目次


ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり


[目次] [著者紹介]


表紙




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まえがき


第1章 反ファシズム陣営の幻想

 ファシズム全体主義ヘの誤解
 新しい諸症状を分析する
 大衆心理の不思議
 背理ゆえに信ず

第2章 大衆の絶望

 マルクス社会主義はなぜ失敗したか
 ブルジョア資本主義の約束不履行
 「経済人」の破綻
 秩序を奪われ、合理を失う

第3章 魔物たちの再来

 世界大戦と大恐慌が明らかにしたもの
 魔物たちを追放せよ
 経済的自由を放棄する
 ファシズム全体主義の登場

第4章 キリスト教の失敗

 キリスト教の戦果
 知的エリートとキリスト教
 教会は無力である
 ファシズム全体主義に対峙できるか

第5章 ファシズム全体主義の奇跡│ドイツとイタリア

 ドイツ人とイタリア人の国民性
 与えられた民主主義と獲得した民主主義
 ムッソリーニとヒトラ
 ドイツのナチズムとイタリアのファシズム

第6章 ファシズム全体主義の脱経済社会

 産業社会の脱経済化という奇跡はなるか
 不平等を相殺する社会有機体説
 軍国主義による脱経済化
 ファシズム全体主義経済の実体
 深刻化する資源の輸入問題

第7章 奇跡か蜃気楼か

 戦争と平和
 聖なる戦いの末路
 反ユダヤ主義はこうして起こった
 ブルジョア資本主義の化身としてのユダヤ人
 信条ではなく組織がすべて
 社会の規範を超越した指導者原理

第8章 未来

 独ソ開戦に託された道
 独ソの利害は一致するか
 新しい秩序に基づく新しい力

付録

 付録1◆一九三九年初版へのチャーチルによる書評
 付録2◆一九三九年初版への序文
 付録3◆一九六九年版へのまえがき
 付録4◆一九九五年版へのまえがき
 付録5◆年表─あの頃の歴史(第一次世界大戦から第二次世界大戦へ)

訳者あとがき

訳注

人名索引



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著者紹介

P.F.ドラッカー(Peter F. Drucker、1909-2005)
20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。東西冷戦の終結や知識社会の到来をいち早く知らせるとともに、「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父。
著書に、『「経済人」の終わり』『企業とは何か』『現代の経営』『経営者の条件』『断絶の時代』『マネジメント』『非営利組織の経営』『ポスト資本主義社会』『明日を支配するもの』『ネクスト・ソサエティ』など多数ある。


[訳者]

上田惇生(うえだ・あつお)
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。
ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳。著書に『ドラッカー入門』がある。ドラッカー自身から最も親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)代表。


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