目次


持丸長者[戦後復興篇]

日本を動かした怪物たち


[目次] [著者紹介]


表紙




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序章 戦後の経済復興

華麗な時代の幕開け
長者に代る高額所得者・高額納税者の登場
◆戦後の長者番付登場回数(一九四七〜二〇〇四年)
長者番付に登場しない大企業・先進的企業の活躍
◆製造業の法人申告所得ランキング上位五〇社(一九五六〜一九九五年)


第一章 マッカーサー登場


鬼畜米英のアメリカ人
戦後の闇市に流れた軍需産業の隠匿物資
新政府が軍人に大金をばらまく
マッカーサーとパンティーストッキング
海外の日本人帰還に命を懸けた海員たち
雨後のタケノコ政党の誕生
七人の侍、新憲法制定に立ち上がる
財閥解体・公職追放・企業解体・財産税の鉄槌がくだる
左翼が燃えた証券民主化運動


第二章 復興を主導した平和産業


カバヤキャラメルが癌の特効薬インターフェロンを生み出す
トンボの親分オニヤンマが農地解放
笛吹童子あらわる
花札が一兆円企業を生み出す
公職追放に松下幸之助カンカンに怒る
ユア・ヒット・パレード
世界のテレビの父、浜松に生まれる
レナウン娘がワンサカワンサ


第三章 東西冷戦で地球が大混乱


東西冷戦と朝鮮特需で自動車産業が息を吹き返す
資本家と労働者が激突
国民を打ち捨てた経済政策
衝撃のドッジ・ラインでドル三六〇円〜証券取引再開
国鉄三大事件(下山事件・三鷹事件・松川事件)
サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約の締結
鉄鋼産業の復活がスタート
上下水道の普及で生活が一変


第四章 世界第二位の経済大国誕生


サントリー・ニッカのウィスキー戦争
長者たちの多彩な閨閥とイエロー週刊誌ブーム
証券市場がコンピューター時代を開く
日清食品・ロッテ・力道山・スタルヒン・金田正一・張本勲・王貞治・大鵬の活躍
息を吹き返した水軍商社
造船疑獄とあけぼの缶詰の盟約
安保騒動で北方領土を失う
オー、猛烈……憧れのマイカー時代に突入
キューバ危機・ベトナム戦争と東京オリンピック


第五章 大公害時代の苦難を乗り越える


常磐ハワイアンセンターにフラガール登場
超高層の霞が関ビルがゼネコン王国を築く
デパート・スーパー黄金時代
山一證券事件とヤミ再販事件
公害の黒い雲が広がる
廃棄物の散乱時代と水俣病
それでも大阪万博は開かれた
ニクソン・ショックと激動の日米貿易戦争
日中国交回復と沖縄返還
オイルショックの激震


第六章 日本の新しい羅針盤


低公害・省エネ技術の誕生
原子力時代と土地騰貴
大地震がやってくる
新時代を拓く
戦後の後半三十年間と新しい羅針盤


あとがき

日本史の調査についての面白い付記

系図人名INDEX



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著者

広瀬隆(ひろせ・たかし)
1943年東京生まれ。小説、ノンフィクション、医学書翻訳と幅広い分野で活躍。著書に『持丸長者[幕末・維新篇]』『持丸長者[国家狂乱篇]』『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『危険な話』『クラウゼヴィッツの暗号文』『赤い楯』『私物国家』『アメリカの経済支配者たち』『燃料電池が世界を変える』『世界金融戦争』『世界石油戦争』『一本の鎖』『日本のゆくえアジアのゆくえ』など多数。


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