最強の成功哲学書 世界史
最強の成功哲学書 世界史
書籍情報
- 神野正史 著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2016年02月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:432
- ISBN:978-4-478-06648-5
内容紹介
ナポレオン、ハンニバル、劉備玄徳、ビスマルク、ユスティニアヌス帝etc。歴史に名を残す者たちは、なぜ偉業を達成できたのか? 5000年という歴史の中で醸成された「15の成功法則」とは? 河合塾の超有名世界史講師であり、歴史エバンジェリストとして、多くの講演をこなす神野正史が語る!
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目次
まえがき
第1章 逆境は飛躍の糧
── 不遇時代をどう過ごすか。それが未来の飛躍を決める。
01 ナポレオン・ボナパルト 1769 - 1821
革命期フランスの軍人・政治家。
裸一貫で身を起こし、フランス第一帝政の皇帝に即位する。
02 劉備 玄徳 161 - 223
後漢末、戦乱期中国の軍人・政治家。
わらじ売りから身を起こし、蜀漢の初代皇帝に即位する。
第2章 天は自ら助く者を助く
── どんな絶望にあっても諦めない。その者にのみ幸運の女神は微笑む。
03 ユスティニアヌス大帝 483 - 565
東ローマ帝国の皇帝。帝国千年におよぶ歴史の中、
唯ひとり「大帝」と呼ばれる人物。
04 東郷 平八郎 1848 - 1934
「東洋のネルソン」と呼ばれる旧日本海軍の提督。日露戦争時、
戦艦「三笠」の艦長として活躍。その死後も「神」として祀られた人物。
第3章 百戦百勝は善の善なる者に非ず
── 勝てば勝つほど敗北へと近づいてゆく。強い者ほど弱く、弱い者ほど強い。
05 韓信 c. 230 B.C. - 196 B.C.
秦末漢初、劉邦に仕えた武将。蕭何・張良と並ぶ三傑に数えられ、
蕭何に「国士無双」と絶賛された英傑。
06 ハンニバル 247B.C. - c.183 B.C.
ローマを震え上がらせたカルタゴの将軍。アルプス越え、カンナエの戦いなど、
彼の戦いぶりは現在まで語り草となっている。
第4章 戦術と戦略を見極めよ
── 目先の勝利に囚われて大略を見失ってはならない。
07 オットー・ビスマルク 1815 - 1898
永きにわたって分裂状態が続いていたドイツを統一に導いた名宰相。
明治の政治家からも尊崇を受けた傑物。
08 上杉 謙信 1530 - 1578
自らを「毘沙門天」の化身と称した、戦国時代の越後国の大名。
生涯不犯、義を重んずる無敵の「軍神」。
第5章 最大の危機こそ好機
── ピンチとチャンスは同じ形をしているもの。それをピンチと見るか、チャンスと見るか。
09 ミルティアデス c.550 B.C. - 489 B.C.
古代ギリシアにおけるアテネの将軍。
マラソンの由来ともなったマラトンの戦いで祖国を救った名将として名高い。
10 フリードリヒ大王 1712 - 1786
プロシア王国、ドイツ帝国を通じて、「大王」の名を冠する唯一の王。
四大国を敵に回した戦争に勝利する。
第6章 方針貫徹か、転換か
── 状況が変われば方針も変わる。ひとつの方針に執着してはならない。
11 昭襄王 306 B.C. - 251 B.C.
