隊の今後
陸上自衛隊の「着上陸侵攻対処」の現実性
日本が得意とすべき「市街戦」
島嶼防衛作戦
島嶼作戦用装備
島嶼作戦に必要な軽量野砲
島嶼における航空機と艦砲による火力支援
目標の捕捉と攻撃誘導に必要なもの


第四章 非対称型の戦いと平和維持・人道支援活動用装備


テロリストとゲリ・コマによる攻撃
即応・多用途任務に対応する中央即応集団の新設
特殊作戦群の基地
市街戦と戦車
手製爆弾対策と装輪装甲車
特殊作戦用ヘリコプターと防御装備
ゲリ・コマ対策用固定翼機とUAV
必要な衛星通信機能
特殊作戦部隊用航空機の価値
特殊部隊の輸送用にも使える救難飛行艇
不審船や国籍不明潜水艦への対処
海上自衛隊の「機動施設隊」
自衛隊の多様化する任務に適した輸送艦
各国海軍が建造する多目的艦
もっと数があってよい海洋観測艦
多目的に有用な補給艦
非常時の病院船としての砕氷艦利用
まだ有用なビーチング型揚陸艦艇
最新技術を導入すべき医療装備
空中給油機の柔軟な運用


おわりに



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著者

江畑謙介(えばた・けんすけ)
1949年、千葉県生まれ。上智大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。1983〜2001年、英国『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』誌の通信員。1995年、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)客員研究員。1999年より防衛庁防衛調達適正化会議(現、防衛省防衛調達審議会)議員。2000年より内閣官房高度情報通信社会推進本部「情報セキュリティ専門調査会(現、情報セキュリティ政策会議)」委員(現、有識者構成員)。2001年より経済産業省産業構造審議会安全保障貿易管理小委員会委員。2005年3月より拓殖大学海外事情研究所客員教授。2005年4〜9月、外務省「対外情報機能の強化に関する懇談会」委員。2005年5月より海上保安庁政策アドバイザー。2006年11月より防衛庁技術研究本部契約調整会議・調査実施計画書審議委員。
著書は、『最新・アメリカの軍事力』『情報と国家』(以上、講談社)、『21世紀の特殊部隊』(並木書房)、『日本防衛のあり方』(KKベストセラーズ)、『米軍再編』『新版:米軍再編』(以上、ビジネス社)、『2015:世界の紛争予測』(時事通信社)、『安全保障とは何か』(PHP研究所)、『情報テロ』(日経BP社)、『情報と戦争』(NTT出版)など多数ある。


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