人工知能
機械といかに向き合うか
人工知能
機械といかに向き合うか
書籍情報
- DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部 編訳
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2016年09月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:216
- ISBN:978-4-478-10090-5
内容紹介
『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』で品切れの人気特集に、関連論文2本を加えて書籍化!『機械との競争』エリック・ブリニョルフソン、『人工知能は人間を超えるか』松尾豊から、アナリティクス界の第一人者トーマス・ダベンポート、ヤフー安宅和人まで。世界と日本の第1人者たちによる最先端の論文集。
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目次
はじめに
第1章 オーグメンテーション:人工知能と共存する方法
トーマス・H・ダベンポート バブソン大学 特別教授
ジュリア・カービー 元『ハーバード・ビジネス・レビュー』エディター・アット・ラージ
自動化で仕事は奪われるのか
オーグメンテーションとは何か
検討すべき5つのアプローチ
なぜ経営者はオーグメンテーションを好むのか(あるいは、好むべきなのか)
レースの種目を変えて勝つ
第2章 人工知能はビジネスをどう変えるか
安宅和人 ヤフー チーフストラテジーオフィサー
歴史的変曲点をもたらす3つの変化
AIが代替する業務とは
AIと人間の棲み分け
AIが事業に与える5つの影響
AIはマネジメントの概念を変革する
新しい波に「乗らないメリット」はない
第3章 ビジネスの仮説を高速で検証する
ステファン・トムク ハーバード・ビジネス・スクール 教授
ジム・マンジィ アプライド・プレディクティブ・テクノロジーズ 創業者・会長
ビジネス実験はなぜ広まらないのか
実験の目的は明確か
関係者は実験結果を受け入れることを約束したか
実験は実行可能か
結果の信頼性をどう担保するか
実験から最大の価値を引き出せたか
従来の発想に囚われない
第4章 ディープラーニングで日本のモノづくりは復権する
松尾 豊 東京大学大学院 准教授
人工知能は三度目のブームを迎えた
機械がみずから「特徴量」をつくり出す時代の到来
ディープラーニングにおけるAIの技術発展を読む
ディープラーニングは社会に何をもたらすのか
日本のモノづくりは復権する
第5章 アリババの戦略はアルゴリズムに従う
マーティン・リーブス ボストン コンサルティング グループ シニアパートナー
曽 鳴 アリババグループ 最高戦略責任者
アミン・ベンジャラ ADP 戦略・事業開発担当バイスプレジデント
アルゴリズムを効果的に活かす
変化の激しい市場で求められる機動的な経営
自社のビジネスを再構築する力
第6章 あなたの上司がロボットに代わったら
ウォルター・フリック 『ハーバード・ビジネス・レビュー』アソシエートエディター
考える機械といかに働くのか
アルゴリズムを信用する時、信用しない時
自分に似ていると、ロボットへの信頼は高まる
ロボットが人間的になりすぎる場合もある
ロボットの同僚が好まれるのは、どのような時か
第7章 グーグルは組織をデータで変える
デイビッド・A・ガービン ハーバード・ビジネス・スクール 教授
エンジニアのためにエンジニアによって設立された企業
マネジャーに価値はあるのか
仮説を証明し、優れた行動を特定する
「8つの行動リスト」を日々体現してもらうには
結果はどの程度信頼され、実行されるか
第8章 【インタビュー】機械は我々を幸福にするのか
エリック・ブリニョルフソン マサチューセッツ工科大学 スローンスクール・オブ・マネジメント 教授
アンドリュー・マカフィー マサチューセッツ工科大学 プリンシパル・リサーチサイエンティスト
我々は「第二の機械時代」の転換点に立っている
「繁栄サイクル」の崩壊
勝者と敗者
企業の対応
著者
『Harvard Business Review』(HBR)とは
ハーバード・ビジネススクールの教育理念に基づいて、1922年、同校の機関誌として創刊された世界最古のマネジメント誌。アメリカ国内では29万人のエグゼクティブに購読され、日本、ドイツ、イタリア、フランス、BRICs諸国、南米主要国など世界60万人のビジネス・エグゼクティブやプロフェッショナルに愛読されている。
『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』(DHBR)とは
HBR誌の日本語版として、アメリカ以外では世界で最も早く、1976年に創刊。「社会を変えようとする意志を持ったリーダーのための雑誌」として、毎号HBR論文と日本オリジナルの記事を組み合わせ、時宜に合ったテーマを特集として掲載。多くの経営者やコンサルタント、若手リーダー層から支持され、またグローバル企業の企業内大学や管理職研修、ビジネススクールの教材として利用されている。