中国は戦国時代末期の秦王。のちに天下を統一する始皇帝の曾祖父。
佞臣の讒言に踊らされることが多かった。
12 フィリップ・ペタン 1856 - 1951
第一次世界大戦時、ドイツ軍の猛攻からヴェルダンを守りきったフランス救国の英雄。
しかし晩年、売国奴として死刑判決を受ける。
第7章 常勝の秘訣は戦力集中
── 水滴とて一点に集中させれば石をも穿つ。持てる力を一点に集中するのが戦いの基本となる。
13 小モルトケ 1848 - 1916
偉大なる大モルトケの甥っ子。伯父の七光りのみで出世した参謀総長。
ドイツ帝国を滅亡に導いたA級戦犯。
第8章 小出し遅出しは兵法の愚
── 押すときは一気に、退くときも一気に。しかもタイミングを逃してはならない。
14 メフメト2世 1432 - 1481
オスマン帝国の第7代皇帝。初代皇帝以来、
夢にまで見たコンスタンティノープルを陥とし、ここに帝都を構えた名君。
第9章 小さな躓きは神の助言
── 行動を起こそうと思った矢先の小さな躓き。それは「大きな失敗の兆候」である。
15 ヘラクレイオス1世 c.575 - 641
周りの国が一斉に隆盛期に入る中、黄昏の帝国を守らんと東奔西走、
八面六臂に戦った東ローマ皇帝。
第10章 囲む師は必ず闕く
── 窮鼠は猫を噛むもの。あえて敵に逃げ道を与えることが楽に勝つコツ。
16 豊臣 秀吉 1537 - 1598
戦国時代の武将。三英傑のひとり。足軽または貧農の身分から身を起こし、
人臣最高位の太閤まで昇り詰めた天下人。
第11章 押さば引け、引かば押せ
── 敵が強大であるとき、正面から戦うのは愚。勝機が来るまで堪え忍ぶことが肝要。
17 タフマースブ1世 1514 - 1576
サファヴィー朝ペルシア帝国の第2代皇帝。
父帝の死により、10歳で即位。混乱する帝国を安定に導いた名君。
18 徳川 家康 1543 - 1616
戦国時代の武将。三英傑のひとり。
信長が切り拓き、秀吉が安定させた天下を彼が掠めて、世は300年の泰平となる。
第12章 能ある鷹は爪隠せ
── 優れた才能は「諸刃の剣」である。それはときに我が身を助け、ときに我が身を亡ぼす。
19 賈詡 文和 147 - 223
後漢王朝末期から三国時代にかけて
董卓、李傕、段煨、張繍、曹操、曹丕と転々と主君を変えて活躍した名軍師。
第13章 才ある者に任せよ
── 人の上に立つ者は優秀である必要はない。優秀な者を使いこなせればよい。
20 劉邦 247 B.C. - 195 B.C.
農民出身ながら、秦王朝の崩壊後、項羽との熾烈な戦いを経て、
前漢後漢合わせ400年におよぶ泰平の世を切り拓く。
第14章 死中に活あり
── 追い詰められたときに弱気は禁物。これを払拭するためにあえて敵陣に突っ込む。
21 桜井 規矩之左右 1848 - 1912
幕末、下総国の佐倉藩士に生まれ、24歳で海軍に入隊、西南戦争にも従軍。
日清戦争では「比叡」艦長として活躍した。
22 島津 義弘 1535 - 1619
「島津に暗君なし」と謳われる中でも「勇武英略を以て傑出す」と讃えられ、
「鬼島津」の異名をとる戦国屈指の猛将。
第15章 学びて思わざれば即ち罔し
── 知識を得たことで満足する者は多い。しかし、実践の裏打ちなき知識など無意味である。
23 孫武 c.6c.B.C.
数千年を経た現在でもまったく色褪せることのない
偉大な兵法書を残した兵法の大家。
しかしその人生は謎に包まれている。
あとがき
著者
神野正史(じんの・まさふみ)
河合塾世界史講師。世界史ドットコム主宰。学びエイド鉄人講師。ネットゼミ世界史編集顧問。ブロードバンド予備校世界史講師。歴史エバンジェリスト。
1965年名古屋生まれ。既存のどんな学習法よりも「楽しくて」「最小の努力で」「絶大な効果」のある学習法の開発を永年に渡って研究し、開発。「世界史に暗記は要らない」という信念から作られた『神野式世界史教授法』は、毎年、受講生から「“歴史が見える”という感覚が開眼する!」と、絶賛と感動を巻き起こしている。
加えて、自身が運営する世界史専門のネット予備校「世界史ドットコム」は、大学受験生はもちろん、「軽快なテンポで、歴史の流れがわかる!」と小中学生、社会人からも絶大な支持を得る超人気講座に。また、「歴史エバンジェリスト」としての顔も持ち、TV出演、講演、雑誌取材、ゲーム監修なども多彩にこなす。
著書に『世界史劇場』シリーズ(ベレ出版)、『世界史に強くなる古典文学のまんが講義(全3巻)』(山川出版)、『爆笑トリビア解体聖書』(コアラブックス)などがある。
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
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